二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【ポケモン】グリーンの話【HGSS】
日時: 2011/08/17 00:12
名前: イーブイ (ID: r7gkQ/Tr)

レッド「グリーンって…モテるよね」

グリーン「は…」

さっきまで黙っていたレッドが、急に口を開いた。

レッド「今、考えてたんだ…」

グリーン「何をだよ。」

レッド「ほら。ジムの挑戦者にもたまに、グリーンに会いたくて挑戦なんていって…」

グリーン「ああ、ホントはバトル目当てじゃないからすぐ負けた後に白状してきゃっきゃして帰ってく奴ら?」

レッド「うん。」

グリーン「正直、困るよ。そういう奴らのせいで挑戦者に期待できねーしよ…」

ソファにぼすっと腰をかけてため息をついた。

ここは、グリーンの自宅で彼の部屋である。

グリーン「急にどうしたよ?今さらじゃん…」

レッド「…別に」

グリーン「??」

そして、レッドは再び黙り、さきほど見ていた漫画に目をそらした。

グリーン「(だったら、最初からもちかけるなよ…。)」

ピルルル

グリーン「!」

レッド「…例の?」

グリーン「あーそうらしい…チッ 何度俺を負かせば気がすむってんだよ もしもし!」

レッド「(僕は見たことがないけど、カントーで2番手に強いグリーンを負かす実力者…てことはいずれシロガネ山に…。)」

グリーン「わーったよ!じゃあな」

ピッ

レッド「で?」

グリーン「再戦したいとさ。ったく、アイツすんげー勝気になってるぜ今頃…」

レッド「いってらっしゃい。…まだこっちにいたいんだけど」

グリーン「…てか、久しぶりに帰ってきたクセに親に顔くらい見せろよ!心配してくれてるんだぜ?
俺ん家にいるのはしってっから構わないけどよー」

レッド「ん」

バタン

グリーン「(いつもそう言って本当に顔しか見せないもんなー。)」

そして、グリーンは約束通り再戦の場、ヤマブキシティへ……





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Re: 【ポケモン】グリーンの話【HGSS】 ( No.1 )
日時: 2011/08/17 00:31
名前: イーブイ (ID: r7gkQ/Tr)

グリーン「サンキュ、ピジョット」

ウイン(ボールに戻す)

グリーン「さて と!」

格闘道場の入り口付近で渇をいれてみせるグリーン…

?「あらっ グリーン」

グリーン「!」

?「どうしたの〜って、多分同じ理由よね…。」

グリーン「カスミ…」

ハナダシティのジムリーダー・カスミ。

カスミ「なあによ その目!」

グリーン「や だってよ」

カスミ「分かったー!この格好でここまで来たのかって?そうよ!」

グリーン「ここまで近いからって、堂々と水着に上着だけでよくこれるよなー…!」

カスミ「いらっときちゃうわねー。」

グリーン「まあいいや。…さっさと済まして気持ちよく帰ろうぜ!」

カスミ「…今回は勝つつもりねー。前は負けてたもんね」

グリーン「フン 今日は調子が良いんだ…」



?「あっ遅いですよーー!」

グリーン「悪ィ」

?「あれからまたレベルアップしてーー」

グリーン「つーか…前回に続いて今回も負けるわけにはいかねえ!全力だ、いいかヒビキ!!」

カスミ「ちょっと!あたしもいるわよ」

ヒビキ「あっカスミさん すいません…前に約束してこの日だったの忘れてて」

カスミ「…それってヒドいわよ!」

ヒビキ「えーっと、大丈夫!グリーンさんの後に続けてカスミさんとちゃんと戦います!」

グリーン「!(俺に続いてジムリーダーに挑む、だと!?)」

カスミ「そう…なら、アンタ達の試合をそこの審判と見てる。」

ヒビキ「ハイ」

グリーン「ほーお…ヒビキお前、俺に勝つのを前提で戦いつづけようとしてるな?」

ヒビキ「そりゃ、今回も負けません!」

グリーン「今のでマジで本気になったよ。いくぞ!」

ヒビキ「(今日は特に、すごいやる気なんだ!)…!」

そして、バトルが始まる。





Re: 【ポケモン】グリーンの話【HGSS】 ( No.2 )
日時: 2011/08/17 01:30
名前: イーブイ (ID: r7gkQ/Tr)

レッド「……」

レッドは、見つめていた。

レッド「(ポケギア忘れてるよ グリーン…携帯用じゃないのかな)」

ピルル

レッド「あ」

誰からの着信か表示に目をやると、女の子であろう名だった。

レッド「(「コトネ」…そういえば、グリーンがストーカー並みに連絡入れてくるトレーナーだって)」

そういう事を言ってたようなと顔をしかめる。

もちろん、電話にも出ないしそのままにしておいた

レッド「嫌ならさ 拒否すれば…(ボソ)」

ピー 「お留守版サービスに…」

レッド「!」

コトネ『先輩?持ち歩いてるんじゃないんですかぁ レアなポケギアなのにい!すぐに知らせたいことがあったので、電話しちゃいまして…後でまた連絡待ってるんでー!じゃっ』

プツッ

レッド「何 今の」

馴れ馴れしい、若干甘い電話越しの声。

レッド「(追っかけって…皆ああいう感じだな。グリーン、大変)」



一方グリーンは…

「勝者 ジムリーダーグリーン!」

ヒビキ「うぅ…!」

グリーン「見たか!これが元チャンピオンでもある俺の実力ってヤツさ」

カスミ「すっごい!ピジョットって地味だと思ってたけど…やるのねー!」

グリーン「ンだと…それって俺を褒めるべきじゃないのかよ?」

ヒビキ「ピジョットの、「おんがえし」…すごい威力ありました。たった一撃なのに」

グリーン「フッ もう3年も世話になってるからな…反対にいえば世話もしてる。」

そう言って、優しい顔をしたグリーンはピジョットの頭を撫でた。

ヒビキ「…(何か、やっぱりグリーンさんて)」

カスミ「…良い試合が見れたわ。さっ ヒビキ君どうする?」

ヒビキ「…(格好良い!)」

カスミ「ヒビキ君?」

ヒビキ「ハッ すいませんカスミさん、勝負でしたねセンター行って来るんで。」

カスミ「無理しなくて良いわよ〜疲れてるんじゃない?ま!練習相手って意味では相手になれるけど。」

ヒビキ「ぜひ!」

カスミ「じゃあ待ってる!」

そうして、ヒビキはポケモンセンターに急ぎ足で向かった。

グリーン「ふー、ほらな勝ったぜ!次も気を抜いてられねえけどな アイツ、すぐまた実力上げそうだし」

カスミ「あたしなんて負けっぱなし!」

グリーン「…じゃーな ヒビキによろしく」

カスミ「OK」

そう言ってグリーンは道場を出た。

実はさきほどの対戦で戦ったばかりといえど、ピジョットは全然元気である。

グリーン「マサラまで頼む。」

ヒュウン

時刻は、夕方。オレンジ色の夕日がグリーンを頬を照らした











Re: 【ポケモン】グリーンの話【HGSS】 ( No.3 )
日時: 2011/08/17 15:43
名前: イーブイ (ID: r7gkQ/Tr)


マサラに着き、自宅の前で着地。

同時にピジョットをボールに戻した

グリーン「腹はへってないけど眠ィな…。(レッド、いるよな)」

ガチャ

?「おかえりなさい。」

声をかけたのは、姉のナナミ

グリーン「アイツ、帰ってねえ?」

ナナミ「ええ。久しぶりだし、一応声をかけてみたんだけど、怪我もなくて安心したわ…」

グリーン「あー最後会ったの、姉ちゃんは結構前だっけ」

ナナミ「そうだ 私、また出なきゃならないの。お留守番頼んだわ」

グリーン「おー…」

ナナミ「晩のおかずは冷蔵庫に入ってるから、よかったらレッド君も…」

グリーン「どうせここで食うだろうなー言っとく」

ナナミ「じゃあね」

バタン

グリーン「(眠ィ)」

髪をクシャクシャと掻きながら、階段を上がった

キィ

レッド「おつかれ。…どうだった」

レッドはさっき部屋を出る前と全く同じ場所で漫画を読んでいた。

グリーン「ああ勝ったぜ!…連続勝ちなんてさせねえよ」

レッド「お姉さんは?」

グリーン「もう出てどっか行ったぜ。…ん!」

グリーンは、自分のポケギアに目をやった

レッド「さっき…女の子から留守番電話入ったよ」

グリーン「ゲッ…とまではいかないけどよ、後輩。俺を好いてるのは良いんだけどなー!」

レッド「(後輩だったんだ。名前は前から聞いてたけど、ただの追っかけかと思ってた…)」

ピー

留守番サービスに接続してさっきの、コトネからの伝言が流れた

グリーン「はいよ。後で一応、話は聞いてやるとするか…」

レッド「…びっくりした。急になれなれしい声でアレだったから」

グリーン「なれなれしい、か!そういやそうかもなー…あーてか俺、寝てい?」

レッド「おやすみ。」

グリーン「………」

グリーンはベッドに横たわり、目を閉じた。

グリーン「なぁ」

レッド「何」

グリーン「お前さ マジで家にちゃんと…帰れよな!」

レッド「いつも、同じ事言うんだよね…何?」

グリーン「…心配してやってんだぜー。」

レッド「どうも…」

そして、再びグリーンは目を閉じた。

それから1分は経っただろうか…レッドが急に口を開いた。

レッド「グリーン起きてる?」

グリーン「…」

レッド「…(すぐ寝ちゃったんだな)」

グリーン「ンだよっ」

レッド「あ 起きてた…ごめん」

グリーンの声は、若干かすれていた

グリーン「…」

レッド「女の子絡みの話。…聞いてもいい?」

グリーン「は!?」

グリーンは、レッドの言葉に頭をぐりんと傾けた。

レッド「んーん…大事な事かは分からないけど、余計な話かも」

グリーン「馬鹿 早く言え!(何で急にまた…ハッまさか!)」

レッド「グリーン…さ 彼女とかいてもおかしくないのに、今まで聞いたことないなって。」

グリーン「はぁ?…何だってんだ、急に!」

レッド「追っかけもいるみたいだし、ナルシストになるほどイケてる部類なのに…」

グリーン「…っ ナルシで悪かったな!」

レッド「聞いたことないっていうのは、自分から女の子がどうとかいうのは聞かないな…って。」

グリーン「そんなの…そういう奴が居ないから言わないんだろ!」

コイツは…普段無口のクセして変な話でついてくるなあと感じるグリーン。

レッド「そっか。…僕もそういうのわかんないからグリーンはどうかなと思って。ごめん 寝てたのに」

グリーン「眠りかかってたけど、まあ…いいさ。(好みの奴くらいならいるけど…)」

レッド「あ でもグリーンって、どんな子がタイプだったりとかするの?」

グリーン「〜っ(イライラすんなー何なんだ…好きな奴でもいんのか!?)」

レッド「ミーハーみたいだよね…僕」

グリーン「さあな ジムリなら…エリカ、とか」

レッド「お嬢様だもんね…僕は、カ」

グリーン「いや でも!ナツメも…!やべ 呼び捨て」

レッド「クールな美人で有名だよね。最近、イメチェンとかいわれてる…」

グリーン「あーすっげ変わったぜ。今のが好きかな 俺は!」

レッド「1番はカスミさん…」

グリーン「ん?カスミ…って」

レッド「グリーン」

グリーン「何の話をしてんだ 俺達は!」

レッド「うん…」

グリーン「ま、まあよ…好みのタイプっつーことで な!」

レッド「うん。…」

グリーン「調子が狂うぜ…寝るわ!もう話しかけんなよー!」

レッド「(言っちゃった…カスミさんの名前。グリーンって、清楚な感じが好きなのか。)」

グリーン「(レッド→カスミ…いや、確かアイツ他に相手が…ハナダの岬で…まあ→はない か!それより、最近エリカ見てないなー)」

という、男の子の話。

Re: 【ポケモン】グリーンの話【HGSS】 ( No.4 )
日時: 2011/08/20 21:31
名前: イーブイ (ID: r7gkQ/Tr)

グリーン「……ん」

目を覚ますと、時刻は22時を回っていた。

夕方頃から、大分時間が過ぎている。

レッドは、もう居なかった…

グリーン「…そだ 晩飯!…ま いっか(明日食えば…)」

レッドは今頃自分ん家でゆっくりしてるんだなと考えつつ、また一眠りしようと目をつむった。

ピルルル

グリーン「!」

目の前のポケギアが音を立てた。

グリーン「誰だっつの…」

少し不機嫌な声で電話に出てみる。

グリーン「もしもし」

コトネ『先輩、どうしてかけなおしてくれなかったんですかあ!夜まで待ってたのに…!きいてますー?』

寝起きに響く、大きな声。

グリーン「あー悪ィ。忘れてたんだ…つうかオマエ、」

コトネ『もーっなら良いです。…ていうか、夜まで待ってたのは嘘だけど〜…で!』

グリーン「再戦なら受け入れられねえ。」

コトネ『えーっその為に電話したのに!…かけ直してって言ったのは置いといて、日曜の夜なら空いてるんじゃなかったんですか』

グリーン「…オマエ、ヤマブキの道場でオレと初試合しようとしてる?」

コトネ『そうですね 初試合です!』

グリーン「ジムバッジを賭けた正式なバトルならちゃんとトキワまで来い!…再戦条件もヒビキに詳しく聞いとけ!」

コトネ『えっ えーっ』

グリーン「ったく、じゃあな!」

コトネ『ちょーっと待ったあ!!』

グリーン「っ!」

電話を切ろうと、その瞬間コトネの大声が耳元にじんと響く。

コトネ『ゆ、夕方電話した用を言います。聞いてください!』

グリーン「…はぁ〜?」

コトネ『えっと…最近、レベルアップしまして!エヘ グリーン先輩と、ちゃーんと互角に戦えるように頑張り中なんで!その報告がしたくて』

グリーン「……へえ がんばってんじゃん」

コトネ『あ いつも言うように、勘違いしないでくださいねー!』

グリーン「ん?」

コトネ『モテるグリーン先輩になら馴れっ子なんでしょうけどー、あくまで追っかけファンでもないですよ私ー』

グリーン「…あーそうかよ。どっちでもいいからな別に(でもレッドは電話の声聞いて勘違いしてるっつの)」

コトネ『ヒビキ君にちゃあんと聞いてからまた連絡しますねーじゃ!』

グリーン「おー頑張れよ!」

ピッ

グリーン「…普通に話したら、目が覚めたな。」

ベッドから起き上がり、一度1階へ。

グリーン「(腹、減ってきたなー。飯…)」

ナナミは、まだ帰ってきていない。

そして、冷蔵庫を開け、真っ先に置かれたおかずに目を通した…

グリーン「(姉ちゃんには悪ィけど、今日は…今はこれを食べたいってモンがあるんだよなあ。)」

グリーンの頭に、そのある食べ物が思い浮かんだ!

グリーン「よし!」

そこで、ある事を決めた。

グリーン「(コレは…明日にでも食って残しておいて冷蔵庫っと。)」

モンスターボールを取り出して、外に出た。

…もちろん、鍵閉めもちゃんとして

ピジョットがボールから出てきた。

グリーン「タマムシシティだ。ちょっと遠いけど、お前のスピードなら7分で行ける な!(目指すは食堂だ…オレは今、無性にあのメニューが食いたい…。)」

そして、ピジョットは背にグリーンを…大き羽根を広げ、空をすべるように進む。

Re: 【ポケモン】グリーンの話【HGSS】 ( No.5 )
日時: 2011/08/20 22:00
名前: イーブイ (ID: r7gkQ/Tr)


がやがや ざわ…

ここは、タマムシシティ。

グリーンの予定通り10分以内でここから遠く離れた、トキワからタマムシに移行することが出来たのだった。

グリーン「夜だってのに、さすが買い物町だよなー。人気でざわついてるよ…」

グリーン「さっ 食堂食堂!夜食にこういうのって、すんげー嬉しくなるぜ。」

そして、食堂へ…

「いらっしゃい!」

「お1人ですよね どうぞ」

店員が声をかける。座るのは、カウンター

グリーン「スペシャル定食を頼む!」

「かしこまりました」

注文を終えた。

?「あらあら まあ…グリーンさん」

グリーン「その声…」

?「こんばんは あの…お夜食を食べに?」

グリーン「エリカ…」

声をかけたのはタマムシシティジムのリーダー、エリカ。

グリーン「よ!」

エリカ「私、このランチで1日1度は必ず食事を取るくらいですの」

グリーン「え! そうなのか!?」

エリカ「そりゃあ驚くわよね…あ おじさんお願いね」

「はいよーエリカさん、知り合いか?」

エリカ「ええ。繋がりはあります…彼もジムリーダーですのよ」

グリーン「ども トキワのリーダーやってます」

「へー何だ 良い感じの兄ちゃんだ。エリカさんの連れかと思った!」

グリーン「!」

エリカ「まあ 連れだなんて…先に席についたのは私じゃあないのに」

グリーン「(エリカ…そりゃ滅多に会わない仲だけどよ)」

「へいよ 兄ちゃん」

グリーンの頼んだメニューが目の前に置かれた。

グリーン「! いただきます」

エリカ「…」

グリーン「?」

エリカが、食べるグリーンを見つめた。

エリカ「にこ」

グリーン「ん!?」

エリカ「いえ 私も同じものを頼んだから…趣味が似てるのかしらあって」

グリーン「何かと思うだろ(エリカ、俺より2つ上なんだっけか16歳…)」

「はいよエリカさん」

エリカ「まあ いただきます〜」

グリーン「(可愛い系?美人?…ともかく、俺の 多分好みなんだと思う)」

エリカ「そういえば…」

グリーン「ん?」

エリカ「ご存知?レッドさんのこと。」

グリーン「レッド…?何かあったのか」

エリカ「幼馴染なんですってね まあそれは置いておいて…カスミとの事よ」

グリーン「カスミぃ…?レッドと何かあるのか」

エリカ「あら ご存知ないのね…私もカスミに言いふらさないようにって釘を打たれてるのだけど…話しますわ。」

グリーン「デキてるのか!」

エリカ「い、いえ…直球すぎます。まあ正確には」

グリーン「マジなのか!!なぁそれ…」

エリカ「落ち着いて。カスミによると、そうね…」





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