二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【ポケモン】光旅
日時: 2011/07/26 22:19
名前: そらはね。 (ID: HWi2eFEJ)
参照: ひかりのたび。

*はじめに。
・これはポケモン小説です。
・第1〜第4世代までのポケモンが登場します(オリジナルポケ無)
・地方、トレーナー、設定等はオリジナルです。
・ギャグが7割くらいで出来てます
・他地方のトレーナー、伝説ポケモン出演有。

あくまで一つの二次創作だと思ってください(´・ω・`)


*ご挨拶
 はじめまして……ではないかもしれません、そらはね。です
 以前この掲示板で長いこと小説書いてました。知っている人はもういないと思いますが……
 受験という時期にも関わらずポケモン熱が戻ってきたので書こうと思います(´・ω・`)
 ポケモンは赤や金以外殆どやった(と思う)のですがまぁ知識は浅いです……(´・ω・`)
 下手な所もあるかもしれませんが、よろしくお願いします!


*目次

「プロローグ」 >>1

第1章 
 第1話「旅の始まりは」 >>2



Page:1



Re: 【ポケモン】光旅 ( No.1 )
日時: 2011/07/26 16:14
名前: そらはね。 (ID: HWi2eFEJ)
参照: ひかりのたび。

「プロローグ」


 とある静かな小さい街……「ライトタウン」。雲ひとつない空に浮かぶ太陽は、その街を名前の通りに日光で輝かせている。
 野生ポケモン達も活発に活動し、夜のホーホー達は何処かへ消え、昼のポッポ達が鳴く。

 そんな中で、このライトタウンに新しく旅立とうとしている一人の少女がいた……。


「フンフフ〜ン〜♪」

 鼻歌を歌いながらウキウキな気分でリュックに荷物を詰めて行く長髪の黒髪少女。彼女こそ、これから旅に出る少女「レイス」だ。
 11歳になった彼女は自分もポケモンを持って旅に出たい、という気持ちが強くなった。両親もポケモンが一緒なら大丈夫だ、と娘を旅に出すことを許した。
 そして、ライトタウンにはポケモン博士がいる。旅に出ることを話すと、レイスにポケモンをくれるらしく、レイスもドキドキしていた。

「あとはポケモンを貰うだけ、かぁ……」

 自分がポケモンと旅に出て、戦って、チャンピオンになって……という妄想でレイスは気味が悪いほどにやけていた。
 と、そこへレイスの母が部屋へやってきた。部屋に入ると娘がにやけているから母もちょっとぞっとした。

「何にやけてんのよ。もうすぐ約束の時間よ?」
「うへへへ……へ? ゲッ」

 にやけながら部屋の時計を見ると、そんな時間になっていてすぐにレイスの顔は青ざめた。
 すぐにリュックを背負うと、走って玄関まで行く。急いで新しい靴を取り出し、紐を結んで準備完了。

「……生きて帰ってきなさいよ」
「やだもう、そんな不吉なこと言わないでよ☆」

 レイスは母の言葉をギャグっぽい感じで否定した。一応、母だって娘が無事に帰ってこれなかったら……と思うと、心配になる。それは当然のことだろうが。
 行ってきます、というと、ゆっくり玄関の扉を開け、走って研究所に向かった。


 これが、旅の始まり。

Re: 【ポケモン】光旅 ( No.2 )
日時: 2011/08/04 07:49
名前: そらはね。 (ID: nNH22Zc.)

第1話 旅の始まりは


 太陽が明るく照らすライトタウン。レイスは、全力疾走で北の方角にある研究所へと向かっていた。
 息を切らしながら、しかしその足を止めることもなく、レイスは研究所へたどり着くと、一度扉の前で静止して、呼吸のリズムを戻そうとする。
 緊張しつつ、研究所の扉の取っ手に手を伸ばそうとしたが、そこで誰かの人影がレイスには見えた。慌てて振り返ると、見ず知らずの少年が立っていた。
 身長は小さいものの、その顔はどこか大人びていた。髪はちょっと長めの茶髪で、綺麗な蒼い瞳をしていた。
 しばらくレイスはその少年にみとれていたが、気がつくとレイスはその少年に突き飛ばされて、少年は研究所の中へ入って行ってた。

「……なんなの……?」

 今の少年に少し怒りを覚えつつ、レイスは研究所の中に入っていった。

「あ、レイスちゃんも来たわね」
「こんにちは、サクラ博士」

 サクラ博士はそういうと、「少し待ってて」と言って研究所の奥へ行った。辺りを見渡すと、さっきの少年が立っていた。
 なぜ少年がいるのかレイスには分からなかった。じっと少年を見てると、少年は綺麗な蒼い瞳でレイスのことを睨んできた。

「っ…………」

 レイスは目線をそらした。すると、サクラ博士が色々な物を持って研究所の奥から出てきた。

「お待たせ、二人とも」
「……サクラ博士、この人誰なんです?」

 そう言ったのは少年。少年は指をレイスに向けながら博士にそう言う。

「ああ、ヒソク君には言ってなかったわね。レイスちゃんと言って、ヒソク君と同い年の子よ」

 ヒソク、という少年はレイスの方を見ると興味のなさそうな顔で「そうなんですか」と言う。流石のレイスもカチンと来たが、まぁいいだろうとその場を流した。
 サクラ博士は、二人に赤い箱のようなものとモンスターボールを渡した。赤い箱のようなものは二人もよく知っている、ポケモン図鑑だ。

「ポケモン図鑑、それと……“イーブイ”よ」
「イーブイ……あの進化ポケモンの……?」

 イーブイというポケモンは、現在では7種類のタイプに進化すると言われているポケモン。二人もそのことは知っていた。
 二人は博士に「ありがとうございます」と礼を言った。

「あと、これも渡しておかなきゃね」

 サクラ博士はそういうと、何かのケースみたいなものを二人に渡した。ヒソクには蒼いケースを、レイスには紅いのを渡した。
 二人は不思議そうな顔でケースを見つめる。するとサクラ博士が説明した。

「これはバッジケースよ。各地には8つのジムがあって、そのジムのリーダーを倒せばバッジが貰えるの」

 そしてそのバッジを8つ集めたものはポケモンリーグに進む資格がある、とサクラ博士は付け足した。
 ポケモンリーグのことも、二人はよく知っていた。ヒソクはその事を聞くと表情が真剣になったことから、恐らくポケモンリーグを目指すのだろう。
 一方のレイスは、ポケモンリーグを目指すことまでは考えてなかった。


 二人は研究所を出て、すぐにモンスターボールからイーブイを出した。
 そのイーブイは、きゅるんとした瞳にふさふさの毛をしていて、とてもかわいらしいポケモンだった。

「うわぁ……可愛い……!」

 あまりの可愛さに、レイスはイーブイを抱きかかえる。イーブイも少し嬉しそうにしている。
 一方のヒソクは、イーブイをボールから出すと、早速街の外に出ようとした。

「ヒソク! ……だっけ」
「………………?」

 しかし、レイスはヒソクを引きとめた。なぜなら、どうしてもやりたいことがあったからだ。
 すぅ、と息を吸って、レイスはモンスターボールをヒソクに向けて言った。

「ポケモンバトル、やってみない!?」


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