二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

テイルズオブジアビス 受け継がれる思い
日時: 2011/12/07 17:01
名前: リラ (ID: BDgtd/v4)

こんにちわ!!
今回はルークたちが世界を救って数十年後設定のお話で、少々アビスの最後とは違う設定があります。
主人公紹介です。

主なパーティメンバー

名前:ネフライト・グランツ
年齢:13歳
性別:女
特徴:ユリアシティに住む赤髪の短髪に緑色の瞳の少女
   ティアの娘で、実力は折り紙つき。
   父親の存在を知らずに気になっており、どうして死んだのか気になっている。
   クラスは剣士で第七音素の使い手、譜術は練習中
   生まれた意味を知るために、旅に出たのはいいが…?



名前:デマントイド・K(キムラスカ)・ランバルディア
年齢:14歳
性別:男
特徴:キムラスカ王国の王子で、金髪に緑色の瞳をした少年
   アッシュとナタリアの息子で、素早さだけはパーティ内一
   よく城を脱走し、幼なじみのネフライトに会いに言っては両親に呆れられている。
   クラスは音律士で第七音譜術士、しかし何故かユリアの血族しか使えないハズの譜術を使える。
   ネフライトの旅に同行しているが、王子と言う身分であったためか不慣れな事が多い。

エピドート>>13


序章—始まりの音素と目覚め—>>1-5
第一章—大騒動・水の都と死霊使いの恐怖—>>6-13
第二章—職人の街での再会と仲間—>>14-

Page:1 2 3 4 5



Re: テイルズオブジアビス 受け継がれる思い ( No.1 )
日時: 2011/07/29 20:05
名前: リラ (ID: I69Bg0jY)

序章—始まりの音素と目覚め—


そこは、とても穏やかで緑が茂る場所だった。
しかし、今は魔物がウヨウヨしておりそんな所だったとは思えないぐらいな状況だった。
そこでは短髪の赤髪の青年が倒れており、長い茶髪の女性が必死に癒しの譜術を使い金髪の青年が見守っている。

『うぐ…ッ』

『ルークしゃべらないでッ!!じっとして…!!』

『そうだ!!お前はティアを残して逝く気かッ!!?』

短髪の赤髪の青年はルークと言うらしく、茶髪の女性—ティアは必死に涙目になりながら色々な譜術を試しているが全く効き目が無い。
そして金髪の青年が怒鳴ると、更に仲間たちが集まる。

『オイ劣化レプリカッ!!ここまま死ぬなんて俺は許さねぇぞ!!?』

『そうですわ!!諦めないで!!!』

剣を持ちながら短髪の赤髪の青年にそう叫ぶのは、彼によく似た長い赤髪の青年と礼儀正しい金髪の女性
だがそんな仲間たちに、短髪の赤髪の青年は微笑み

『ティア…俺たちの希望を…『アイツ』を頼むな…』

『ルーク…ッ!!?』

『…嘘だろ、オイ…』

そう言うと、短髪の赤髪の青年は静かに目を閉じ動かなくなった。
これには金髪の青年も信じられないという顔をするが、今まで黙っていた一番背がでかい長い茶髪の青年…と言えるのだろうか軍服を着た人が駆け寄り

『…ダメです、彼の音素が乖離している』

『…屑が——————ッ!!!』

『嫌ァァァァァ——————ッ!!!!!』

一つの命が消えた事を告げると、長い赤髪の青年が何時もの口調である言葉で叫び茶髪の女性も悲痛な声を上げる。

—そんな事件から、数十年が立った—

「今日も魔界(クリフォト)に咲く唯一の花は、綺麗だねアビス♪」

「みゅみゅ〜!!!」

魔界—と呼ばれる薄暗い街では、この街では目立つ赤髪の少女ととても小さなチーグルがいた。
赤髪の少女の緑の瞳はかつて世界を救った勇者と同じ色をしており、強い意志を感じられた。
だって今日は、母にも内緒にしている旅立ちの日だから

「セレニアの花もしばらくは見れないね」

「みゅ〜みゅ〜!!!」

そして今朝からずっと見ていた魔界に唯一咲く花—セレニアの花を見つめながらそう哀しそうに呟くと、何処からか足音が聞こえてきた。

『ネーフーラーイートォォォォォォ!!!!!』

「きゃあ!!?」

その声はまるでエコーのように響き渡ってきて、その姿にネフライトと呼ばれる少女は驚く。
思わず反射条件で避けると、叫び声の主は壁に激突し撃沈した。

「はぁ…デマントイド、相変わらず素早いわね」

「当たり前だろ!!今朝から全速力で家を飛び出してきたんだから!!」

衝突した金髪の少年にそう言うと、自分と同じ緑色の瞳が自分を見つめながらそう言った。

Re: テイルズオブジアビス 受け継がれる思い ( No.2 )
日時: 2011/09/12 21:02
名前: リラ (ID: I69Bg0jY)

「へぇー今朝…から?」

「おうよ、ちょっとユリアシティは遠いから苦労したぜ!!」

「いや苦労ってレベルじゃ無いから!!?アンタバチカルからここまでどれだけ距離あると思ってるのよ!!?」

そんな幼なじみに呆れながらもため息をはくと、ネフライトは重要な事に気が着いた。
何とこのバカはキムラスカ王国からこの魔界まで、一日もせず走って来たと言う事だ。
絶対アッシュ伯父さんとナタリア伯母さん、探し始めているだろうな…
そんな事を考えていると、長い茶髪の女性が歩いてきた。

「ネフライト何なのこの騒ぎは…って、デマントイド王子!!?」

「ティアさん、こんにちわ♪」

「…ティア母さん(汗」

そしてデマントイドの姿を見るとどうしてここにと言わんばかりの顔をし驚愕する。
ネフライトの母—世界を救った勇者の一人、ティア・グランツにデマントイドが挨拶するとネフライトは母の名を呼び再びため息をはいた。
実はこの男、さっきからバカだの言われているがれっきとしたキムラスカ王国の王子であるデマントイド・キムラスカ・ランバルディアである。
ティアの事を母と呼んだ赤髪の少女は勇者の娘—ネフライト・グランツであった。

「こんなところまで来ていたのね!!アッシュとナタリアが探しているわよ?」

「ゲッ…見つかったら俺、秘奥義・絞牙鳴衝斬とアストラル・レインの刑じゃん!!!(滝汗」

「自業自得じゃない(汗」

そんな彼に、ティアが両親であるアッシュ・フォン・ファブレとナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディアが探していると言う事を教えると冷や汗をかく。
何せ父親であるアッシュは、特に厳しく自分とネフライトに対して過保護であるからだ。
もし今見つかって連れ戻されなんかしたら『今回の計画』が台無しだし、殺されるという特典付きだ。

「親父に捕まってなんかられっか!!ネフライト予定より早いけどやるぞ!!!」

「え、ちょ…!!」

「デマントイド王子!!?」

そんな事を考えると、計画を早めるしかないと判断したのかいきなりデマントイドはネフライトに杖を振り下ろす。
このいきなりな行動にティアが驚くが、ネフライトも幼少時代から剣士として修行はしていたので自分の武器—『魔剣ネビリム』で防御すると

「え…?」

「うしっ、予想通りだ!!」

するとネフライトの剣とデマントイドの杖が反応したかと思ったら、二人は光に包まれ消える。
それから数分後、呆然と見ていたティアは正気を取り戻すと

「擬似超振動…!!?あの子まで第七音素の使い手だったなんて…!!」

自分と『彼』の子供だから可能性はあると思ってはいたが、予想が現実になってしまった事にティアは頭を抱えアッシュたちにどう説明すればと思ったらしい。


Page:1 2 3 4 5



この掲示板は過去ログ化されています。