二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 暗い森のサーカス 【ボカロ自己解釈集】
- 日時: 2011/08/14 09:58
- 名前: 狂音 ◆jovT/9DNGM (ID: hdsE90P5)
何回目でしょうか。ボカロ自己解釈集を作るのは
いつも2個目で挫折していた狂音がまた作ります
まぁ、とりあえずですね
注意事項は分かってると思うのですよ
ネチケット分からない人は学びなおしてきてくださいね
今回は 【暗い森のサーカス】!
うん、名曲ですねマチゲリータ様の
次の予定曲は 【リンネ】 です
ハチ様の名曲ですね。ヤマイさんやGeroりんも歌っていますね
予定が変わるパーセンターは 65 です
では、楽しんでいってください
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- Re: 暗い森のサーカス 【ボカロ自己解釈集】 ( No.1 )
- 日時: 2011/08/14 10:10
- 名前: 狂音 ◆jovT/9DNGM (ID: hdsE90P5)
さぁさ、お立会い----!
その声を奏でる不気味な快楽人形----いや、人
その二つ頭を一つの体に委ねて、くすくすくすり
これまた不気味な招待状と風船を少女に渡してくる
ああ、興味を持ってしまったかい?
このおぞましい子供に
あの、暗く、深い森に存在するサーカスに!
見たい奴だけ寄っといで
とでも言うようにくすくす笑いながらその身体を前に進ませる幼子
少女は貰った漆黒の風船を手に持ちながら幼子についていった
----見たい奴だけ寄っといで。楽しいよ?
- Re: 暗い森のサーカス 【ボカロ自己解釈集】 ( No.2 )
- 日時: 2011/08/15 10:32
- 名前: 狂音 ◆jovT/9DNGM (ID: hdsE90P5)
その幼子はまるで場所を示すかのようにわざと大きな笑い声を上げて走っている
くすくすくすっ……
くすくすくすっ………
その声は森の奥に行くと共にどんどん大きくなっていく
怖ろしく、残酷でおぞましい幼子がピタリ
その笑い声を止めたのだった
そして、スゥ--------………
と消えた。
何事かと少女は辺りを見回した
ああ、そうか
最初は其処が大きくて気付かなかったがサーカスの前に自分はいるんだ
そう分かった途端、少女は怖くなってきた
だけど、此処まで来たら見てみたい
好奇心が勝った
そのサーカスの中に少女は一歩踏み出したのだった
----?
まず、入った感想はコレだった
大きな目に高い背の座長らしき人が同じように大きな誰かと踊っている
“いらっしゃい”
ああ、非常識
目は虚ろで泳いでいる
なのに、ちゃんとした言葉を吐く
此処は狂った場所なんだな
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わざと「」を使ってません
其処のところお願いします
- Re: 暗い森のサーカス 【ボカロ自己解釈集】 ( No.3 )
- 日時: 2011/08/17 17:25
- 名前: 狂音 ◆jovT/9DNGM (ID: hdsE90P5)
入ろうと思ったが、其処には入り口がなかった
“おかしいな”
入る場所がないのでは入れない。あの幼子のように消えられはしないから
ああ。あそこに何か穴がある
あそこから覗いてしまおうか
いいの?
いいよ
なんで?
見たいんだもの
小さな穴
そこに目を近づかせてサーカスを----
ああ、さっきの幼子が
こちらを向いて笑っている。いや、正確には観客席に
観客は一人もいないのに。ただキャストだけが
愉快なキャスト。さっきの笑う二つ頭の幼子に
あれは何だろう? どこかおかしい……何処が可笑しいのかは分からないけど
何故かそう感じる。そう“異形の歌姫”
うん、そう名づけよう
嬉しいね、名前が出来て
それと、あれはなんだろう?
青い髪のヒトが冷たそうな
あれはヒトの手首だね。
食べてるの?
その姿はまるで獣ね
何かが聞こえる
“苦しいよ”
- Re: 暗い森のサーカス 【ボカロ自己解釈集】 ( No.4 )
- 日時: 2011/08/20 17:16
- 名前: 狂音 ◆jovT/9DNGM (ID: hdsE90P5)
その声は何処から聞こえるのだろうか?
とても綺麗だけれど、哀れな声
助けてよ
何処?
苦しい
何処なの?
いけないよ。
此処は一生続くの
望まれた身体ではないのに?
だからこそ
なんで?
君は有り得ない存在だから
何が有り得ないのか分からなかった少女がふと、あることに気付いた
美しい緑の髪の女の子は下半身がが馬
ああ、顔は見えないけれど泣いているの?
ずっと
ずっと
ここにいるの
楽しいよ
楽しいサーカス。
ああ、焼けていく目。ただれていく肌
ああ、分かる。写るように少女が荒れていくのが分かる
何故だろう? 分かっているのだけれど
反抗できない。したくない
狂い果てよう?
嫌だよ。
再び美しい彼女の声
死にたいよ
彼女はそう言ってぐりんと首をこちらに回してくるではないか
気付いているのではないか。少女はその恐怖よりもあまりに美しさに身を震わせた
彼女はまるでアンティークの骨董品。綺麗にたたずむお人形
出し。て
出してよ
無理なの。
誰かがそう呟いたから
誰かは分からないけど
そう、貴方ももう逃れられない。此処のキャスト
ああ。少女も異形に染まり、此処のキャストになっていく
おいでよ
ふふっ--------
楽しい、タノシイさぁかす
END
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