二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【完】薄桜鬼 狐の婿入り?
日時: 2011/12/25 16:05
名前: 薄☆桜鬼 (ID: O72/xQMk)

お久しぶり?です!又は初めまして!
前回(初回)「薄桜鬼SSL 千鶴さらわれ事件!?」を書いていた桜鬼です。

今回は本編の番外篇・・・みたいな形式で行きます。
狐が出てくるお話です!


☆流夢のちょっとプロフ
・名前 :流夢(るむ)
・性別 :女
・誕生日:1月13日
・年齢 :12歳、中1
・住所 :埼玉県越谷市
・一人称:俺、僕 etc・・・
・あだ名:るぅ・流夢etc・・・

☆規約とか。
・辛口コメントはほどほどに・・・流夢が壊れます。
・荒らしや悪口が好きな人は、回れ右。(俺的には一昨日きやがれ)
・「薄桜鬼とか嫌いw」て人も回れ右。
・ちょっとしたヲタクですよ?ヲタクで悪いか!思考
・タメ口でお願いします。俺は敬語かもだけど。(敬語イヤな方、コメに書いてくれれば改めます)
・人見知りなんで、どんどん話しかけてください!


・・・位かな?たまに更新するかも?


☆オリキャラ設定
・名前 :妖火 狐凛 (ようび こりん)
・性別 :男・・・♂
・年齢 :人間年齢で言ったら16歳
・性格 :チャラくて、何事にもテキトー。
    思い立ったらすぐ言ったりやったりするタイプ。
・容姿 :銀色の髪に赤い瞳。髪は左之のように結っていて、長い。一目見ると、女の子。
・備考 :実は狐。いつもは人間姿の方が多い。
    煎餅やおかきなどが好き。
  
では、次回よりスタート!
始まり、始まり〜・・・


—————

>>2 壱話 「狐、千鶴と出会う!」
>>5 弐話 「その少女、狐!」
>>7 参話 「狐、お見通し!」
>>8 肆話 「千鶴、隊服を!」
>>9 伍話 「狐、未知なる力」
>>12 陸話 「狐、休憩中」
>>13 質話 「盗まれた句集、総司のお遊び」
>>23 捌話 「狐凛と平助」
>>27 玖話 「夕餉の時刻」
>>28 拾話 「亥の時の出来事」
>>29 拾壱話 「狐凛の誰かさん」
>>32 拾弐話 「狐凛の誰かさん・続」
>>33 拾参話 「千鶴のお茶」
>>36 拾肆話 「狐の婿入り」
>>37 —あとがき—

—お客様—

桜舞姫sama☆ 亜鶴sama☆ カノンsama☆


—流夢作品集—

☆薄桜鬼
【完】薄桜鬼SSL 千鶴さらわれ事件!?

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薄桜鬼 狐の婿入り? ( No.8 )
日時: 2011/09/09 19:12
名前: 薄☆桜鬼 (ID: O72/xQMk)

肆話 「千鶴、隊服を!」


狐凛はその日、千鶴にくっついて離れなかった。
掃除、飯用意、洗濯・・・。
一時も千鶴から離れず、ずっと千鶴の様子を見ていた。
そして千鶴が一息つくと、同じように一息ついた。

狐「・・・お前、雑用係でもやってるのか?」
千「ざ・・・雑用なんかじゃありません!」
狐「そうか?」
千「これも列記としたお仕事なんです!元は隊士の方や幹部の皆さんがやって居られたんです!!」

千鶴はそう言い残すと、ずんずんと次の仕事へと向かった。
千鶴は、狐凛の口調が風間千景に似ていると思った。
そう思うと、頭の中がぐちゃぐちゃになってきたので、考えるのをやめて、また洗濯を始めた。
その時・・・。

?「おい、千鶴!!」

千鶴は後ろから声を掛けられた。
あまりにも大きな声だったので、千鶴は驚いて桶をひっくり返してしまった。

平「あ・・・悪ぃ。」
千「大丈夫だよ、平助君!」

千鶴は気にしない、というように明るく振舞った。

千「ところで、私に何か用?」
平「いや・・・あのさ、これから巡察に出るのに隊服が無くて・・・」
千「そうなの?大変!今乾かしてるのがあったから、持って来るね!」

そうして千鶴は、物干しのある処にまで駆けていった。
良く乾いて、お日様の匂いがする隊服を壱着取り、また戻ろうとした時・・・。
平助の声が聞こえた。

平「あ゛あぁぁぁああああああ!!!!????」
千「!?」

千鶴はすぐに駆けて戻ったが、事態は飲み込めてなかった。
平助が真っ青なのと、狐凛が呆然としているだけだった。

千「平助君?どうしたの?」

千鶴が問うと、平助は千鶴の使っていた桶の方に手を伸ばした。
千鶴は平助の指差す方向を見てみると・・・。
なるほど、真っ青になるわけだ。
千鶴も真っ青になった。

千「やだ・・!!隊服が・・・!!!」

千鶴は急いで駆け寄るが、もう起きてしまったことはどうにもならなかった。
隊服が破れているのだ。
多分、平助が声を掛けた時に、どこかに引っ掛けてしまったのだろう。
水の流れる音が大きかったせいか、隊服のことなど気にしてなかった。

平「悪ぃ千鶴・・・。ほんとにごめん!!」
千「ううん・・・!平助君は悪くないの・・・。私のせいで・・・!」

弐人は呆然としたまま、破れてしまった隊服を見つめていた・・・。

   【続く・・・

薄桜鬼 狐の婿入り? ( No.9 )
日時: 2011/09/10 15:39
名前: 薄☆桜鬼 (ID: O72/xQMk)

伍話 「狐、未知なる力」


そして、平助の大声を聞いた左之助や新八がやってきた。

左「どうしたんだぁ?平助?」
新「かなりでけぇ声だったぞ」
千「あ・・・原田さん、永倉さん!」

千鶴はしどろもどろ、隊服のことを言おうとした。
だが、平助に抑えられた。

平「なんでもねーよ!な、千鶴!?」
千「う・・・うn」

千鶴が「うん」と言いかけた時、サッと狐凛が出てきた。
そして桶の下敷きになってびしょ濡れな隊服を持ち上げて言った。

狐「これが原因だ。」
左・新「!!!」

2人とも驚きの顔を見せた。
だがすぐ顔を苦笑顔に変えて、顔を見合わせた。
平助は、何で言ったんだと言いたげだ。
千鶴は申し訳ないように顔を背けた。

左「やっちまったみてぇだな、平助」
新「土方さんにどやされるぞ」
平「う・・・うるせぇ!」
左「で、どうするんだ?コレ。」

破れてしまった隊服の処理等はどうするのか、と左之助は聞いた。
皆で頭を捻った。
縫って直すか、そのままにしておくか、捨ててしまうか。
どちらにしろ、土方に怒られるのは見えていた。
皆がため息をついた時、狐凛が控えめに声を掛けた。

狐「・・・直せない事は無いぞ。俺の力なら」
皆「!?」

一斉に目が狐凛の方に動いた。
狐凛は冷や汗をかいたが、気せず続けた。

狐「俺は妖狐だからな。妖力を持っている。それを使えば・・・」
平「なるほどな!」
狐「だが、この人の姿になっているのにも妖力を使う。消耗が激しいな」
千「そんな・・・!」
狐「まぁ・・・千鶴に救って貰った礼に。まずは一つ目だ。」

狐凛は隊服を持ち上げると風にさらした。
すると隊服は風に揺れ、一瞬のうちに破れた跡が無くなった。
皆はわぁっと歓声を上げた。
すると・・・ポン!と言う音と共に、狐凛の姿が見えなくなった。

左「すげー」
平「あれ?狐凛は?」
狐「ここだ!」

声がしたのは地面の方だった。
下を向いてみると・・・。
小さな銀色の毛の狐が一匹いた。

狐「これが俺の本来の姿だ!」

   【続く・・・

Re: 薄桜鬼 狐の婿入り? ( No.10 )
日時: 2011/09/13 20:41
名前: アニメ好き (ID: O72/xQMk)

うわー!変化きた——っ!!
ホントに銀色なんだ。

更新頑張れ!こっちもやるよ。

薄桜鬼 狐の婿入り? ( No.11 )
日時: 2011/09/16 18:00
名前: 薄☆桜鬼 (ID: O72/xQMk)
参照: アニメ好き

ホントに銀色なんだ・・・ってどういう意味だ??

だって・・・銀色だろ??

薄桜鬼 狐の婿入り? ( No.12 )
日時: 2011/09/25 13:48
名前: 薄☆桜鬼 (ID: O72/xQMk)

陸話 「狐、休憩中」


狐「ふあぁ・・・これじゃ妖力の回復に時間がかかるな。千鶴、肩を貸せ」
千「え・・・う、うん」

千鶴は言われた通りに肩を貸した。
すると、狐凛はぴょんと千鶴の肩に飛び乗り、昼寝を始めた。
千鶴は焦って皆を見回したが、皆苦笑いしているだけだった。

平「でもよぉ、これ、土方さんに知られたら・・・」
左「そうだな。狐凛だとしても・・・動物が屯所内に居ると・・・」
新「またうるせぇ事になるな」
千「私の部屋に置いておきますか?」
平「いや、そのままでいーんじゃねぇか?」

平助や左之助、新八は、何時ものように笑いながら去っていった。
千鶴はその参人を見送りながら、ため息をついた。
狐凛は千鶴の肩で寝たままだった。
そこへ、ガタガタっと物音がした。
とっさに身構えをした千鶴の前に現れたのは、総司だった。

総「千鶴ちゃーん?なぁに?その肩に乗っかってる狐?」
千「お・・・沖田さん!えっと・・・この狐は・・・」
総「ああ、さっきの男の娘?狐凛かぁ」
千「ええ・・・まぁ、はい」
総「ま、せいぜい土方さんに気付かれないようにね?」
千「あ、はっはい!!」

総司はニコニコ笑いながら屯所の方に戻っていった。
総司の笑みは、何か企んでいるような笑みだった。
千鶴はそんな総司に少しびくびくしながらも、総司を見送った。

  【続く・・・


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