二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- テイルズオブニュートラル
- 日時: 2011/09/13 13:56
- 名前: ポケット ◆CJiwWSCUug (ID: Y8BZzrzX)
はじめまして。初心者ですが、オリジナルのテイルズを書こうと思ってます。
他のテイルズからもキャラが出ていますがそれでもよければどうぞ。
それでは開始です。
Page:1
- Re: テイルズオブニュートラル ( No.1 )
- 日時: 2011/09/13 14:16
- 名前: ポケット ◆CJiwWSCUug (ID: Y8BZzrzX)
一話 冷たい心を持つ少女
「魔人剣黒金!」
黒き衝撃波が前方の同級生を薙ぎ払った。
「ぐぁぁ!?」
少女は、純白の髪を振り撒き興味なさそうに笑う。
「弱い。あんたじゃ相手になんない」
「なん…だと」
同級生は地に伏せ、少女を睨む。その瞳は怒りと憎しみが燃え上がっていた。
少女は皮肉げに見下し言い捨てる。
「雑魚は所詮雑魚よ。あんたみたいな雑魚と組み手をさせられるあたしの身になってよ。あたしが強い?ええ強いわ。でもそれだけじゃない。あんたが弱い。分かる?」
「…アストレアァ!!」
吼えた。怒りを込めて。が、その咆哮をアストレアと呼ばれた彼女は顔を踏み潰すことで黙らせた。
「うっさいのよ負け犬!勝ちは勝ち!犬は黙って死んでなさい!」
そのままグリグリと踏みにじる。
周りはその光景から目を逸らし、誰もがかかわりを持とうとしない。
「アストレア・アルテ。それ以上の戦闘行為は必要ありません。やめなさい」
教師が彼女を叱った。が彼女は言い返す。
「あのね。実力差の分からない犬はこうでもしないと何時までも歯向かうのよ。分かってる?あんたたち教師は狂犬育て上げるつもり?騎士の名が聞いて呆れるわね!」
「貴方のやっている行為は騎士道から逸脱しています」
「だから何?あたしが目指したいのは騎士じゃない!傭兵よ!戦場は死ぬのが当たり前なの。この程度で済んでるだけありがたいと思ってよ」
アストレアはギロリと教師を睨んだ。そのまま漆黒の剣の刃先を向ける。
「あたしは誰だろうと、なんだろうと、どんな時でも負けないわ。あんただって文句があるなら来なさい!倒してあげるわ!」
教師を挑発する。
「…天狗になるのはやめるんだ。アストレア」
「…ふん。騎士団隊長様が何か用?」
教師の傍らに、見事な甲冑を身にまとう金髪の青年が現れた。
「…アストレア。君は何のためにこの学校に入ったんだい?」
「気に入らない相手を切り殺すため」
「…君は、騎士の称号をなんだと思ってる?」
「単なる飾り。誇りとか下らないものを掲げる頭の弱い連中の装飾品」
「…相変わらず、君は目的を見失ってるね」
「うるさいわよフレン隊長様!あんたみたいな甘いやつに何が分かるのよ!」
彼女はそれだけ言い出すと走って広場からいなくなってしまった。
「…」
フレンと呼ばれた騎士隊長は、思わず苦笑いをしてしまう。
相変わらず、素直じゃない。と。
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。