二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

イナGO:やってきた風の魔術師
日時: 2011/10/28 22:35
名前: ゆずうさぎ (ID: NeElsyZE)

こんにちは、イナGO好きでとても飽きやすい性格のゆずうさぎです。
今回は魔法?らしきものを書きます
※注意事項
・荒しさんはどうかお引き取りください
・パクリ、悪口などをする方もお引き取り願います
・ナマケモノや亀さんたちよりも更新がのろいです
・年齢操作で天馬が小5です。(剣城たちは変わりません)
それでも見てくださる方々はどーぞ!

〜キャラ紹介〜
・松風天馬
稲妻町にやってきた謎の少年。その正体は…

・剣城京介
昔から変なものが見える体質の持ち主。神童と霧野とは幼馴染の中

・神童拓人
剣城と同じ体質の持ち主。神童財閥の御曹司

・霧野蘭丸
神童のよき理解者。神童たちに何かを隠している様子

〜オリキャラ〜
・ウィン♂
天馬の肩にいつも乗っている白ネコ

レオーナ=シュタイン 女
天馬の執事。金色の髪と金色の瞳をしている。礼儀がよく、誰に対しても敬語で話す。天馬のことを『マスター』と呼んで慕っている。天馬からは『レオ』と呼ばれている。

・雨野水月(あまのすいげつ)男
天馬の家に住んでいる、藍色の髪と瞳をしている中学2年生。引っ込み思案な性格だが時折性格が変わる。天馬のことを『天馬君』と呼んでいる

・神埼炎(かんざきほのお)女
天馬の家に住んでいる、茜色の髪と瞳をしている大学3年生。活発で何事にもチャレンジする性格。天馬のことを『テンマちゃん』と呼んでいる

・山名琥珀(やまなこはく)男
天馬の家に住んでいる、茶色い髪と琥珀色の瞳をした高校1年生。物静かで読書好き。翡翠の双子の弟。天馬のことを『帝(みかど)』と呼んで慕っている

・山名翡翠(やまなひすい)女
天馬の家に住んでいる、茶色の髪と翡翠色の瞳をした高校1年生。琥珀と同じ性格をしているが明るい方。琥珀の双子の姉。天馬のことを『天馬様』と呼んで慕っている

〜設定〜
・魔術師…特殊な力を持った人間のことを言う。

・魔術…魔術師が使う能力のこと。

・聖魔術師…選ばれた十一人の魔術師。その証として玉を加えた龍が巻きついたようなチョーカーをしている

・稲妻町
日本を代表する巨大都市。自然と人工のものが調和しているため住みやすい年でもある

Page:1



Re: イナGO:やってきた風の魔術師 ( No.1 )
日時: 2011/10/28 21:24
名前: ゆずうさぎ (ID: NeElsyZE)

〜プロローグ〜
小さな山道をリムジンが走っていた。
レ「皆さん、もう少しで稲妻町に到着いたします」金色の瞳の女性—レオーナが後ろに乗っている少年少女たちに声をかける
水「あ…後もうちょっとなんだ…」藍色の瞳をした少年—水月がやっとかというように口を開いた
炎「ねぇねぇ!稲妻町ってどんなとこと?楽しいところ?」身を乗り出して茜色の少女—炎が聞く
琥「炎、身を乗り出さないでください。あなたは危なっかしいんですから」
翡「それと少し静かにして下さい。後もうちょっとでこの本の深層まで行きつけるのですから」瓜二つの少年と少女—琥珀と翡翠が炎を注意した。
炎「まーた読書してんの〜?あいっ変わらず読書好きね〜」
水「今回はどんなの読んでるんですか?翡翠さん」
翡「まぁいつもと同じ類のものですよ、水月君」水月に本を見せた。
炎「これ…英語?全然読めないじゃん」
翡「ふふっ相変わらず英語苦手だね、炎ちゃん♪」
水「確かに炎さんは…その…英語がその苦手…のようですけど…」
炎「水月。それって私がバカって言いたいの?…」炎から黒いオーラが漂う
水「うわ!違います!俺はただ…その本はいくらなんでも…難しいんじゃないかなって…言いたかっただけです…」少しずつ水月の顔が泣き出しそうになってきた
琥「炎、いい加減に水月を泣かせるのはやめてください。怒りますよ」
炎「別に泣かせようとしたわけじゃないもん。まぁだけど悪かったわ、少し言い過ぎた」
水「すみません…こんな性格で…」
レ「見えてきましたよ。稲妻町です」前の窓の方を見てみると大きな街が見えてきた
炎「うわ〜!話は聞いてたけど想像以上に広いね。私たちの家ってどの辺り?」
レ「あの向こう側にある高い丘のような山のようなものが見えますか?あそこですよ」
水「結構広いんだな〜…」ポカーンと口が開いた
レ「マスター。もう少しで到着します」一番後ろの座席に声をかけた
天「うん…」眠そうな声が返ってきた

Re: イナGO:やってきた風の魔術師 ( No.2 )
日時: 2011/10/29 12:08
名前: ゆずうさぎ (ID: NeElsyZE)

第一話〈出会いは突然に〉
桜が満開に咲くころ、ちょうどこの都市にも入学式があちらこちらで始まっていた
剣「ふぁーぁ…眠み〜…」新しい制服を着た剣城京介が通路を歩いていた
神「おい、京介。入学式なんだからもっとしゃきっとしろ」隣にいた彼の幼馴染の神童拓人が彼を注意した。
剣「うるせーな。だって眠いもんは眠いんだよ」
神「ふん。どうせ昨日くだらないことで夜ふかしでもしてたんだろ」
剣「何だと!」
神「やるか!」二人の間に火花が散った
霧「まぁまぁ、二人とも。晴れがましい気分を壊さない壊さない」いつからいたのか霧野蘭丸が二人の止めに入る
剣「蘭兄!いつも間に!」
神「蘭丸。いるんだったら声をかけてくれ…」
霧「おーや。俺は声をかけたつもりだし、さっきからずーっとお前たちの後ろにいたんだけどな」
剣「そりゃ失礼しました。でも拓人が…」
神「お前が夜更かしした方のが一番悪い」
霧「だから二人ともやめろってば。相変わらず犬と猿のように仲が悪いな。それと京介、拓とはお前よりも年上なんだからもうちょっとは敬えよ。一応お兄さんなんだから」
剣「悪いな蘭兄。俺はこいつのことを兄貴のような存在だとは一度も思ったことがない。前にこいつの弟さん?って聞かれた時は寒気がしたぜ」
神「そうか。そのことは同感だ。俺はお前のことを一度も弟のような存在だと思ったことがない。こいつのお兄さん?って聞かれた時は失神するかと思ったよ」
剣「何だとこの泣き虫野郎」
神「黙れこのつり目が」またもや二人の間で火花が散った
霧「だからやめろって…あっ信号赤になっちまった」
二人が言い争っている間に交差点の信号が赤になってしまった
剣「…ここでは絶対に止まりたくなかったんだけどな…」
剣城と神童の口からため息が漏れる。なにしろ二人には周りには見えないあるものが見えてしまう体質だった。この交差点にもそういうものがいる。小さい時から後ろから髪を引っ張ったり、こけさせたりなどと毎日のように迷惑をかけてくる。今それは、自分たちが居る方向と逆の方にいた。今日もやってくるのかと思った


…が
神(あれ?…今日は何もしてこない)ここを通る時は毎度のようにやってきたあれが今日は心でも入れ替えたのか、何もしてこなかった。それは神童たちいる場所ではなく別の場所をいていた。気になって剣城と神童はそれが見ているものは何かと振り向いた。
そこにはかなり高級そうな黒いリムジンがあった。彼は神童財閥の御曹司だったがあれぐらいのものはなかった。そのリムジンを見ている間に信号が青に変わった。
リムジンが発車して中にいる人たちが見えた。剣城と神童がそのリムジンが去っていくのをじっと見ていた
霧「拓人?京介?どうしたんだ?速くいくぞ」
剣「あぁ…」
剣城と神童はあのリムジンに乗っていた人が気になった。正しく言えばそのうちの一人に目がいった。一番後ろの座席に後ろに座っていた小学生ぐらいに少年だった。だがどことなく人とは遠く離れたような雰囲気をしていた
あれがそのリムジンを追っていったのが見えた

Re: イナGO:やってきた風の魔術師 ( No.3 )
日時: 2011/10/29 21:34
名前: ゆずうさぎ (ID: NeElsyZE)

第3話〈霧野の隠し事〉
入学式が終わり、剣城たちは町の商店街を歩いていた。
剣「あーあやっと終わった〜…」
神「別に校長とかの話きくだけだったろ…。なんでそんなことで疲れるんだ」
剣「だってあの校長の話流すぎんだよ」
霧「確かにあの人の話って長いんだよな〜。同じことを何回もくどくど言ってくるんだからな〜」
神「全くお前たちは…」そんなことを話しながら剣城たちはある喫茶店に入った。
霧「そういや、お前ら最近は大丈夫みたいだな」霧野が突然そんなことを言った
剣「?」
神「何のことだ?」
霧「全く人が心配してやってんのに…小さいころからよく言ってただろ、変なものが見えるって…」
剣「あぁそのことか…最近はあんまり気にしなくなったよ」
神「気にしなくなったというより慣れたみたいだな」
霧「でも見たくないっとも思ってるんだろ?」かなり鋭い質問だ
神「そりゃ見たくなんかないさ、あんなの…」
剣「っていうかさ、前から聞こう聞こうと思ってたんだけどさ…蘭兄もひょっとしてさ、見えてんのあいつら」
霧「あぁ見えてるけど」あっさり返された
神「見えてるって…そんなこと一言も聞いてないぞ。なんでで言わなかったのさ」
霧「まぁ俺にもいくらお前たちであろうと言えないこととかあんだよ」
剣「言えないことって…何さ?」
霧野は順番に神童と剣城の顔を見た。
霧「まだ言えないよ。まだお前たちはまだ気づいていないみたいだからな」
神「おいそれってどういう…」言いかけた時いきなり霧野が立ち上がった
神「蘭丸?どうしたんだ?」
霧「嘘だろ…」
剣「えっ?」
霧「こんな日リマからおっぱじめる気かよ…!」
言い終わった途端に窓ガラスが粉々に割れた


Page:1