二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 〜紅色彩道〜 イナイレ小説集
- 日時: 2011/04/25 21:13
- 名前: あかっち ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
「おい!あの……俺……」
「……顔、見たくないって言ったじゃん。話しかけないで」
<歪んだ歯車〜崩れていく兄妹〜>
****************************************************
勢いで作ったこの小説……
ども!駄作者のあかっちですよ…と
あのですね、今までに作ったスレ?を少しずつ削除していくと思われます;
なんだろうね、話は出来てるのに基礎が出来てないって言うか…
それか自分のやる気が起きないだけか……
はい。それだけです。
●注意●
・原作とは程遠い作者の超妄想話
・とにかくキャラが酷い。酷すぎる
・駄作過ぎて笑えてくる駄文
以上の事が「許せない!」と言う方は、この小説を見ないことをお勧めします。
●ルール●
・パクリの人は来ないでください
・荒らしの人もです
・やたら短い文
……の方は来ないでください。
と言うか、パクリ魔さん。
こんなのパクってもどうしようも無いですから。
●小説紹介●
『そう簡単に出来るものじゃないんだよ、これって』
・*サイキック*僕達の力
超能力者になったら、貴方は何をしたい?
私はねぇ……『この力、無くしたい』かな。
>>1説明
>>2キャラ紹介
>>3プロローグ的なもの
>>4一話
>>5二話
>>6三話
>>7四話
>>8五話
『……大っ嫌い。話しかけないで』
・歪んだ歯車〜崩れていく兄妹〜
あの日からだった。
私は、貴方の事を”兄”と呼べなくなりました。
>>11プロローグ的なもの
>>12キャラ紹介
>>13一話
●予定小説●
『せっかくの命、もっと大切にしてよ!』
・自殺少年←→死病少女
どうして君はそんな簡単に命を絶とうとするの?
ねぇ、私と変わってよ……
『あははっ。早くしないと、お姫様死んじゃうよぉ!』
・時は残酷なほど、簡単に流れていくのです
H.23.4.18
- Re: *サイキック*僕達の力。イナイレ ( No.5 )
- 日時: 2011/04/20 20:50
- 名前: あかっち ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
風丸視点
ジリリリリリリリ…
「起きなさいよ一郎太!何時だと思ってるの?!」
朝から、目覚まし時計の音と、母さんの大声の二連続攻撃。
「う……ん?」
寝ぼけた頭で、時計のアラームを止める。
そして、時間を見た。
只今の時刻
『8:40』
学校到着までの予定時間
『8:35』
一時間目開始時刻
『8;50』
これを見て、俺の頭の中に、一つの文が浮かび上がった。
”ヤバイ”
「うわあああぁぁぁぁぁ?!」
一気に目が覚める。
人生最高速のスピードで支度を済ませ、家を出た。
ここから学校までは近い。
それに、俺の足はそれなりに速いから、ギリギリ遅刻せずに済むだろう……
軽く考えていた俺がバカだった。
信号は全部赤。
小学生の登校班にぶつかり、足止めを食らう。
いつも以上に運が悪いと思った。
「すいません……遅れました……」
「遅いぞ風丸!」
担任に一喝され、今日は何とも言えない最悪な一日となってしまった。
- Re: *サイキック*僕達の力。イナイレ ( No.6 )
- 日時: 2011/04/23 00:35
- 名前: あかっち ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
「珍しいよな!風丸が遅刻なんて」
「バカ。お前に言われたくないよ円堂」
休み時間。
風丸の机の周りには、二人の少年少女がいた。
一人は『円堂 守』
風丸と幼馴染の彼は、遅刻・脱走常習犯として、学校で有名。
近くにある、関係ない人の机に座ってしまっているのが心配な所だ。
もう一人は『咲乃 紅呂昴』
彼女は、特に二人と仲が良く、こうして一緒に話すことが多いのだ。
成績優秀、運動神経抜群の彼女。
一つだけ困った所は……
「ま、低レベルな円堂の頭に『遅刻すんな』って言っても無謀だろうけどね!」
毒舌&Sキャラだと言う事。
これで毎日キツイ事を言われている円堂に同情しよう。
「そうだよ、紅呂昴ちゃん!
円堂君にそんな事言ってもダメなのは、紅呂昴ちゃんだって分かってるでしょ?」
紅呂昴の後ろから現れたのは、見た目は温厚そうだが、実は腹黒い『吹雪 士郎』
紅呂昴と吹雪。
この二人が組むと世界が破壊されそうなぐらい、真っ黒だと言う。
「吹雪、言いすぎだぞ」
「まあ円堂も、その遅刻癖を直せば何も言われないんだからな」
円堂をフォローしたのは、『豪炎寺 修也』
白く、逆立った髪型が特徴的。
円堂の脱走見張り役として活躍している、いわゆる苦労人という奴だ。
どちらの立場なのか分からないような発言をしたのは『鬼道 有人』
成績優秀で、いつも学校の仕事などを任されている彼だが、
先生の目が届かなくなると一変、よく愚痴をこぼしているのだ。
そして、彼らの中で、困惑した表情を浮かべるのが、『風丸 一郎太』
唯一、このグループでの一番まともな人物と言えるだろう。
「それにしても、円堂の言う通り、どうしたんだ?風丸」
鬼道が話を元に戻す。
あ。と呟き、風丸は言った。
「それがさ……昨日は眠たいのに眠れなかったんだよ……
おまけに頭も痛かったし、どうしようも無いよなぁ……」
風丸は大きなあくびを一つし、眠そうに目をこする。
その瞬間、それを見ていた5人の目が変わった。
「か……風丸?」
「何だ、円堂……」
その後の5人の行動は素早かった。
紅呂昴は、風丸の目をこすった方の手を掴み、
他の4人は、まるで風丸を他の誰にも見せない、とでも思わせるように風丸を囲んだ。
「は?!どうしたんだ?!」
「ちょっと見せて!」
状況が掴めない風丸を無視し、紅呂昴は風丸の制服の袖を軽くまくった。
紅呂昴は風丸の手をじっと見つめ、呟いた。
「……マジか」
周りの4人も驚いたように目を見開いている。
その目線は全て、まだ紅呂昴が掴んだままの風丸の手に注がれていた。
「------?」
「……なあ風丸。昨日、何かあったか?」
頭にクエスチョンマークが浮かんでいる風丸に、円堂が話しかけた。
「はぁ?」
「例えば、何か触ったとか」
意味が分からない様子なので、吹雪がフォローを入れる。
「うーん……て、どうしてそんな事聞くんだ?」
「……気づいてないのか?」
「どうやら、そうらしい」
「ほら、これ!」
5人が驚いた理由はこれにあるようだ。
風丸の手。
細かく言えば手の甲。
そこに、黒く、アザのような不思議な模様があった。
- Re: *サイキック*僕達の力。イナイレ ( No.7 )
- 日時: 2011/04/23 00:14
- 名前: あかっち ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
紅呂昴視点
「……何これ」
どうやら、風丸は今の今まで気づかなかったらしい。
ま、遅刻して慌てて来たんだから当然とも言えば当然だけど。
風丸の手の模様は、まるで竜巻のようだった。
これは……きっと”あの”属性だ。
「”あれ”だな」
「ああ……」
豪炎寺と鬼道、二人も分かったらしい。
でも、まだ決め付けるのは早いと思う。
ならば……確かめる方法は一つだけ。
「風丸!手を握って突き出して!で、目、つぶれ!」
「はあ?」
「いいから!休み時間終わるぞ!」
風丸は不思議そうな顔をしながらも、指示に従った。
私は、自分の手の甲を触った。
すると、剣の模様が浮かび上がった。
「え…紅呂昴ちゃん、それ、やるの?」
吹雪が驚いたような声を出した。
「まだ決まった訳じゃない。……多分そうだけど。
とにかく出来る事は今やる!」
『持つ者』か確かめる方法。
それは、力と力を共鳴させる事。
もし、風丸に、本当に力があるのならば……
風丸と私の模様を重ね合わせた。
一瞬、何が起きたか分からなかった。
やっと動き出した頭で考えると……
”風丸の手から、強風が吹き出た”
すなわち、共鳴したという事。
でも、それは本当に一瞬の事で、他の奴らが気づいた様子は無い。
……周りにいた、4人を除いて。
「「「「「…………」」」」」
「おーい。もう開けて良いか?」
待ちくたびれたのか、風丸が話し始めた。
「…………」
「おーい!紅呂昴!」
「……あ、ゴメン。もう良いよ」
風丸は、目を開けて行き成り、難しい顔をした私達を見たもんだから、目をパチパチさせていた。
「あのー……?どうしたんだ?何かあったのか?」
風丸本人は気づかなかったらしい。
とにかく、確認作業だ。
私は風丸の顔ギリギリまで近づいて言った。
「ねぇ、昨日、何か拾ったりした?」
- Re: *サイキック*僕達の力。イナイレ ( No.8 )
- 日時: 2011/04/23 11:16
- 名前: あかっち ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
風丸視点
「ねぇ、昨日、何か拾ったりした?」
紅呂昴はとても真剣な顔つきだった。
……て、顔近い!!
「ま、待てっ!紅呂昴!ちょっと離れろ!」
「ん?あ、ゴメンゴメン」
相手は何も思っていないようだ。
俺、絶対顔赤いよな……
……何か他の皆から黒いオーラが漂っているのは気のせいかな?
「んで?昨日何か拾った?」
「拾った、かぁ……」
あえて黒いオーラを無視し、紅呂昴の質問に答える。
昨日……何かあったっけ。
「あったと言えば……あるけど」
「本当?!教えて!」
俺が昨日の事を言おうと思った時。
「授業始めるぞー。席付け!」
「っち……あのクソ教師め。いい所に入ってきやがった」
担任が入ってきて、話は中断された。
てか、怖いですよ鬼道。
「はぁ……じゃ、また後でね」
そこで俺達は解散となった。
手を小さく振りながら自分の席に戻る紅呂昴に、
俺はひそかに『カッコいい』と、思っていたのかもしれない。
- Re: *サイキック*僕達の力。イナイレ ( No.9 )
- 日時: 2011/04/23 22:26
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
あかっち
面白い小説だね☆
夜桜は早速ハマっちゃったよ。
風丸…鈍感だ。触ったら熱い石が道端に落ちているはずないだろ?
でもこの鈍感さは面白い。
今回は茜ちゃんじゃないんだ…
また来るよ〜