二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 唄のギフト券分けます【ボカロ】 千本桜カキカキ中
- 日時: 2011/12/04 21:46
- 名前: 柿煮つめ缶 (ID: 8sjNuoVL)
こんにちは、はじめまして柿煮つめ缶です。
柿缶でも煮つめ野郎でも何でも呼んでください。喜びます。
ボカロの小説を無性に書きたくなるという衝動に煽られたのでスレを立ててしまいました。
というか文章力を高めるために立てたようなもんですすみません
いつもはいろんなところでちまちまお絵描きをしたりしてます。勿論別HNで
個人的な解釈で書くので、そこらへんは苦手な方はお逃げした方が良いかと思われます。
最近気になってる曲を短編でまとめたりしたいです。したいだけで終わったら本当申し訳ないです飽き性です
▼目次
>>01 書きたいリスト(不定期更新)
>>02 千本桜簡易設定
【千本桜】一幕>>03/
柿煮つめ缶
since 2011.11.28~
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- Re: 唄のギフト券分けます___千本桜 ( No.2 )
- 日時: 2011/11/29 20:07
- 名前: 柿煮つめ缶 (ID: 8sjNuoVL)
【千本桜/黒うさP】
▼簡易設定
○初音/初音ミク
二輪車(オーディナリー自転車)が相棒。反戦運動を続ける少女。
○かがみ/鏡音リン
精神的に幼い。いつも自分とお揃いの服の文化人形を持ち歩いている。
○きょう/鏡音レン
かがみの弟。よく初音とつるむ。
○快人/KAITO
軍隊のお兄さん。鳴子に惚れ、遊女にも関わらず近づく。
○鳴子/MEIKO
遊郭で名高い花魁。絶世の美女。
○ルカ/巡音ルカ
新しくできた喫茶店で働くメイド。
■今回の設定は公式の設定書 illust_id=22694826(pixiv) を参考にさせて頂きました。
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- Re: 唄のギフト券分けます___【ボカロ】 ( No.3 )
- 日時: 2011/12/04 21:27
- 名前: 柿煮つめ缶 (ID: 8sjNuoVL)
「革命を、起こそうじゃないの」
緑の髪を持つ少女は、冷たさと少し淋しげのある声でそう呟いた。
千本桜
一幕
ハイカラ革命
刻は丑三つ時。廃倉庫の中ぽつりとランプの火が灯り、何やら妖しげな雰囲気を漂わせていた。
こんな遅い時間だとも言うのに、まだ真昼の様な明るさがあった。
白夜である。これでは草木も眠る筈など有るまい。
少し歪んだ大正時代。緑の髪の少女と、似たような顔、佇まいをした少年と少女が少し錆びた鉄の缶の上に座っていた。
「…んで初音、その革命とやらはどんなんでさァ?」
「まァ、簡単だ。手前等これ見なさい」
ゴトン、と目の前に少し古びてはいるものの、まだまだ使えるずっしりとした光線銃が置かれた。
一見どこぞのバズーカ砲の様で子供が持つには大きく、表面は黒光りしている。
子供が何故この様な物騒な物を持てるのか、ときょうは少し疑問を抱いた。
「初音、こいつぁ上玉じゃねェか。どこで手に入れたんだ?」
「大分秘密裏な取引ン所、警備甘いから掻っ攫ってきたのよ。今の奴等は貧弱貧弱」
「女なのに結構な胆据わってやがるな」
「ンな女扱いすんな!」
初音はカッと頭に血が上り力強くそこら辺の空き瓶を蹴り飛ばした。鉄骨に当たって鼓膜が破れるような激しい割れる音がし、呆気なく空き瓶は只の欠片となった。
女扱いされるのは苦手らしく、祖の様な扱いを受けると必ず手当たり次第に周りの物を蹴り飛ばすか投げるかして八つ当たりをする。彼女の悪い癖である。
しかし、その隅で小さく縮こまって怯える少女がいた。
頭の上は綿の様なボンネットに右目に眼帯をして、手には自分と似たような文化人形が握り締められている。よく見てみると足が一本破けて無くなっていた。
名は、かがみと言った。
「ゃ………や、めて。こわ、い」
直ぐに消えて無くなりそうな程か細い声でかがみは呟いた。
溜まった涙が濃い藍色の瞳がぽろっと取れそうな位潤わせており、そして人形を潰れるほど力強く握り締めていた。
此れには初音も詰まり、しゅんと花が萎んだように大人しくなった。
「ってーことで、これで終い。帰った帰った」
「何だそれだけかァ、つまんねェの。一発打ち上げんのかと思ったよ………あ、と……そうだ。あの優兄さん如何した、あの青い奴」
きょうに其のことを言われた途端、初音はドキンとなり相棒の二輪車を曳いて行こうとしていた足を止めた。
青い頭に青い瞳、初音には少し離れた兄が居た。現在は過去形であり、この地には居ない。
「あ、兄貴は帰って来さえもしねェよ! どうせ放浪して女遊びしてんだろ」
荒々しく言葉を吐き捨てると、光線銃を担いでもう少しで朝になるであろう町へと颯爽と二輪車に跨り駆けて行った。
長く伸びた緑の髪を激しく靡かせながら。
「かがみ、俺達も帰るか」
二幕に続く
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- Re: 唄のギフト券分けます___【ボカロ】 ( No.4 )
- 日時: 2011/12/04 21:45
- 名前: 柿煮つめ缶 (ID: 8sjNuoVL)
一幕書き終えました、毎度柿煮つめ缶です。
だいぶミクが口悪くなってます・・・こんな・・・はずじゃ・・・
私の文才が!ないんで!こうなり!ます!
分かると思いますがレンは江戸っ子口調もどきです。
っていうか光線銃って架空のものだったんですね。
文書くときの資料にするんで調べるまで実在するものだと思ってました←
ウィキさんありがとうございます(笑)
お恥ずかしいです。
白夜とは言っても廃倉庫の中は暗いんです!矛盾してないです!
そこんとこよろしくおねがいします!←
- Re: 唄のギフト券分けます【ボカロ】 千本桜カキカキ中 ( No.5 )
- 日時: 2012/01/08 21:25
- 名前: 柿煮つめ缶 (ID: 8sjNuoVL)
「ただの似非野郎じゃないの」
唇に赤い紅を引いた艶やかな雰囲気を漂わせる女は、その言葉を吐き出した。
千本桜
二幕
百戦錬磨
青い髪の男の周りには、いつも当たり前のように町の美女達が取り巻きになっていた。
キャアキャア、と黄色い声が飛び交う中。真ん中にいる男、快人は爽やかな笑みを振り撒きながら半ば強制的に女達を引き剥がし、先へと急いだ。
快人は将校であった。少尉以上の軍人で百戦錬磨。見た目も完璧。とても良い好青年のように見えるのだが、
————…性格が酷く歪んでいた。
軍隊で少しでも規律を乱したものには酷い仕打ちで甚振り、罵り、嘲笑う。快人はそんな男である。
その様な快人の振る舞いを嫌う者もそりゃあ出てくる訳だが、最終的には嫌った者も仕打ちを受け二度と軍に戻れない。
即ち誰もが快人に服従し、刃向う者など軍隊には居ない。居たら即刻、人間として最悪の痴態を見せるだけに決まっているのだから。
上司に対しては全くその素振りを見せず、軍隊の逸材とも謳われている。所謂、腹黒いという事である。
快人は町の簪屋へと寄り、店の中で一番高値の簪を買った。簪は白く滑らかな曲線を描き、金の装飾が付いたとても上質で美しいものだった。
それを懐に入れ、一町ほど歩くと遊郭の門が見えた。快人は遊郭へと来たのであった。中へと入ると騒がしい男達の声が聞こえ、下品な笑い声も嫌と言うほど耳に入ってくる。
少しそれらを不快に思うと、奥の方へとまた足を進めて行った。
「鳴子、あんたに客だよ」
「……誰だい」
「そりゃ、あの人に決まってるじゃないか。青い髪の将校様」
また、彼奴は来たのか。と鳴子は少し溜息を付いた。
始めはただの客かとは思っていたが、これがなかなかしつこい奴である。
最初はまあ、柵に少し目をやると快人がこの店を見ていて、面が大層綺麗な人かとは思っていた。まさか花魁の自分を…とは思ったがなんと取ったではないか。
後で女将に聞いてみると、ここで一番の別嬪を、と頼んだらしい。
「鳴子サン、ちょっと位考えてくれませんか?」
厭らしい目つきをして何が鳴子サン、だ。
帽子は被っておらず、艶やかな青い髪が目に入る。深い海を思わせるような、綺麗な青だ。
目も同様に青く、まるで獲物を捕らえる獣の様に目が妖しく光っている。
「大金払った客に対して、態度酷すぎじゃあ有りませんか? 貴女は遊女、女将さんに怒られちゃいますよォ?」
苛つく。
保留
- Re: 唄のギフト券分けます【ボカロ】 千本桜カキカキ中 ( No.6 )
- 日時: 2013/07/24 23:34
- 名前: 柿煮つめ缶 (ID: BzoWjzxG)
う、うおおお!?
見つけた!
これから書くかもしれないっ…かも…
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