二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【薄桜鬼】 桜吹雪の夜に舞う乙女
- 日時: 2011/09/28 16:49
- 名前: 悪魔ビビ (ID: UTKb4FuQ)
- 参照: 暑い
どもー☆おひさしぶりっす!!悪魔ビビでっす♪
久しぶりに新しい小説書いてみよーと思います!!
!!!注意事項!!!
・キャラ崩壊アリアリ大アリです
・夢が入るかも・・・
・温かく見守ってくださる人以外は去ってください
☆きゃらくたー☆
名前:駿河 紫蘭
読み:するが しらん
性別:女
性格:おだやかでいつもニコニコしていが舞う時は豹変し大人っぽくなる 弱いようで強い人
容姿:銀色の長い髪 翡翠色の瞳 綺麗な顔 色白
職業:踊り子
備考:昔、親に殺されそうになった事がある 刀の腕前は沖田より上
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- Re: 【薄桜鬼】 桜吹雪の夜に舞う乙女 ( No.5 )
- 日時: 2011/10/03 15:18
- 名前: 悪魔ビビ (ID: UTKb4FuQ)
- 参照: 暑い
アニメ好きs
もちろんでーす
- Re: 【薄桜鬼】 桜吹雪の夜に舞う乙女 ( No.6 )
- 日時: 2011/10/03 15:45
- 名前: 悪魔ビビ (ID: UTKb4FuQ)
- 参照: 暑い
桜が舞うなかで
あなたに出会った
思えばあの日が
全ての始まり・・・
『桜吹雪の出会い』
江戸の町に春の風が吹き抜ける。花見に来て、はしゃぐ子供、ほんのり赤い顔で寄り添う恋人達・・・そして、むさ苦しい男達の集団。
「あーーーーー!!!!しんぱっつぁん!それ俺のなんだけど!!」
「細かい事いうなよ平助!」
「そういう問題じゃねぇっ!!」
「静かにしろっ!!!」
花見中でも騒いでいる、永倉新八と藤堂平助に、新撰組鬼の副長こと土方歳三は喝を入れた。
「そうだよ。せっかく、お花見に来たんだから、見なきゃ損でしょ?」
「まったくだ!せっかく近藤さんがくれた休みを何だと思ってんだ」
いつも働きづめの土方たちに、新撰組局長の近藤勲は、花見を勧めた。渋っていた土方だったが、すっかり乗り気になった隊士達を収める事が出来ず今に至る。だが、花見と久しぶりの休みと言うことですっかりハメを外しすぎている隊士達に土方は頭を押さえた。
「きれいですね・・・」
土方は静かにその声の主を見る。声の主は、男装をしている・・・よっぽど目が悪いか酔っぱらい以外には確実に女にも見える、只今新撰組に居候中の雪村千鶴だ。ちなみに彼女はれっきとした女である。どうやら、行方不明になった父を捜しているらしい。
「千鶴ちゃんの方がきれいだよ」
「お、沖田さんっ!からかわないでください!!////」
真っ赤になって言う千鶴を沖田はニヤニヤと見る。その様子を見て、土方は静かに息をついた。
「なんだぁ!!やんのか平助ぇ!!」
「相手になってやるよ!!」
既に頬を染めた、永倉と藤堂が立ち上がる。お互いにもう酔っぱらっているようだ。そんな二人に土方は青筋を浮かせ、立ち上がろうとした・・・がその方を白く細い手が優しく止める。
突然の事に驚き、土方は振り返った。そこには・・・
「ここは花見の席です。どうかお静かに」
美しい銀色の髪と澄んだ翡翠色の瞳をした美しい女が立っていた。女は優しく微笑む。
「あんたは・・・?」
土方の問に女は答えず、代わりににっこりと微笑んだ。袖から扇子を出すと勢いよく開く。そして女は詩い始めた。一気に女に引き込まれる。土方はすっかり・・・女に魅了されていた。
- Re: 【薄桜鬼】 桜吹雪の夜に舞う乙女 ( No.7 )
- 日時: 2011/10/03 16:40
- 名前: 柴犬 (ID: KUb8h/jV)
ども、初めまして!!
薄桜鬼が大好きな柴犬と申します〜
この小説おもしろいです!!
続き気になります♪
更新がんばってくださいね☆
- Re: 【薄桜鬼】 桜吹雪の夜に舞う乙女 ( No.8 )
- 日時: 2011/10/24 17:50
- 名前: 悪魔ビビ (ID: UTKb4FuQ)
- 参照: 暑い
私は舞うことしかできない
出来損ない・・・
いつも笑顔を絶やさずに何の感情も持たずに生きることが使命
それなのに・・・あなたに掴まれた手首がこんなにも熱い・・・
『桜の妖精』
花見をしていた者たち全員が女から目を離せなくなる。無論、それは新撰組鬼の副長も同じだった。女がまるで風のように軽やかに舞う。それに合わせて揺れる銀髪・・・その姿はまるで妖精。桜吹雪の中に舞う、桜の妖精のようだ・・・とがらにも無く土方は考えていた。女を魅了することはあっても、女から目を離せなくなる事は初めてだった。
「すげぇ!!」
「何モンだねぇちゃん!?」
気付けば女は舞終わり礼をしていた。花見客の質問を笑顔で交わすと足早にこちらへとかけてきた。隣をすり抜けようとする女の腕を土方はとっさに掴んだ。
「あっ・・・・うちのモンを鎮めてくれてありがとな」
突然の土方の感謝の言葉に女は目を丸くしたがすぐにふわりと微笑んだ。
「いえ、私はなにもしておりません。ただ・・・せっかくのお花見です。少しでも穏やかな気持ちで過ごして下さいませ」
そう言うと女は優しく土方の手を外しきびすを返した。
土方はしばらく女の消えた方を見ていたが大切な事に気が付いた。
「そういやぁ・・・・名前、聞いてねぇな」
”すこしでも穏やかな気持ちで・・・”
土方は女の言葉を思い出し静かに微笑んだ。
「なーに笑ってんですか?土方さん」
「・・・別に、なんでもねぇよ」
「『恋』しちゃいました?」
「ばっ!?・・・・く、くだんねぇこといってねぇでそろそろ帰るぞ!」
「ちぇー」
土方は初めての感覚に戸惑っていた。この気持ちは何なのか・・・。それは、もう少し後に分かる事になる・・・。
- Re: 【薄桜鬼】 桜吹雪の夜に舞う乙女 ( No.9 )
- 日時: 2011/11/25 18:25
- 名前: 悪魔ビビ (ID: 2GxelfGo)
- 参照: 寒い
なにも無い日々
ただ私を待っているのは私の舞い目的の人・・・
一度も礼など言って貰ったことなどなかったのに
あなたは”ありがとな”と言ってくれた・・・
『絶望と光』
紫蘭は突然の感覚に戸惑っていた。自然と頬が熱くなり、手首が熱をもったように熱い・・・。漆黒の髪をなびかせ紫色の鋭い瞳をふっと和ませて自分に礼を述べた男の事が頭から離れないのだ。
「何て言うお方なのかしら・・・」
紫蘭は空を見上げほうっと息を吐き出す。闇色の空にはきらきらと美しく輝く星が何億と広がっていた。その中で一際明るく光を放っているのは満月。
「やっぱり月は春が一番よね♪」
にっこりと無邪気に笑う。紫蘭はご機嫌で一人お月見を楽しんでいた。
「紫蘭!」
「はい、なんでしょう?」
鋭い声に臆することも無く紫蘭はあくまでマイペースに振り返りにこっと笑った。
「そんな所でなにをしている!」
「お月見をちょっと・・・」
「馬鹿野郎!!お前にそんな時間があるとでも思ってるのか!?そんな時間があるのなら稽古をしろ!!」
「分かりました」
素直に返事をする紫蘭を見て男、旅芸人一座”みやび”の座長である時治郎が苛ただしげに吐き捨てた。
「まったく・・・今日も無料で舞いやがって・・・・せめて観覧料でも取ってこいといつも言っているだろう!!」
「すみません。次のお客様に呼ばれて・・・」
「言い訳をするなっ!!」
パシンッ。
乾いた音が辺りに響く。紫蘭は今度は別の意味で頬が熱くなるのを感じた。ジンジンと頬に痛みが走る。
「お前に踊る以外の価値はないんだ!!・・・お前は所詮、その髪のせいで親にさえ捨てられたんだからな!」
時治郎は大きな笑い声を上げながらまたテントの中へと戻っていった。
「・・・私は気に入っているのだけどねぇ」
自分の髪を見て紫蘭はため息をつく。そして袖から扇子を出すと住んだ声を響かせて舞い始めた。
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