二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ポケスペ中世風パロディ【更新率低】
日時: 2012/05/06 17:36
名前: 蒼石緑香 (ID: kI4KFa7C)

始めまして、蒼石緑香そうせきりょっかと申します
今回は小説を見ていただき有難うございます!

この小説はポケットモンスタースペシャル(通称ポケスペ)のキャラを使った中世風パロディ小説です。

中世といっても、そこまで中世には見えないかもしれません−−;;
この小説はあくまでパロディです。

この漫画でパロディしないで、こんなのでパロディしないでという方はブラウザバック(←の事)かタブを閉じてください。


注意!

※この小説ではポケモンは出てきません、人が死にます(予定)。
そういうのが嫌な方もお戻りください。


そして以下の方もお引き取りください

・荒し
・パクり
etc...

などという方もお引取りください。
ちなみに、オリキャラも募集させていただきます!

オリキャラは先着3名様限りでお願いいたします。
作者のオリキャラが入りますが作者を外しての先着3名様です。

()の中の文章とそのかっこも消してください。
それでは、コピーしてください↓


名前(カタカナ、漢字どちらでもOKです)【】

性別【】

性格(一つ、二つに纏めた物でお願いします)【】

姿(髪型、服装など詳しく)【】

台詞(そのキャラの性格を表していたりする台詞で。台詞は何個でもかまいません)【】


という形です。
なにか追加したい物があったら追加してくださいませ

オリキャラはお一人様一名です。

出る場面や話が遅くなる場合もありますが
だいたい早く出てきます。すぐに出してほしい方はお言いつけください。

それでは、こんな蒼石緑香ですが
応援してくださると嬉しいです。

蒼石緑香の事は蒼石、緑香のどちらかでおよびください
よろしくお願いいたします


蒼石緑香

話の紹介


第一章 2-1(予定)


プロローグ >>5

第一話 式典 >>6>>7

第ニ話 敵と味方 >>8

第三話 森 >>11>>12

第四話 過去、今 >>20

第五話 今は無理かもしれないけれど >>21

第六話 戦 >>22>>23

第七話 キリスト様が見捨てたこの世界で生きるしかない >>27

第八話 幻想郷 >>29

第九話 迷う事無き月の王国 いつか解るよ、僕らがここに居る理由 >>30

第十話 黒猫が鳴く 真夜中で願った >>31


ホウエン編

第十一話 十七の夜を越して求めたのは >>32

第十二話 現実が辛い事は知ってるよ 逃げたくなるのも >>34

第十三話 今ある未来に見える物は >>35

第十四話 戻らない、戻れない。 >>37

第十五話 このままでいいのかと。>>40

追記

少し変えました


お知らせ >>38

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Re: ポケスペ中世風パロディ【今更だけど閲覧100突破】 ( No.31 )
日時: 2011/11/17 17:45
名前: 蒼石緑香 (ID: kI4KFa7C)

第十話 黒猫が鳴く真夜中で願った


そんな頃 カントーの城の城門前に三人の訪問者が来ていた
兵士達はまだ子供だった三人を見て、普通の人だと判断した
なので 帰ってもらおうとした

「キミ達、迷ったのか?」
「いえ・・・私達はここに用があります」

「うーん、でもちょっと入れないな」
兵士がそういった 直後
黒い髪の毛の少女がこう名乗った

「・・・私はプラチナ=ベルリッツ。ベルリッツ家から用があってここに来ました」
「ん、ベルリッツ・・・?」

ベルリッツという言葉を聞いて 兵士は少しだけ黙った
兵士はそうすると、ハッとして彼女を見た

兵士は慌てて、周りの城門の兵士達に三人を通すようにいった
話を聞いた他の兵士達は 城門を開き案内した

プラチナ=ベルリッツと名乗る少女と少年を二人連れて
彼女はどうやらレッドに 用があるらしく案内を頼まれた
兵士はレッドの所まで案内する事にしたが生憎とある兵士の部屋におり
少し待つ事になった 待っていると出てきたレッド達を見て兵士は
話しかけた 話を聞いたレッド、そして一緒に居たブルーは三人の所へ行った
三人が居るのは、客室で 客室まで少し急ぎ足で行った ガチャリと扉を開くと
そこには彼女達で、レッドは椅子に座って話を聞くことにした

「ええっと・・・君が、プラチナ=ベルリッツ?」
「はい。そして、二人は私のボディーガードです」
「ダイヤモンドです〜」「パールです」

「あのベルリッツ家が態々カントーに来るなんて・・・何かあるのかしら」

ベルリッツ家 それはシンオウの一流貴族

シンオウだけではなく、カントーなどにも名が通っているほどの名家だった
そのベルリッツ家が来るという事は早々無い 何かあったのだろう

「ベルリッツ家は代々伝わる200年の歴史を持った家系です」
「そう・・・ですね。」「高価な物や貴重な物を色々あります。」

「そこで、実は最近問題が発覚して・・・・」
パールという少年がそういうと
ダイヤモンドと名乗った少年がこういった

「土砂崩れが起きたんです〜」
「土砂崩れ!?」

「ここ最近、なんとも無かったのですが・・・不自然で、人工的な感じだったんです」
「じゃあ、誰かが崩した・・・って事?」「はい。そのおかげで埋まっていた高価な宝石なども出てきたんです」

「それで・・・?」
「それを盗む人が出てきたんです。それを高い値段で売っていたりしてて・・・」
「でも、なんであたし達に?」「貴方達しか頼りがいないのです」

「え・・・?」
「しかもイッシュでは巨大メカの破損、ジョウトでは遺跡の崩落、ホウエンでは森が燃やされていたりと・・・」
「えぇ!?なんで他の所も・・・・」

「最初は皆、カントーがやっているんじゃないかと会議などで言っていたそうなんですが・・・レッドさんのような人がこんな事はしないと思ったので・・・」
「俺もさすがに、そこまではやらないよ・・・一体誰が何のためにやっているんだ?」

「これが現場の写真です」
パールがゴソゴソと鞄から取り出したのは写真

ジョウトのは遺跡が崩れていて、神殿も崩壊状態
ホウエンのは枯れ木しかなく、動物達がほぼ居ない
シンオウのは綺麗な形をした山が土砂崩れで酷い形になっていて
イッシュのは爆発したと思われる研究所の跡などがあった

「重体が数千人、死亡数百人にも及ぶ災害です。」
「元々、遺跡や山や森は観光名所だったので・・・それで・・・」

「酷い・・・・・」
「私達は普通に旅に出ていたのですが・・・たまたま寄ったホウエンがきっかけで・・・」
「会議では結局どうなったの?」

「カントーの人々に手を貸してほしいとでもジョウトの人々は未だに信じてくれなくて・・・」

「そりゃあなぁ・・・・でも、とりあえず出来る事だけはやるよ」
「有難う御座います!」
そうするとギィといきなり扉が開いた
驚いて後ろを振り向くとそこに居たのはグリーンだった

「グリーン!まだ寝てろって・・・」
「こんな緊急事態の時に呑気に寝てられるか。」

「で、どうすればいいのかしら?」
「ジョウトから順番にと言いたい所ですが・・・ジョウトの人々は自分達でやると」

「じゃあ、まずはホウエンから・・・って、事ね。」
「はい。」
そうすると扉がバンッと開いた
そこに居たのはアクアやシェルだった

「話は聞いたよ!」
「うわぁっ、アクア!?しかもシェルやガーネットまで・・・」

「こんな大役任せられる事なんて滅多にないしねー♪」
「こんなに・・・有難う御座います!」

「いや、いいのよ・・・うちの所は生きの良い感じの奴等ばっかだから・・・」
「そうなんですか」「とにかくホウエンに行くんでしょ、そうすればレイルにも会えるし一石二鳥だよね」

「あぁ、たしかにな!」
「こんなたくさんの人に協力してもらえるなんて・・・」
「困った時はお互い様よ!さぁて、準備に取り掛かるわよー!」

「え、今から!?」
「あったりまえじゃない!」

「熱も下がったしな。」
「城は兵士達に任せておけばいいしね」

「そうだな!」
「よーし、準備準備ー。」

「シルバーやゴールドも呼ぶか?」
「私はパス。」

「あ、ガーネットパスね。りょーかい。」
「でも、いいのかな〜・・・」

「ブラック達も連れて行った方がいいかな」
「そうね、それの方が都合がいいわ」

「あ、グリーンはもう少し寝てろ。また再熱したら困るし」
「わかった、後でな」「OK」

なぜか結構大人数で行くことになった
そして それの元凶が

次はカントーを狙っていた


続.

Re: ポケスペ中世風パロディ【今更だけど閲覧100突破】 ( No.32 )
日時: 2011/11/18 02:10
名前: 蒼石緑華 (ID: kI4KFa7C)

第十一話 十七の夜を越して求めたのは

準備を済ませたレッド達は城から出て行った
そうして、先に行くべき場所があった

そこは森 そしていつもの様に穴へ入っていった
そして扉を開いたそこにはルビー達が居た

「お、居る居る。」
「レッドさん、どうしたんです?」

「イッシュまで旅をするのよ」
「え!?」「と、いってもジョウトは抜いてだけどな」

「もしかして、今回の事件についてですか?」
「あら、知ってるのね。ちょっと付いて来てくれる人は居ないかなーって思って」

「あ、じゃあ俺行きます。イッシュなら詳しいし・・・」
「じゃあ僕も。」「じゃあ俺も。」

「何かあったら、面倒っすから俺も」
「ブラックにルビーにエメラルド、ゴールドだな」

「ブラックだけじゃ心配だわ、私も」
「じゃあ僕達は待ってるよ」「私もー!」

「よし、じゃあこのメンバーで行こう!」
「俺に大人数だな・・・・」「ま、いいじゃない仲間は多い方が楽しいし♪」

「よし、じゃあ行こう!」
「僕は待ってますね」「俺は行くよ、姉さん」
「解ったわ。じゃあ準備チャチャっとすませちゃってー♪」

「はい!」
慌てて準備を進めると
少し経った頃 皆、準備できていた

「じゃ、いきましょ!」
「はい、いってらっしゃい。」

「じゃ、行くぞー!」
皆は外に出ると グリーンは時計を確認した
その時ブルーはチラリと見た グリーンの胸元には
あのペンダントがあった大切につけてあった
それを見たブルーは一瞬だけ笑った急ぎ足で港まで行くと
出航前だった ギリギリに到着したレッド達は慌ててお金を払うと
船に乗った その直後船と港を繋ぐ架け橋が外れ出航した

少しバテていた 冬の冷たい風が心地よかった
森から港までかなり距離があったので急ぎ足というよりとにかく走っていた
重い荷物を抱えるとなると少しキツかった 武器だったら話は別だが。
今は昼の2時 そしてホウエンにつくのは朝の8時その間までどうするか話す事にした
とりあえず中に入る事にした 船には部屋がついていた王族とか軍人とかは
普通に取れる値段だった 一般人から見れば結構高いけれど普通の事だった

とりあえず部屋に入った 彼らは荷物を置いた

「よいしょっと」
「広いですねー」

「んー、まあな!」
「色々あるって事は聞いてますけど・・・まさか森が・・・」

「ホウエンは森が焼かれたんだよな」
「酷い事する奴がいるものね」「ホウエンの森には数少ない動物も居たしな」

「森の動物は皆どうなっちゃったんだろう・・・」
「残ってたのは保護したって聞いたわ」
「さてと・・・とりあえずどうします?」

「とりあえず休もう、少し疲れた・・・・」
「そりゃあグリーンは熱下がったばっかだしな」
皆はロビーに出る事にした
ロビーに出ると見覚えのある姿が見えた

「・・・あれ、カスミ?」
「ん?あーっ!レッドじゃない!?しかもブルー達まで・・・」

「あらー、久しぶりねカスミ」
カスミはカントーの港町に住んでいた
レッド達と知り合ったのは、戦後の港でだった
その時仲良くなって以来、結構一緒に居る事も多かった
でもここ最近忙しかったのでまったく会っていなかった

「ま、まさかレッド・・・お供連れて家出したの・・・!?」
「いやいやいや・・・無いから。」「お供って俺達か・・・・」

「でも、なんでカスミがここに?」
「あぁ休暇を取ったのよ。ホウエンへ行く予定よ」
カスミは港町を仕切るリーダーだった
その分、仕事が多かったので終わったあと休暇を取ったらしい

「自然に癒されに?」
「えぇ、それしか無いわよ」

「カスミ・・・ちょーっと、言いづらいんだけど・・・」
「ん、何よ。」「・・・ホウエンの森が燃やされたんだ」

「・・・・・な、なんですって!?」
「お目当ての湖も枯れてるってさ。」

「嘘でしょぉ・・・」
カスミはげっそりとした顔をした

「で、それの手伝いに行くのよ」
「え、そうなの?」「うん、なんか人手足りないらしくて・・・」

「俺達は最後の希望みたいなもんよ!」
「正しく言えば、便りは俺達しか居ないって事だ。」

「もしかして他の所も?」
「うん、そうなんだ。ジョウトの遺跡やシンオウの山とか・・・」

「はー・・・大惨事ね。最後はうちに来るんじゃない?」
「そう思うとぞわぞわするわ。」

「ま、頑張りなさいよ。」
「カスミはどうするんだ?」
「そーなると予定が狂うし・・・あたしも行くわ」
「また人が増えた・・・」「疲れた顔してんじゃないわよ」

「ホウエンについたら、まずはオダマギ博士の所へ行こう。」
「サファイアのお父さん・・・」「博士なら何か知ってるかもしれないな」
「というか・・・知らない人多いわね」「あぁ、そうだったな。」

「この子は私の弟のシルバー、左からゴールド、ルビー、エメラルドで・・・」
「アクア。」「シェルだよーw」
「ブラックって言います!」「ホワイトです」

「・・・・大分、人多いわね・・・・」
「まぁな・・・・」「じゃ、あたし部屋戻るから!」
「じゃーねー♪」
カスミはロビーから離れ、部屋へ向かった
レッド達も部屋へ戻る事にし

部屋に戻ると荷物の整頓を始めた
大分、準備を適当にやったので酷い有様だった
使う物は出しておき、後は入れておいた
そうするとホワイトがレッドに尋ねてきた

「あの〜・・・カスミさんとは仲が良いんですか?」
「うん、結構前から仲いいぜ」「最近会ってなかったけど、ガラリと変わったわねー」

「へー・・・そうなんですか」
「でも、なんで会ってなかったんですか?」

「カスミはカントーの港町のリーダーで色々仕事が忙しいし、俺達も忙しいから最近会えなかったんだ」

「大変ですね」
「でも慣れてるから大丈夫よ」
「あれ、グリーン先輩それ・・・」

「薬。まだ、完全に直ってるわけじゃないしな。」
「あれ、食べ物無くないですか?」「サプリメント。」

「サプリメント!?グリーン、あんた・・・」
「別に死ぬわけじゃないしな。」「・・・ま、いいわ。グリーンがそう言うならね」

「暑い・・・・」
「そんな事言うのレッドさんだけっすよ?」

「え、そうなの。」
「まぁ、そうだな。寒いんだが。」
「良く半袖で居られるわねーw」「え?え??」

「よいしょっと」「あれ、ルビーそれ・・・」
「代わりの服です。同じ服じゃさすがに駄目ですから」

「ちゃんとしてるわねー」
「あはは・・・」「・・・なんだこれ、ピクニックか?」

「ピクニックというサバイバルという犯人探し。」
「半分間違ってないわね。」「犯人探しって・・・・」

そんなグダグダな会話をしながら部屋の中で過ごしていた

続.

Re: ポケスペ中世風パロディ【第一章・ホウエン編突入】 ( No.33 )
日時: 2011/11/18 18:23
名前: 愛河 姫奈 (ID: bEtNn09J)
参照: http://www3.atpaint.jp/kakiko/src/kakiko1321436672747.png

凄く進んでる…

頑張って!!

面白いよb

Re: ポケスペ中世風パロディ【第一章・ホウエン編突入】 ( No.34 )
日時: 2011/11/19 15:36
名前: 蒼石緑香 (ID: kI4KFa7C)

第十二話 現実が辛い事は知ってるよ 逃げたくなるのも

その頃、ホウエンでは
枯れた森に レイル達が居た

「これは酷い・・・・」
レイルはその現場を見て
悲惨な物だと感じた

「こんな事になったおかげで動物達は住む場所も無くしてしまって・・・」
「あぁ、オダマギ博士。そうですね、きっと困っているでしょう」

「このままじゃ保護しきれないかもしれない。早く森を再製しないと」
「そうですね・・・・カントーは大丈夫なのでしょうか?」

「カントーが誇るのはそのカントー自体全て。きっとカントーは・・・」
「・・・・そうでは無いと願いたい。」「そうそう、私の家の裏に置いてあったんだが」
博士はゴソゴソと何かを取り出した それはディスクだった

「ディスク・・・?」
「落としていったのかと思ったんだが・・・」

「後で調べさせていただきます、博士に何かあったらいけないので」
「あぁ、すまないね。私は動物達の世話をしてくるよ」「はい。」
そうしてオダマギ博士はそこから去っていった
目の前にあるのは、枯れ果てた森 何も無かった

「さて・・・・ディスクは後回しで、森を再製するか」
レイルは何もまだ無い森に入った


そしてまた視点変わってレッド達
レッド達は外に出ていた
「んーっ!気持ちいいなー!」
「寒いわね。」

外は夕方 もうすぐ夜だった
結構寒かったので一応上着を着てきた
そして太陽は見えなくなった太陽が見えなくなると
月が顔を出した 周りは真っ暗で月の明かりがとても綺麗だった
後から星空も見えて 空は綺麗な色をしていた

「おお・・・・」

「こんな風に見れる時はあっという間よね・・・・」
ブルーのその言葉に皆は少し暗い顔をした
今は短い休戦時間 唯一平和な時

休戦が終われば、また戦いの日々が始まって
人々は消えてゆく逸れた 魂は彷徨う

強くなければ、生きていけない
弱いままじゃ生きていけなかった
だから強くなろうとした 弱くありたくなかった
でも結局強い弱い関係なくて 残酷で
不安や孤独、緊張感がすごく息苦しくて
今はもう慣れてしまったけど、やっぱり怖い時がある
人に銃口を向けて撃つ 時々辛くなる
だから悲しい、やめたいという気持ちを掻き消して
眼を曇らせて銃口を向けるそれをすると終わった後
悲しみがこみ上げてくる 色んな戦場に経った
でもこんな強さはいらなかった 平和な世界で
平和な時を過ごして 平和に暮らせる

そんな世界に生まれたかったと
時々思う

「そろそろ戻りましょう」
「そうだな」
皆は部屋へ戻っていった
荷物を整理をしていた

「あ、シャワー借りるね」
「わかったわ」

「ちょっと歩いてくる」
「そうか」「いってらっしゃい」
レッドは部屋から出て廊下を歩いていた
そうするとカスミが居た

「あ、レッドじゃない。また会ったわね」
「カスミじゃん、どうしたんだ?」

「んー、暇だから歩いてるだけ」
「あー・・・俺も同じだ・・・・」

「そうなんだ。そうだ、部屋来ない?ちょっと見せたいのがあるのよ」
「え、いいけど・・・何かあるのか?」「うん、まぁね」
レッドはカスミの部屋の前に来た
全室カードのロック式部屋だった

カスミはカードを刺しこんだ
そうするとカチッとロックが外れた音がした
ドアを開け カードを外し部屋の中へ入った
「で、なんなんだ?」

「あぁ、ちょっとね。これよ、コレ。」
カスミはトランクを持ってきた
頑丈そうな外見に、ロックの掛かったトランク

よっぽど大切な物が入っているのだろう
「何かあるのか?」
「見れば解るわ。ちょっと待って」
カスミはカチャカチャとロックを解除し始めた
解除するのが終わりトランクの中には

とても綺麗に輝いている物だった
それは短いロッドのような形をしていて
レッド・スピネル、アクアマリン、イエローダイヤなどが嵌め込まれていた

「うわ・・・すげぇ・・・」
「これは城の地下に眠る道を開くための鍵の一つよ」

「そうなのか?」
「えぇ。奴等はこれが狙いね。」
「でも、もう一つ在ったんじゃないか?」
「それが解らないのよね・・・どこにあるのかしら」

「でも、なんでこれをカスミが?」
「旅行ついでに仕事よ。本当面倒くさいわ・・・人をなんだと思ってるのかしら」

「そうなのか、大変だな?」
「そりゃあ大変よ・・・」「でもこれをどうするんだ?」
レッドは疑問に思った 鍵なら大切に持っておいた方が良い
どうして持ち歩くのか狙われやすいのに、と

「コレ?偽物作るのよ。」「偽物!?」
「こっちはあまり知られてないからね一応偽物作っておくのよ」

「でも、もしも奪われたらどうするんだよ?」
「それは仕方ないわね」「・・・・・・・」

「無理やりでも奪い取るしか無いけどね」
「うん、その答え待ってた」「あ、そうだったの?とりあえずこれは貴重品だからね・・・頑丈なトランクに入れてるのよ」
カスミはカチャカチャとまたロックを掛けると 
トランクをベットに置いた

「ま、せいぜいそっちは頑張りなさいよ。」
「人の事言えないと思うけど・・・」

「というかなんでホウエンに?」
「ホウエンの方が宝石とかあるからよ。カントーでは滅多に取れないし。」

「んー・・・・とりあえず、俺部屋戻るな」
「あ、そう?じゃあねー」「じゃあなー」
レッドはドアを開くと バタンを閉めて出て行った

「よし、あたしはそろそろ寝よっと。」
そして一方 部屋に戻ったレッドは・・・

「あら、お帰りなさい。遅かったわねー」
「あははは・・・ん、グリーンそれ・・・・」
レッドはグリーンが手に持っていたペンダントに目をやった
どこかで 見たことのあったペンダントだった

「あぁ・・・これか?」
「うん、どっかで見たことあるような気がするんだけど・・・」

「・・・・気のせいだろ」
「?あぁ・・・そうかもな!なんか悪かったなー」

「いや、いいんだ。」
「あ、俺寝ますねー」
「私も」「俺も」「俺も。」

「あぁ、わかったわ。おやすみなさい」
「一足先に寝かせてもらいますー」

そうして ゴールドやエメラルド達は寝た

「あら、ルビーは寝なくていいの?」
「もうすぐ寝ます。肌荒れ気になるんで。」

「あはは・・・ルビーは女の子だなぁ・・・」
「俺も寝る。」「あぁ、おやすみなさいグリーン。」

そうして次々と 皆寝ていった
外の月の光と星空で輝いていた海

海の上を漂いながら レッド達が乗っている船以外に
船に近づいてくる 船があった

堂々と前には「R」と描かれていた———
もうすぐ、何かが始まろうとしている

続.

ジムリーダー登場ですね
そして彼らも登場です。

もうお解りの方ばかりかと・・・・

Re: ポケスペ中世風パロディ【第一章・ホウエン編突入】 ( No.35 )
日時: 2011/11/20 00:00
名前: 蒼石緑香 (ID: kI4KFa7C)

第十三話 今ある未来に見える物は




——真に可哀想に・・・——

—この年で王位後継をなさるには早すぎる—


——王妃様も王様もこんな早く亡くなられて——

可哀想だなんて言わないで
益々 悲しくなるから

———キャアアアッ、皇子がお倒れに・・・!———
——医師はまだか!?——

—どうやらシェフの中にジョウトの者が—

——なんだと!?今すぐ捕まえろ、今すぐにだ!!——
——この国の未来を背負う方なのに・・・!——


—今日の昼食会も皇子の判断により中止に・・・—
——皇子は、一体何を望んでいるのか・・・——

———今日も何も食べません、病気では・・・———

少し成長した時 戦が始まって
そこに居た、同じ年齢ぐらいの子供が居た


——皇子、一般人をここに入れては・・・——
—可哀想に、また孤児が増える—


そしてまた 成長した時
その時連れて行った子は 兵士になった

——素晴らしい腕だ。これなら国も大丈夫だな——


———皇子が居なくなりました!!———
——なんだと!?誰か知らないのか!——

—早く探せ、何かあったらどうするつもりだ—



——皇子、ご無事でしたか・・・!——
——いったい、どこにいらっしゃったのですか?——


昔の記憶 思い出せば思い出すほど
妬ましく思える ずっとずっと


憎かった 皆。




「・・・・・・夢、か。」
レッドは真夜中 一人だけ起きた
皆は寝ていて月と星空の明かりが

窓を照らしていた

ボーッとしていると 廊下からバタバタバタと走る足音が聞こえた
それに気づいてドアに近づくと廊下から声が聞こえた

ドア越しにそれを聞いた かすかだったが話し声だった

「あの・・・・った・・・か?」
「・・・スミと・・・う女・・・・ってる・・・しい」

レッドはよく聞こえなかったのでもう少し 耳を近づけた
そうすると 話し声はよく聞こえてきた

どうやら数人の男達が話しているようだった

「あれが手に入れば私達の・・・・が手に入る」
「だが、船には皇子達が乗っているらしいぞ」

「ならば・・・てしまえばいい」
「そうだな」「その部屋をまず探そう」
そうして男達は去っていった
レッドは慌てて皆を起こした

「皆、起きろ!!」
「ん・・・なによー・・・・」

「俺達殺されるかも・・・」
「はぁ?」「なんか変な集団が・・・・そっ、それに・・・」

「それになんすか?」
「・・・・カスミを殺すって・・・・・」

「!?」
「聞き間違いかもしれないけれど、誰かが・・・」

「・・・・皆、武器を持って!」
服を着替え 武器を持った
そろーとドアを開けると

静かで、何か気味悪かった
「・・・・気配は無いな。」
「てか、お洒落小僧武器持ってたんだな・・・」

「武器ぐらい持ってますよ」
「ここは二手に分かれよう。左はブルーとシルバー、エメラルドにシェル、俺だ。」

「じゃあ右は俺に、ゴールド、ルビー、アクアな」
「あの俺達は・・・・」「武器を持って無いだろう?危険だ、部屋で待っててくれ」

「でも奴等は・・・」
「ブラック達の存在は知らないわ、大丈夫よ」

「いいか、俺達の事は一切知らないって言え。いいな?」
「わ、わかりました!」「じゃあ、いってくるな。」

「はい・・・!」
ブラックとホワイトは部屋で待つ事になり
レッド達は廊下に出た


「さて、どうしますレッドさん?」
「早速ぶち当たりましたよ・・・・・」

角を曲がった所には奴等が居た
Rと書かれた黒い服、首に赤いスカーフ
黒い帽子を被った集団だった

瞬間を見計らって そして前に出た
銃を構え その集団を撃った

「行こう。」

「はい。」「わかりました」
「OK、行こう。」

そうして進んでいった
一方 右側を行ったグリーン達は・・・・

「ん・・・・誰か向こうから来るぞ。」
その姿はカスミだった それを確認すると
急いで彼女の下へと近寄った

「あ、グリーン達じゃない。どうしたのよ」
「大変なんだ・・・!」「え?」
グリーン達は今の状況を カスミに説明した
カスミは状況を理解し 自分の部屋に招いた

「きっとそいつらはアタシを殺してこれを手に入れるつもりね」
「トランク・・・?」「あの道への鍵の一つよ。」
パカッと開けると いきなり宝石が光りだし
キィィンという音を響かせた それと同時に

グリーンがつけているペンダントもそうなった

「共鳴してる・・・?」
「あぁっ、それ・・・・・!ペンダントじゃない・・・!!」

「しまってくれ、音を聞きつけて奴等が来るかもしれない」
「え、えぇ。」
カスミはしまった
そうすると 音と光は消えた

「奴等はコレが狙いだな・・・・」
「でも、なんであんたがそれを持ってるのよ・・・」

「・・・・形見だ。」
「え・・・」「とにかく、逃げるわよここにいつまでも、居てられないわ」

「そ、そうね。行きましょう」
ガチャリとドアを開くと 奴等とハチ合わせになった

「なっ・・・・」
奴等は先に銃口を向けて
一人がグリーンの左腕に発砲した

「っ!!」

「グリーン!?っ・・・・」
ブルー達も 戦闘態勢に入り
あっという間に奴等を倒していった

「グリーン、大丈夫!?」
「あぁ・・・少し掠っただけだ。」

「これからどうするんですか?」
「ここに長居は無用、さっさと逃げるぞ」
「そうね、こんな所さっさとおさばらしなきゃ」
そうすると後ろから人の気配がした
振り向くと、そこにいたのはレッド達だった

「皆!!」
「大丈夫ですか!?」

「ええ、大丈夫よ。でもグリーンが・・・」
「少し掠っただけだといってるだろう。」

「とりあえず、外に船を待たせてる。早く行こう」
「そうだな・・・でもブラック達は?」
「先に行ってます、さぁ早く!」

「えぇ。」
レッド達は走り
外に出た 外に誰も居なかった

そして前にあった船に飛び乗った
その船 それは軍船だった

「軍船!?」
「こんばんわー、大変だったわねー」

「レイル!!」
「あ、荷物は中だから大丈夫よw」
「でも、なんでここに?まだホウエンまでは・・・」

「軍船は只の船じゃないわよ。」
「あはは・・・・」「奴等、船があったけど軍船見たら逃げて行ったぞ」
「弱いわねぇ・・・」「ま、そんなもんよ。さ、中に入って頂戴、撃たれられると冗談じゃないからね」

皆、船の中に入っていった
そして軍船は 動き出した

その頃は、もう深夜の2時過ぎだった

続.


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