二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

【銀魂】真選組女中ですけど。【大事なお知らせ】
日時: 2012/06/30 12:16
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: JzqNbpzc)

    何処ぞのガキが作った落とし穴。

 それに気付かず呆気なくハマってしまった私。

 浮遊感に酔う。何処まで落ちていくのだろう。

終わりは一向に見えようとしなくて、私は目を瞑った。


 ***

  8/7開設!(多分)

 ・真選組メインのトリップ物
 ・原作(アニメオリジナル含)沿い(時々主オリ)
 ・主人公はオリキャラ
 ・全体的にgdgd。
 ・下ネタちょこちょこ、
 ・原作沿いでも変えてるところもあります。

 ***

◆キャラ紹介
 楠木鈴/楠木霞/鈴虎
 [>>04]

 ***

◆真選組女中ですけど。
 001〜100
 [>>450]
 101〜
 [>>650]

 ***

◆3年Z組生徒ですけど。
 01〜
 [>>]

 ***

◆短編

【誕生記念短編】
 優しすぎる貴方へ-近藤勲[>>248-249]
 とびきりの依頼を-坂田銀時[>>324-325*>>327]
 ハナコトバ-楠木鈴[>>540]
 我らが副長誕生日-土方十四郎[>>672] 

【季節ネタ】
 2011こたつぬくぬく座談会(たぶん忘年会)[>>467]
 新春*2012初詣[>>474]
 バレンタイン特別篇[>>556]

【昔話パロ・浦島太郎】
 ※性☆転☆換注意
 01[>>546] 02[>>550]
 03[>>555] 04[>>562]

【かすみちゃんの鬼兵隊日記】
 01[>>596]

【おふざけ】
 銀魂高校3年Z組〜ドキドキ☆スクールライフ〜[>>512]

 ***  

◆企画

【真選組女中ですけど。すぺしゃる企画第一段(`ω´)】
“お客様キャラ化企画!”
 キャラ名[>>95]

 1日目[>>107] 2日目[>>115]
 3日目[>>123] 4日目[>>127]

【鈴の一問一答!】
  [>>244]
質問を下さった皆さん
ありがとうございました!

 ***

◆頂き物

*夏茱萸様
∟[>>118]楠木鈴
∟[>>198]楠木鈴(メイド服)

*友梨様
∟[>>179]1話挿絵
∟[>>192]2話挿絵

ありがとうございます(´`*)

 ***

◆お客様

うに様/夜桜様/友梨様/鏡音リン様/秋桜様/
ミロカロス13様/茉莉様/夏茱萸様/のの様
桃々花様/晴樹様/カンナ様/李逗様/桜舞姫様
緋乃様/由莉様/mk様/ソルト様/黄菖蒲様
瑠々様/北大路様/サリー様/ルンル様

【コメントありがとうございます!】

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139



Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【3Z始めました】 ( No.651 )
日時: 2012/04/21 14:59
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: JzqNbpzc)


とある日の、深夜の屯所。
ほとんどの部屋の灯りが消えているにも関わらず、ただ一つだけ明るい部屋があった。

——副長室だ。

鈴はその部屋の襖に手をかけ、スッと開ける。


「…眠レナイデス」


150)眠れないのに布団に入っている時間はもったいない


「うおァァァァァ!!!」

土方さんはそう叫び大きく飛び跳ね、尻餅をつく。

「やだな土方さん。んな大袈裟すぎでしょー」
「いや、鏡見てみろ。隈ある上に瞳孔開いてんぞ」
「知ってます。眠れなさすぎて瞳孔開いちゃいました」
「どんな現象!?」

ていうか貴方は常に開いてるでしょーが、土方さん。


「つーかこんな時間に何の用だよ、お前は」

ふう、と左手のタバコの煙を吐きながら、
右手に筆を持ち机に向かう土方さん。

「つーかこんな時間までお仕事ですか、お前は」
「てめッ今なんつった! お前って言っただろ!」
「言ってませーん。いやぁ何ていうか眠れないんですよ」
「だからって何で此処にくる必要がある」

他に誰か起きてるかなーって屯所内ふらついても、やっぱり皆寝ちゃってて。
そこで見つけたのが電気のついた部屋。

偶然それが、

「副長室だったってわけですよ!」
「帰れ。そして寝ろ」

即答ですか。マジですか。
いやでも戻っても眠れないんだもん!

「あ、お仕事手伝いましょうか! それかお茶くんできましょうか!」
「てめーに書類処分なんざ出きるわけねェだろ。茶もいらねートイレ行きたくなるから。帰れ」
「嫌だ」
「いいから帰れつってんだよォォ!! お願い帰って、300円あげるから!!」
「300円で私の安眠が約束されるというのであればその願い聞き入れよう」
「お前死ねもう!」

そうだな、死んで一生眠るっていうのも悪くないかな。それほどに眠りたいんです私は。
でも無理だから何か仕事して疲れて眠れたらいいと思って。

しぶとい私に土方さんは痺れを切らし、大きく溜め息を吐いて筆を置いた。

「分かった。俺はもう寝ることにする」
「え」
「というわけでお前も部屋に戻れ」

言われるがままに背中を押されて、副長室を追い出される。

「ちょっ私眠れないんですよう! 何とかしてくださいよう!」
「じゃあ中庭でミントンでもしてろ」

——ピシャッ(襖を閉められた音)


………。

何だよ、何なんだよ薄情者。
睡眠意欲を沸かせてほしいだけなのによォ!

「お前がもっと死ねマヨラー」

ぼそ、と閉められた副長室に向かって呟く。
まだ灯りはついている。布団でも敷いているのだろう。

…しゃあねぇ、ミントンで運動して疲れるか!
確かザキさんに貰った可愛いラケットが部屋にあるはず。

自室へ取りにいくため、縁側を歩く。

5mくらい歩くと、なにやら声が聞こえてきた。

「……ひ…………ね………んで…」

中庭からだ。暗闇で何処に誰がいるのは分からない。
こういうのは気になって調べたくなるタイプなので、私は中庭に出て声のする方へ歩いてみた。

「…誰か、いるんですかー…?」
「………かた、……死……くれ」

……あれ、何か聞き覚えのある声が…。
あの木の陰だ。
そろりそろり近づき、影にいる人物を覗き込んだ。


「土方死ねェ…死んでくれよ土方ァ……」




















「……はぁ、電気つけてっと鈴が来るし、消したら仕事できねーし。…まぁいいか、ほとんど終わりに近ェ……寝るか」

電気を消し、布団に仰向けになって目を閉じた瞬間。

「ぎゃあああああああああッッッ!!!」



何なんだよ、コイツはマジで。
俺なんか悪いことした?

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【3Z始めました】 ( No.652 )
日時: 2012/04/21 20:57
名前: 黄菖蒲 (ID: H5HzCtSe)

何か九ちゃん鈴ちゃんと仲良くなれそう・・・とか思うのは私だけだろうか。←

「眠れない夜」の話キターアァァァ!!
うわあ!凄い好きなんだこの話ッ!いちかちゃんありがとーー!

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【3Z始めました】 ( No.653 )
日時: 2012/04/22 09:31
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: JzqNbpzc)

>黄菖蒲
鈴「仲良く…なれたらいいなあ」←
九ちゃんはちょっと難易度が高そう((

面白いよねあの話!
神楽ちゃんが銀さんの布団の上を高速ごろごろするのが特n(ry
お礼いわれちった//← どういたしまして!(

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【3Z始めました】 ( No.654 )
日時: 2012/04/22 11:05
名前: ルンル (ID: bhOvtj9N)

ども!ルンルです!!

わたしもこの話大好きのうちのひとつなんですよ!!
うれしす><!!


ていうか沖田さん・・・この儀式、前にもみたことあるよーな・・・?

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【3Z始めました】 ( No.655 )
日時: 2012/04/22 11:48
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: JzqNbpzc)



「ぎゃあああああああああッッッ!!!」


ドドドドドッ(来た道を戻る音)

バシンッ(副長室の襖を思い切り開ける音)

ドドドッ(真っ暗な副長室に駆け込む音)

キンッ(ナニかを踏んだ音)


「※☆@%——ッ!!!!」(土方の声にならない叫び)



151)眠れないときは羊を数えろって言うけど何で羊なの



「ぐへッ」

何かに躓き、べしゃりと畳の上にこける。
いってー…つーか真っ暗だよ。寝るの早いよ土方さん。
あれ、てか私に何に躓いたんだろう。躓いたっていうか踏んだ感じだったんだけど……

軽く首を傾げて考えていると、部屋が明るくなり眩しくて目を瞑った。

「てんめッ…何してくれてんだコラァァ!!」

目を開くと、布団から出て股間を押さえる土方さんの姿が。
あら…もしかしてわたくし…

「土方さんの大切なナニかを踏んで……」
「うるせェ!!」
「すみませんすみません。真っ暗でナニも見えなくて」
「オイ、それ何か変換ミスしてない?」

はい? ナニが?

…はっ、そんなことより!!


「さっき中庭でッ……」
「やっぱりここにいた。何やってんでィこんな夜中に」

先ほど中庭であった出来事を話そうとしたとき、
白装束を着た沖田さんが開きっぱなしだった副長室に入ってきた。

「総悟、てめーも起きてたのか。つーか何だその格好。もしかしてお前また…」
「この時間帯が一番効果があるらしいんでィ」
「ンなこと聞いてねーよ!」


 ***


——2:00


「……で、何なんだお前らは。何でこんな時間まで起きてんだ」
「眠れないからです」
「俺も鈴と同じでさァ。それと、土方さんを呪うために。
 土方さんのためだけにこんな時間まで起きてるんですぜ、感謝しろ死ね」
「総悟ォォ!! 外に出ろォォォ!!」

枕元に置いてあった刀を手にとり、中庭に出ようとする土方さんを止める。


「……じゃあ、何で眠れないんだお前らは」
「「……」」
「他の奴らはちゃんと寝れてるだろ。仕事したから」
「何ですかその私たちは仕事してないみたいな言い方!」
「酷すぎるぜ土方コノヤロー」
「じゃあ疲れてぐっすり眠れるはずだ」
「「……」」

…うん、眠れるわけないんですよね。
疲れてないし。あんま仕事してなかったし。

……大分昼寝したし。



(今日あったかいですねー)
(そうだねィ)
(眠くなっちゃいますねー)
(そうだねィ)
(……)
(……)
(……グー…)
(…クカー…)


3時間後。


(沖田隊長、鈴ちゃん。起きてください)
(…ん、ザキさん)
(副長に見つかったら怒られるよ)
(うるせーザキ、黙ってろィ)




………。

うん。眠れないよ。



Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139



この掲示板は過去ログ化されています。