二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【ポケモン】漆黒の炎に罪を乗せて【BW】
- 日時: 2012/11/25 23:05
- 名前: 愛河 姫奈 (ID: ewPwHyR8)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=22755
上の続きです^^
・前の作品を読んでいない人(話しが分からない場合があります)
・ポケモンが嫌いな人、苦手な人、知らない人
・夢小説が嫌いな人、苦手な人、知らない人
・姫奈が嫌いな人、苦手な人、知らない人(知らなくてもいいですけど(笑))
・パクリをしようとしてるひと、駄文なので回れ右ッ♪
ま、「めんどうくせぇな」って↑みて思った人はbackするんですね(笑)
主にBlack・Whiteのポケモンしか出てきません。
この小説のイメージソング
【VOiCE】
歌詞>>94
シンク・アリシア>>86
リエン>>87
リリー>>88
シーラ>>89
らいりんの応募キャラ>>5
もろっちの応募キャラ>>16
プッツンプリンさんの応募キャラ>>48
ショコラさんのオリキャラ>>61 >>84
もみるんのオリキャラ>>62
水瀬燈夜さんのオリキャラ>>64
世界観>>2
プロローグ>>3
目次>>108
参照1000突破間際記念
>>92
参照1200突破記念バトン
>>99
替え歌
<シンク>
天ノ弱>>23
BadBye>>90
<グリーン&リリー>
ハイドア・ユートピア>>93
頂いた神絵
シーラ>>76
リリー>>78
描いた駄絵
>>98
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- Re: 【ポケモン】漆黒の炎に罪を乗せて【BW】 ( No.99 )
- 日時: 2012/09/04 22:07
- 名前: 愛河 姫奈 (ID: ZUrGQhyc)
- 参照: http://id37.fm-p.jp/336/8710kuma/
Q1,このバトンを回す人を指定してください。
ふりーん
Q2,自分の書いている小説やマンガなどのキャラクターを1挙げて下さい。
グリーン
レッド
ゴールド
ヒビキ
コトネ
トウヤ
トウコ
チェレン
ベル…こう言う系でいいんですか?
Q3,Q2で挙げた人物の中には、いくつの物語が混じっていますか?また、何と言う物語ですか?
BWの夢小説です☆
「漆黒の炎に罪を乗せて」という題名です♪
Q4,自分として気に入っているキャラを3人まで挙げてください。
リリー、シーラ、シンク
です^^
Q5,思い入れのあるキャラクターは誰ですか?
リリーですかね…グリーン夢ですし?w
Q6,名づけに苦労したキャラクターとかいますか?
うーん。シーラ、ですかねぇ…。
Q7,友達にしたいキャラクターは誰ですか?またその理由は?
リリーですかね。俺の分身をよくしたversion的な感じなのでw
Q8,恋人にしてもいいと思えるキャラクターは誰ですか?またその理由は?
うーん…グリーンさんですかね。オリキャラの中ではないw
Q9,逆に、この二人をくっつけたらいい組み合わせだと思うのはありますか?
そりゃあ、グリーン×リリー レッド×シーラ トウヤ×シンク です☆
Q10,皆で無人島に流れ着きました。最後まで生き残ってそうなのは誰でしょう?
レッドさんでしょ〜wwwww
Q11,【男子キャラのみ】バレンタインデー、チョコが多そうなのを3人挙げてください。
グリーン&レッド&トウヤ&…って、全員貰えるってw
Q12,【女子キャラのみ】いい奥さんになってそうなのは?
リリーかなぁ…。
いや、シンクも………。
Q13,頭が良いのは誰ですか?
レッド&グリーン&シーラ&トウヤ&リエン
Q14,では、逆に勉強出来ないのは?
リリー&シンクw
Q15,運動神経が良いのは誰ですか?
リリー&グリーン&レッド&トウヤ
Q16,では、逆に運動できないのは?
いないかもwシンクもアクロバットできるしwww
Q17,魔法使えちゃうんじゃないかっていうキャラクターは?
ファンタジー物語の場合は、魔力が一番強いキャラクターを挙げてください。
リリーかな。設定が厨二だし。
Q18,一番のお洒落さんは誰でしょうか。
うーん。
ミホちゃんかなぁ。
Q19,チキンなのは誰でしょうか。
いない気がするwww
Q20,逆に、大胆不敵で無鉄砲なのは誰でしょうか。
寧ろ全員wwwww
Q21,こんな容姿になりたい!というキャラクターはいますか?
リリーがいいな☆
オッドアイにツインテール☆
Q22,貴方は学校に遅刻しそうです。あまりに間に合いそうにないので、食パンをくわえて走っています。曲がり角で誰かとぶつかりました。倒れこんだそこに、「大丈夫ですか?」と手を差し伸べてきました。
さて、誰ですか?
シーラかな。
Q23,皆でバスに乗ってます。全員着席していて、もう席は空いていません。そこへ、明らかに腰の悪そうなおばあさんが乗ってきました。
真っ先に席を譲るのは誰でしょう?
シンクかなぁwwww
Q24,お兄さん、お姉さん、妹、弟、お父さん、お母さんにしたいのは誰ですか?
兄:フユタ
姉:シーラ
弟:リエン
妹:シンク
父:グリーン
母:リリー
Q25,将来、グレてそうなのは?
昔ぐれたのはリリーですけどww
Q26,ドラえもんに助けられてそうなのは?
シンクwwwwwww
Q27,メイド服とか似合ってそうなのっている?
リリーだね。
グリーンにお持ち帰りされとけ。
Q28,「おはよう、起きて、早くしないと遅刻だよ!」
枕元で誰かがささやいてます。誰でしょう?
シンク〜☆
Q29,屋上からダイビングしても生きてそうなのは誰ですか?
寧ろ、シーラwwww
Q30,お疲れ様でした!最後に、それぞれのキャラに一言どうぞ!
めんどくさいから〜
割愛((
- Re: 【ポケモン】漆黒の炎に罪を乗せて【BW】 ( No.101 )
- 日時: 2012/09/19 20:28
- 名前: 愛河 姫奈 (ID: sC1Xeyy3)
- 参照: http://id37.fm-p.jp/336/8710kuma/
「お兄ちゃんを見つける前に、僕はすることがあるんだ」
僕は、トウヤにそう告げた。
トウヤは「何だ?」と聞いた。
「−ゲーチスを倒す事。
トウヤ…手伝ってほしいんだ」
トウヤは、薄く笑った。
「了解」そう言う意味だ。
ゲーチスのアジトはきっと…。
ジャイアントホールだろう。
その時だった。
心臓が掴まれたかのように、鋭い痛みが走った。
「ぅ…!!」
苦しくて、しゃがみ込む。
「…シンク?
その胸の模様って、もしかして…………」
確か、ジラーチ使いと似てるようなものだった。
ジラーチ使いのミホにも、同じような模様が…。
「何の、傷…?」
「傷じゃない。それは多分ー…
お前は、セレビィ使いだ。
お前自身が、時を操れるー…そう言う事だろう」
セレビィ、使いー…?
その能力があれば…。
その時だった。
脳裏に、何かの映像が流れ込む。
リエンが死んでしまう。
リフィナが泣きじゃくっている。
二人の少女が捕まってく。
一人の少女が棒立ちしている。
トウヤが僕を庇って大怪我してしまう。
お兄ちゃんが…シロガネ山に閉じ込められて帰ってこない
そんな映像が。
(今見た映像が本当なら)
(ゲーチスがこの世界を支配してしまう)
(時使いとしてー…セレビィに力を借りなければいけない)
そう思ったと同時に、彼女の体は光っていた。
〜侵入する 少女と〜
ゲーチスのアジトに侵入する少女がいた。
ばっちりした瞳に綺麗な青い髪。
そんな少女は、今から侵入者になるのだ。
大切な恩人の頼みを叶える為に
自分の想いを彼に伝える為に
彼の大切な人を救う為に
少女はアジトの仲を堂々と入って行った。
だけど、少女は気付かない。
「トレーナーさん。見つけたですっ」
そう言って、後ろから追いかけてくる存在を。
———————————————————————————
カビ臭く、湿っぽい部屋。
まるで、洞窟の様な部屋に侵入者ーマリンは居た。
歩くたびに埃が舞い、咳き込んでしまう。
「臭い…」
そう思いながらも、マリンは進む足を止めない。
その時だった。
がさっ
足音が部屋中に響く。
「っ…!」
反射的に、ボールを掴む。
鋭く、瞳を光らしていると
一人の少女が、笑ってそこに立っていた。
「はぁ〜;;
やっと、追いつきましたよ。
アナタ、足が速いんですね^^」
少女のいきなりの会話に驚いたのか、
マリンは目を丸くしていた。
「は、はぁー…」
「唐突ですが」
その言葉に、マリンはまたボールを掴もうとした。
しかし、その必要はなかった。
「一緒に、ゲーチスへ復讐をしませんか?」
「ふく、しゅう?」
マリンは更に驚きを隠せなかった。
「はい。復讐です。
私は、ポケモンを傷つけられたから。
アナタは—…どうなんですか?」
復讐。
マリンは、悩んでいた。
「復讐か」
その言葉は
何故か 胸を貫く
ナイフでしかマリンにとってはなかった。
「私は、ゲーチスを"変えたい"の。
だからー…復讐じゃない気がするけど…私と一緒に、付いてきてくれる?」
そう言うと、少女は微笑んだ。
「もちろんです」
(リエンさん。
今度は、私が手助けする番です
だから…お願いです。死なないでください)
- Re: 【ポケモン】漆黒の炎に罪を乗せて【BW】 ( No.102 )
- 日時: 2012/11/24 00:15
- 名前: 愛河 姫奈 (ID: ewPwHyR8)
- 参照: http://id37.fm-p.jp/336/8710kuma/
輝きを見せたシンクは
一瞬にして姿を消し
何処かへいなくなった
「シンク?!」
皆、慌てて
焦りを隠せずに
必死に彼女の名前を叫び続けたが
彼女の返答はなく
ただ 仲間の叫び声が響いていた
その時
彼女は謎の浮遊感に包まれていた
それは時渡りをするかのように
何処かへ徐々に連れ込まれていく感覚だった
その感覚はあながち間違いではなく
彼女は確かに「セレビィ使い」として
時渡りと言う能力を得ていたのだ
その能力が解放され
彼女は今まさに時渡りを使っているのだ
「セレビィ使い…時渡り…。
カントーに来るようになってしまったのは、アナタが呼んでいたのかもしれない。
いいよ。やってみせてあげる、僕の本気。
セレビィ、今こそ……僕に力を!」
その言葉を放ったと同時に
彼女は異空間に体を預け
打ちつけられるような空間を
猛スピードの速さで進んだのだ
そして
彼女は過去の世界にたどり着いた
「何、ここー…?」
そこは普通の田舎と言っても過言じゃない町で
何もないとと言えるような街だった
建物も四軒しかなく、
失礼だが 悪くいえば
「ド田舎」だった。
近くにあった看板を見ると
「マサラ」と書いてあった
しかし、残念ながらカントーに免疫のない僕には
マサラとは何処にあるかよくわからなかった
しかし、おそらくカントーだろう
と言う訳の分からない自信に満ち溢れた気持ちで
堂々とマサラと言う町の看板を眺めていた
(進めよ!)
結構長い時間看板を見つめていたが
見つめているだけじゃ意味がないと思い
フラフラとマサラを歩き回っていた
しかし、何の特徴もない町だと思う
たしかに、看板を見たら
何色にも染まっていない汚れなき色
と書いてあったが
染まらなすぎだろ、と心の中でツッコミをしてしまった
まぁ、派手な装飾とかがあって
ごちゃごちゃしている町よりは幾分マシだろうと思った
「しっかし、やっぱ何もないなぁー…」
そう思ってあたりを眺めたら
とげとげ頭と黒髪の少年を見つけた
二人とも僕を見てきょとん、とした顔をしていた
うむぅ。怪しい奴だと思われただろうか
と言うか、何か見覚えのある二人組だと思う
特に、とげとげ頭の人が
(それはどういう意味でだよ)
「あ、こんにちは〜。
ねぇねぇ、君たち。
此処ってカントーだよね??」
笑顔でそう問うと
二人の少年は頷いただけだった
どうやら、怪しいと思われているのかもしれない
仕方がないから「ありがとね」とだけ言って去ろうとした
その時
二人分の手が私の片方の手を掴んだ
「ねぇ、あんたってポケモントレーナーなの??」
腰に付いてあるモンスターボールを指して少年はそう問う
しかし、トレーナーと名乗っていいのだろうか
まぁ、一応戦ってるからそれでいいのか…
など、頭の中でいろいろと考えた後に「そうだよ、一応」と言った
一応って何だよ〜とボヤイテいるとげとげ頭は無視しておこう
(お前、失礼だな!)
「てか、二人は何してたの?
こんなところですることなんてある?」
そう言うと二人は頭をかしげた。
まるで「することなんて、たくさんあるけど?」
とでもいうかのような顔で僕を見た
きっと、この二人には気望が詰まっているんだ
素直に羨ましいと思えた
しかし、今はそれを羨ましがっている暇はない
僕は、全ての真実を調べなければいけない
「んー…ごめんね?二人とも。
僕…ちょっと忙しいんだけど」
そう言ったと同時に二人の目は輝いた
「お願いがあるんだ!
忙しいだろうけど…頼むッ!」
とげとげ頭の彼がそう言った
隣の無口の彼も「…お願い」とだけ言って
僕の目をガン見してきた
うぅ、こんな幼い子供に頼まれてしまったら仕方がない
「いいよ」とだけ笑みを向けて言ったら
嬉しそうに笑って手を掴んで引っ張って来た
そして、草むらに座らされる
黙って従うと
「あれ」と黒髪君が指をさした
そこに居たのは桃色に輝いているポケモン
「ん…?あれってミュウ…?」
そう言うと「知ってるのか?!」と言う
尊敬の目で見られたので正直照れくさかった
「一応ね」と言って、またミュウを見た
たしか、綺麗な場所にしか来ない筈
そうか それほど、此処は美しいのだ
気高き汚れなき染められない白だからこそー
ミュウが現れるのだ
(もしかして…)
ふと、頭に考えが流れ込み
僕は飛び込むようにボールを持ち
ミュウの前に立った
ミュウは振り返った
「ねぇ、ミュウ」
話しかけると
返事をするかのようにミュウは近寄って来た
「ミュウ使いは、いるの?」
そう言うとミュウは首を振った
おそらく、前のミュウ使いはお亡くなりになったのだろう
使いになったものは、数年だが速く死に至ると言う噂もある
それでも、次のミュウ使いは探さないといけない
永遠にそれは続かれているからだ
「ねぇ、ミュウ」
僕はとびきりの笑顔で言った
ミュウは小さく鳴いて、擦り寄って来た
「マサラを守ってね!よろしく!!
ミュウ使いも、絶対に見つかるよ
いなかったら、僕がいい人教えるから
また、僕に姿を見せてよ」
そう言ってミュウと瞳を合わしたと同時に僕は姿を消した
おそらく、次の時渡りが始まったのだ
きっと 少年達は消えた僕を探してるだろう
まぁ 絶対に見つからないだろうけど
その時の僕は
マサラなんて知らないし
カントーだって聞いたことのない
馬鹿な少女だったから
「うーん。ちょっと、過去を変えすぎちゃったかな
でも、もう少し…進まなきゃ…セレビィ…お願い…
あと、あと一つだけ……僕に未来を………!」
その時だった
辺り一面が真っ暗に染まった
何も見えなくなり
僕は立ち尽くすしかできなかった
「え…?誰かいるの??」
驚きを隠すようにボールを掴んだら
誰かにその手を掴まれた
心臓が飛び出る位びっくりして振り向くと
そこに居たのは愛おしい 愛おしい
「お、にいちゃん…?」
お兄ちゃんの姿は今すぐにでも
消えてしまいそうなほど薄れかかっており
触れると溶けてしまいそうだった
しかし たしかに感じる体温で
嬉しさがこみ上げ
抱きつこうとしたその時だった
お兄ちゃんに突き放されたのだ
「え…?」
驚いてお兄ちゃんを見ると
今まで見たことのない顔をして
冷酷な表情で僕を見ていた
それがとても悲しくて涙があふれて
お兄ちゃんに触れたいのに触れられず
僕は何もできなかった
掴まれていた手の温もりは
直ぐに熱を引いていき
冷たい黒の床を触れていた
「どうして…?ねぇ、お兄ちゃん……」
泣きそうなのをどうにか堪えてそう問うと
お兄ちゃんは何も言わず指をさした
そこに映っていたのは
真っ白な雪に包まれている大きな山だった
「え…?
お兄ちゃんはそこにいるの…?」
また問うと お兄ちゃんは頷いた
そして 触れようとしたその瞬間
本当にお兄ちゃんは消えてしまった
雪が解けるようにふわり、と消え
僕は暗闇に立ちつくしていた
だけど 今は確信がある
お兄ちゃんは必ずシロガネ山に居る
「よし」
そう言って僕は立ち上がり
もう一度、最後の時渡りをする
向かう先は過去のトウヤ達
ちょっと過去を変えてしまうけれど
彼らを救う為だ 仕方がない
「さて行こうか」
自信に満ちた顔で
僕は一歩、足取りを進めた
その頃、ある場所では
死闘を繰り広げていることもしらないでー…。
********************************
テスト週間になにしてんの俺←
い、いやちょっと書いちゃっただけですよ!
2500文字超えとかいつも描かないけど
調子乗って書いちゃっただけです!;
いつもと違う風に描いてみました
そろそろ、終わらせたい\(^o^)/
しかしなかなか終わらないorz
あぁ、感想かいてたら3000文字いってしまった…
- Re: 【ポケモン】漆黒の炎に罪を乗せて【BW】 ( No.103 )
- 日時: 2012/11/25 19:25
- 名前: 愛河 姫奈 (ID: ewPwHyR8)
- 参照: http://id37.fm-p.jp/336/8710kuma/
シンクが時渡りをしている一方で
二人の少女は不気味なアジトを彷徨っていた
ただ
後ろの人影に気づくことなく…
ひたすらにー
「ジャイアントホールのアジトと言うのに
此処まで人の気配がないのは可笑しいと思うんだけど…
その前に、アナタは誰なの?名前教えてもらわなかったけれど」
マリンがそう問うと
隣で並んでいた少女は笑って
「まず、自分から名乗るものじゃないでしょうか?」
言ってきた。
少しだけ、いらつきを覚えたが
的を得た答えだったので
「わかった」とだけ言って自分から名乗ることにした
「私はマリン。マリン・フェアリー・リリアーナよ」
そう言うと、少女は笑って
「マリンさん…ですね」と言った。
「私はショコラ・ディルカロンドです」
そう短く言ったショコラはマリンの手を握ると
「早く進みましょう!」と言って走り出した
いきなり手を掴まれ走り出されたからか
驚いてこけそうになったマリンだったが
何故か怒る気にもなれなかったので
仕方がなく一緒に走っていた
まさかその行動が
仇になるとも気付かずに—…
奥に進むにつれ
肌寒さが増していき
手は徐々に悴んでいった
マリン達はなるべく寄り添って
寒さに耐えるようにして歩き続けていた
その時
"がさっ"
何処からか人の足跡が聞こえた
急いで後ろを振り返ると
「…アルさん?」
そこに立っていたのは
マリンが探し求めていた人で
片手にボールを握りしめて
マリン達を睨むように
ただ立ちつくしていたのだ
「アルさん、どうしたんですかー…」
近づこうとしたマリンの手を
ショコラが必死に掴み
まるで「行くな」と訴えるかのように
ショコラもただマリンの手を掴んでいた
その二人に挟まれたマリンは
どうすればいいのか分からなくなり
ただ呆然とすることしかできずに
マリンも同様に立ちつくしていた
「どうしたの…ショコラ…」
そう言うとショコラは声色を変え
「考えたらどうですか?」とマリンを冷ややかな目で見た
そう言われてマリンは我に返った
どう見ても、今のあるは正常じゃない
理由は、一つしかないだろう
「ゲーチス…のせい?」
「あたりです」
そう言うと、ショコラはボールを構えた
「待って!
アルさんは駄目なの…!」
それでもショコラは聞かなかった
誰かを犠牲にしないと、全ての人種が消えてしまう…
まるでそう語るようにボールの中からポケモンをー…
「だっめええええええええええええええええええええええ!」
マリンはボールからバタフリーをだし、
「ねむりごな」を支持させてマリンはアルを眠らせた
ショコラは驚いて目を見開いていたが
「甘い人なりの方法なんですかね」と言って
ボールをポケットの中にしまった
仕方がないから私は
眠ってしまったアルさんを担ぐことにした
「…マリンは…………」
「ん?」
「…馬鹿力?」
「え?!」
そんな会話をしている時だった
「本当に、私の邪魔をする人間はたくさんこの世にいますね。
まぁ、いいですよ。今すぐに滅ぼして差し上げましょう!」
真後ろで誰かの叫び声…
否、狂い声が聞こえた。
誰かは一瞬で分かった。
ゲーチスだ…!
「アナタは…」
「「ゲーチスっ!!」
その時
ショコラとマリンが
本当に一つになれた時だった
「アナタは絶対に許さない…アルさんまでこんな事に…」
そう言うと、歪んだ笑みでゲーチスは笑った。
「そいつが悪いんですよ?
勝手に侵入してきたんですからねぇ。
…まぁ、アナタ達も同じ目にあってもらいますけど??」
そう言って、ボールを握った。
それにこたえるかのように
二人もボールを握る。
「…ショコラ、行くよ?」
「もちろんですよ」
二人は同時にボールからポケモンを投げた、
「行けっ」
「サラマンダー!」
「ピウ!」
そこには
リザードンのサラマンダーと
ピカチュウのピウが
ゲーチスを睨むように
堂々とそこに立っていた
「サザンドラ、シビルドン
この者達を…消去しなさい」
激しいバトルが
開幕するー…
そんな予感がした。
————————————————————————————————
「早く、行かなくちゃ」
もうひとつの時渡りをしていたシンクは
何故かとても急いでいた
理由はシロガネ山に向かう為
兄のNを探すためだった
また異様な浮遊感
頭が少しクラクラする
それでも僕は向かった
過去のトウヤ達のもとへ—…
「うわああああああああああああああああああああああああああ」
「え」
どすーん!!
どうやら、誰かの上に落ちてしまった模様
うぅ、早くどかないと
「いってー…。
お、お前誰だよ…」
乗ってしまった人の顔をよく見ると
過去のトウヤだった
今より生意気さが増しているー…
「うわああああああああああああ?!
ご、ごめんね?!」
急いで飛び降りると
足を引っ掛けてしまい
尻もちをついてしまった
その拍子に帽子がとれ
長い髪が帽子から出てきた
(うっわ…)
自分のドジっ子さに嫌気がさし
シンクは帽子を拾ってまた被りなおそうとした
その時、帽子を持っていた手を不意に掴まれた
「ふぇ?!」
驚いて目の前の少年を見ると
どう見ても不機嫌そうな顔をして
睨みながらシンクの手を掴んでいた
「あの…何か?
あ、乗った事を怒ってるなら謝るから…」
怯えながらシンクがそう言うと
少年はシンクの髪を縛っていた紐を取った
行き成りの事に驚きすぎたシンクは
「ふぇあ?!」と変な声を出した。
「お前さ、」
そうだ、この時のトウヤはお兄ちゃんと別れたころの…
冒険を終えた時のトウヤなんだ
「Nの身内?妹とかそう言う系か?」
どきり、としてシンクは冷や汗を流した。
目を合わせれず 逸らしていたら
顎を掴まれ、無理矢理目を合わさせられてしまう
「う、ぁ…の…え、と」
挙動不審になって、目をいろんな方向に動かしていると
「おい」と低い声で呼ばれた
涙目状態になっているシンクに
追い打ちをかけるようにトウヤは聞いた
「もう一度聞くぞ?
お前はNの身内か?」
しかし、シンクは答えなかった
ただ黙り続けていた
そんなシンクに痺れを切らしたのか
トウヤは舌打ちをして
掴んでいた手を投げ捨てるように離した
「役に立たないな…」
そしてそう言った。
だけど シンクはめげなかった
「−トウヤ」
名前を呼ばれた少年は驚いた。
名前を明かしたことない少女に名前を呼ばれたから
「……大好きだよ」
そう言って少女は消えた
彼は分からなかった
しかし、気付くことになる
なぜなら 二年後
少年は彼女を彼として出会う事になるのだからー…
「…あいつは一体?」
消えた彼女を求めるように
少年は先ほどまで彼女が立っていた場所を
眺めることしかできなかった。
(これですべてが完了した
トウヤ、これでアナタ達は助かるよ)
時渡りを終えたシンクは
意識を浮遊感に任せて
そのまま鎖したのであった—…
- Re: 【ポケモン】漆黒の炎に罪を乗せて【BW】 ( No.104 )
- 日時: 2012/11/25 20:23
- 名前: ショコラ・リィ・サイエンリル (ID: owa39mxZ)
スゲェ〜〜〜〜〜〜〜。
あ、どうもショコラ・リィ・サイエンリルのショコラです。
ショコラと呼んでくださいね?
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