二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【毛探偵】君と過ごす新しい日常。【夢注意】
- 日時: 2011/07/28 04:19
- 名前: あいな ◆vMllyNSxcs (ID: mNBn7X7Y)
どもども・Ω・*)
お久しぶりです、いつもは絵板にいる人です。
いい加減「物語を終わらせる力」をつけたいなと思ったので、本館の方へお邪魔させていただきました。
*
今回の要素はキューティクル探偵因幡(=毛探偵)+長編(中編?)+夢です。
・毛探偵って何?
・夢って何?
・オリキャラ(笑)
な人は戻るボタンをクリック願います。
大丈夫な人だけどうぞ。
どうでもいいですが、月末更新を目標にしています。
*
目次
>>1 夢主設定(少)
>>2 はじまりのおはなし(プロローグ)
>>5 いち:ささいな
>>6 に:しらない
>>8 さん:つまりは
>>9 よん:まいにち
- Re: 毛探偵で夢を書くよ! ( No.3 )
- 日時: 2011/04/24 19:17
- 名前: 574 (ID: uOaFJYbm)
はじめまして!!574と申します。私が書いている『めだかボックスに、トリップ!!』と言う小説を書いています。それと、毛探偵ってキューティクル探偵因幡の事ですか?もし違っていたら、私が書いている小説にコメントよろしくお願いします。最後に、毛探偵は大好きなので、これから頑張ってください。(^v^)/
- Re: 毛探偵で夢を書くよ! ( No.4 )
- 日時: 2011/04/24 22:30
- 名前: あいな ◆vMllyNSxcs (ID: mNBn7X7Y)
>>3 574さん
はじめまして´Ω`*)
すみませんめだかボックス知らないんですorz←
そうですそうですーがんばれる限りがんばります・Ω・´*)
レスありでした!
- いち:ささいな ( No.5 )
- 日時: 2011/04/26 23:04
- 名前: あいな ◆vMllyNSxcs (ID: mNBn7X7Y)
始まりは、些細なことだった。
誰も気づかないような、教室の喧騒の中で、君に声をかける。
「ゆーちゃん、もう帰るの?」
佐々木優太。
同じクラスの男の子。
女子校に通う、男の子だ。
「あ、耶麻音ちゃん。ごめんね、今日は先生に早く来るように言われてて」
「え、先生?」
「あれ、言ってなかったっけ?」
彼は不思議そうな顔で言う。
先生って、学校の先生だろうか。
「じゃあ、一緒に来る?」
「…、え?」
「予定、ないよね?」
「う、うん」
そういうと、彼は私の手を引いて、教室から出て行った。
「先生は、元警察犬で、今は探偵事務所をやっているんだよ」
「そうなんだ…すごいね」
笑いながら話す彼に、曖昧な返事をする。
彼とは結構仲がいいつもりだったのに、私が知らないことなんてたくさんあるんだ。
そう思うと少し、悲しくなった。
「…耶麻音ちゃん?」
「え、ああ、ごめん、何?」
「ここだよ、先生の探偵事務所は」
彼が私の手を離す。
顔を上げると目の前には、狸の置物や、よくわからない張り紙があった。
「……」
地毛以外立ち入り禁止。
張り紙にはこう書かれていた。
「あ、先生は毛フェチだから、気をつけてね」
「毛フェチ…?」
「耶麻音ちゃんの髪きれいだし」
「———え?」
彼はそういって、ドアを開ける。
一方私は、急にほめられて、忠告はすぐに頭の中から消えてしまった。
この単純さを、数瞬後に後悔することになるとも知らずに。
- に:しらない ( No.6 )
- 日時: 2011/05/28 14:42
- 名前: あいな ◆vMllyNSxcs (ID: mNBn7X7Y)
ドアを開けた先には、私の知らない世界があった。
「先生、お客さんです」
「お、優太」
赤い髪の男の人。
先生と呼ばれたその人の見た目は、赤髪に首輪。
「めずらしいな、人見知りのお前が客を連れてく、…」
「?」
「…優太優太」
私を見るとその人は、私の隣にいたゆーちゃんに声をかける。
「はい、どうしました先生?」
そして、驚かずにはいられない質問を口にする。
「この子は女の子だよな?」
「やだなぁ、どうやったら男に見えるんですか先生?」
「だよなー」
「女装してる君が言えるセリフじゃないよね!?」
奥から、突然一人の男の子がツッコミと共にやってきた。
いろいろなことのせいで動けなくなっている私を置いたまま、会話は進んでいく。
「…あ、あの…?」
「あ、ごめんね耶麻音ちゃん、こちらが先生。向こうのツッコミしかできないネコバカが圭くんだよ」
「ひどい言われようだね俺!!」
ゆーちゃんからあったのはそんな紹介だけで、当然理解は追いつかない。
それでも時は私を置き去りにして進んでいく。
「耶麻音ちゃん、因幡探偵事務所にようこそ」
ゆーちゃんの笑顔とそんな言葉に、私は何かを思ったのかもしれない。
けれどもう、そんなことを考える余裕すらなかった。
「…え?」
今はまだ気づかないこと。
ここから、私の“新しい日常”が始まっていく。
- さん:つまりは ( No.8 )
- 日時: 2011/07/28 04:14
- 名前: あいな ◆vMllyNSxcs (ID: mNBn7X7Y)
「いや、だから私は…」
「だーめ。耶麻音ちゃんも働くの」
何度同じようなやりとりを繰り返しただろうか。
何故か、ゆーちゃんは私をここでバイトさせたいらしい。
「でも、」
「あーもー、なんでわかってくれないの?」
「え?」
そういうと、突然近づいてきて。
「つまり、僕が耶麻音ちゃんと放課後も話したいの」
何かと思えば、そんな耳打ち。
少しドキッとしながらも、少し考えてみる。
「…あの、因幡さん」
「ん? どーした?」
「私でも、助手のお仕事って…できますか?」
そもそも、私は探偵っていうのがどういうものかあまりわからない。
それなのに、急にその助手のバイトなんて、無理に決まっていた。
私が頑なにゆーちゃんの提案を拒んでいた理由のひとつ。
「あー…できるんじゃないか?」
「え…本当、ですか?」
「まあ、できないこととかは、優太や圭にやってもらうでもいいし」
そう。
もうひとつの理由は、男の人しかいないことだった。
しかも、同い年から年上。
正直に言うと…年上は、苦手だった。
「そうだな、お前…耶麻音だっけ?」
「はい」
「髪質も良さそうだし、迷ってるんだったら、数日の間、遊びに来いよ」
遊びに。
しかも、数日って。
そんな何日も人の仕事場に遊びに来た挙句、無理ですなんて言えるわけない。
というわけで、バイトがほぼ決定したわけです。