二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 君の隣で [テニスの王子様]*参照数100突破、感謝です!!
- 日時: 2011/12/28 18:12
- 名前: 花 ◆tZ.06F0pSY (ID: T3UB3n3H)
生まれた時から病を背負って、
それでも生きてこられたのは、きみたちのおかげなんだ。
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はじめまして、花と申します!!
テニスの王子様を愛して止まない中学生です!!
これから挑戦しますのは、そのテニスの王子様の小説です。
生まれつきの病持ちの少女の奮闘記(??)です。
微妙なアニメ沿いで進行します。さぁ、頑張らなくては!!
越前リョーマ、仁王雅治、幸村精市寄りの落ち未定で更新します。
それではよろしくおねがいします!!
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
掴めたと思ったら離れて行って、
離れて行ったと思ったら、また戻ってきてくれた。
**一章 [Pure love]**
〜001.幼馴染>>02
〜002.ただいま>>03
〜003.マムシさん>>04
〜004.純愛>>05
**二章 [幸せ]**
〜005.入学>>06
〜006.先輩>>08
〜007.マネージャー>>09
**番外編**
「Happybirthday.Ryoma」>>07
(憂花とリョーマでクリスマス&誕生日祝い)
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- Re: 君の隣で [テニスの王子様] ( No.6 )
- 日時: 2011/12/21 23:25
- 名前: 花 ◆tZ.06F0pSY (ID: 4Xxn38pL)
**二章 [幸せ]**〜005.入学
「に……似合わない」
ズーンと言う効果音がつきそうな勢いで落ち込んでいる憂花。
まっすぐ肩におりていた髪にはウェーブがかかり、相変わらずの青いリボン。そして人形の様に愛らしい顔。
そんな憂花は今日入学式である。……が、かなり鏡の前で落ち込んでいる。
「た、体調はバッチリなのに……せ、制服が……」
「……で、そんな事で入学式から遅刻する気??」
「——へ??」
突如聞こえた美咲の声を気にするよりも、まず時間を気にした。
見れば出発予定の時間よりもかなり遅れている。憂花は目を見開き、悲鳴をあげながら慌てて準備をしたのだった。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
「——で、ギリギリだったわけだ」
なんとか入学式も終了し、クラス発表を見に行く憂花とリョーマ。
学ラン姿がかなり似合うリョーマの隣に立っている自体が憂花はなんとなく気が引けた。
「……何、その顔」
「いやぁ……リョーマの学ラン姿がかなり似合ってるからさ……。私、似合ってないし……ちょっと気が引けて……」
「……それ、本気で言ってんの??」
「え??……うん」
「……自覚なしってホントに怖いよね」
「え??何の話??」
「何でもない。……あ、ほら、クラス発表」
何だか話をまとめられた気がしたが、憂花もクラス発表を見た。
——葉月憂花。名前を発見し、ほっと憂花は息を吐いた。リョーマを見れば、リョーマも発見しているようだった。
「リョーマ、何クラスだった??」
「……同じじゃん」
「えっ?!ほんとほんと?!」
改めて発表を見ると、なるほど、同じクラスだった。
心から憂花は喜び、あまりの喜びにリョーマにとびついた。驚きながらも、何だかリョーマは嬉しそうだ。
「やったね、リョーマっ!!」
「ちょ、苦しいって、憂花……」
「あ、ごめん……」
「嘘」
んべ、と舌を出して笑ったリョーマに、また憂花も笑ったのだった。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
教師やクラスメイトの名前も知り、いよいよ放課後だ。
桜咲く下、リョーマと憂花はゆったりとした歩調で歩く。ウェーブのかかった亜麻色の髪が風にあおられた。
「……風、強いね」
「そうだね。……って、あぁっ!!」
いきなり声をあげた憂花に、リョーマはかなり驚く。
憂花は難しい顔で溜息をつき、困ったようにリョーマに笑った。
「ごめんね、リョーマ。忘れ物、しちゃった」
「……ド・ジ・う・い・か」
「ふふふっ、う・る・さ・い」
(……でた、ブラック憂花)
「早く行ってきなよ。先に行って、待ってるから」
小さく微笑んだリョーマに微笑み返し、憂花は踵を返す。
もう1度桜の下を少し急ぎ足で歩いていると、急に走ってきたおさげの子とぶつかり、憂花は転倒した。
「きゃああああ、ごごごご、ごめんなさいっ!!」
「たたた……。こちらこそ急いでたから……ごめんなさい」
「あれ……。うい、ちゃん??」
「——へ??」
大きな目をさらに見開き、憂花は相手を見つめた。
長い茶髪のおさげ、薄茶色のかかった丸い瞳、そしてなにより、相手の髪につけられているヘアゴムに見覚えがあった。
『サクちゃん、サクちゃん』
『どうしたの、ういちゃん??』
『これ、あげる』
『え??これ……ういちゃんのお気に入りのヘアゴムじゃなかったっけ??』
『いーいーのっ!!あげるあげる!!って言うか、受け取って??』
『……ありがとう、ういちゃん』
たまに家に戻って来た時に、たまたま遭遇し、遊び、仲良くなっていった女の子がいた。
——竜崎桜乃。そうだ。自分がたまに戻って来た時、ずっと遊んでくれて、ずっと心配してくれた女の子。
「サク……ちゃん??」
「やっぱりういちゃんっ?!久しぶりっ!!」
「わわわわわわわっ!!!」
急にとびつかれ、立ち上がった憂花は再び転倒した。
そして桜乃と顔を見合わせ、やっぱり嬉しくて、2人は一緒に笑ったのだった。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
**アトガキ**
2章スタートです。簡単に言うと中学編スタートです。
桜乃ちゃんは結構好きなキャラ。でもなんでリョーマとつり合わないんだ……。
ちなみに憂花ちゃん、「激ニブ」です。
宍戸さん風に言ってみましたが、本当に鈍い子です。
でもまぁ、結構鋭い時もあるって言う((←
憂花の容姿を簡単に説明しますと、まぁ、幸村です。
肩くらいまでのウェーブのかかった亜麻色の髪に、青いリボンがついております。目の色は青です。
あ、言うの忘れてました。憂花の母は日本人ですが、父は外人です。
ので、ハーフかな。髪の色は母親似、瞳の色は父親似です。
そしてどうだろう。最近落ち予定にしたい人が増えてくる(汗)
今は一応、1番の候補は仁王、2番はリョーマ、3番は幸村なんですよ。
ですが……今はただリョーマにしかよってないんですよ。
しかも幸村と関わるのはだいぶ後になりそうなんだよなー……。
でもって最近候補に入れたいのは、「桃城」です。
桃は明るい性格ですし、私も彼の性格は好いてますし、憂花をあの性格で励ましてくれそうです。
まぁ、時間はまだまだあるでしょう!!(のはず!!)
読んでいただき、ありがとうございました!!
- Re: 君の隣で [テニスの王子様] ( No.7 )
- 日時: 2011/12/24 17:12
- 名前: 花 ◆tZ.06F0pSY (ID: aOaK6BPB)
クリスマスだ、リョーマの誕生日だ!!
……ってことで、憂花ちゃん、祝っちゃいましょう!!
【番外編】
— Happybirthday.Ryoma —
白い雪。灰色の雲。
窓からそれを見上げた憂花は、ほぅ、と息を吐いた。
「雪……。あれ??遊びたくなって来た……」
「絶対ダメです」
美咲に制止され、憂花はブーブーと文句を言う。
そんな時だった。家の電話が鳴り、美咲がでる。そして憂花の方を見ると、リョーマの名を出した。
「もしもし??」
『……もしもし??あのさ、今からうち来ない??美咲さんも一緒で良いし』
「リョーマのうちっ?!行く行くーっ!!」
『ん。寒くないようにしてきなよ。……じゃ、待ってるから』
電話をきると、憂花はバッと美咲の方を見た。
美咲は事が分かってるようで、「はいはい、行こうね」と呟くと用意をし始めた。
(あ、1番大事なもの、忘れないようにしなくちゃ)
フフフ、と憂花は楽しそうに笑うと、急いで準備にとりかかった。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
「「おじゃましまーす!!!」」
「おっ、べっぴん美咲ちんにべっぴん憂花じゃねぇか!!入れ入れー!!」
「うわぉ、南次郎久しぶりィッ!!相変わらず暇してるねぇ!!」
「じゃかぁしいぞ、美咲ちん!!べっぴん憂花、うちの坊主が自分の部屋で待ってるから、とっとと行ってやってくれ!!」
「はい!!分かりました!!」
越前家に到着した憂花は、急いでリョーマの部屋に向かった。
コンコンとノックをして、リョーマの部屋に入る。
「——憂花」
「ふふふ、お邪魔してます、リョーマっ!!」
「ん。入って。ここ座ってくれたらいいから」
リョーマの部屋にある机の上には、お菓子や飲み物、その他諸々が置いてあった。
憂花は嬉しそうに笑いながら座ると、リョーマの方を見た。その視線に気づき、リョーマも柔らかい笑みを見せる。
「……今日って、クリスマスだよね」
「ん、そうだね」
リョーマが何かを確かめるような目で憂花に言ってくる。
憂花はその理由を知りながらも知らないふりをし、あくまで普通の表情で言った。
「憂花はプレゼント何貰うの??」
「新しいリボン。青ばっかりじゃ飽きてきちゃうし」
ふふふ、と笑って憂花が言うと、リョーマが笑った。
そして背後から箱をとりだすと、憂花にさしだした。
「これ、俺からのクリスマスプレゼント。ちなみに予感的中」
「え?!じゃあ……」
いそいそと憂花が箱を開けると、そこには色とりどりのリボンがあった。
赤、黄色、水色、緑、橙、ピンク、瑠璃……どれも綺麗である。
「すごーいっ!!ふふふっ、ありがとう、リョーマッ!!!」
「喜んでもらえたなら良かった。……で、憂花はなし??」
「そんな訳ないでしょ??……これ、誕生日プレゼント」
憂花は用意していた箱を取り出すと、リョーマに差し出した。
リョーマは緩みそうになる頬をおさえつつ、その箱を受け取った。早くあけたい衝動を抑え、ゆっくりと開ける。
「——!!これ……俺がほしいって言ってた……」
「うん。……どうかな??」
リョーマがほしいと言っていた、新しいラケット、シューズ。そして、青い光を放つ、小さな石のついたネックレス。
それをリョーマが見つけたのを確認すると、憂花は微笑んだ。
「そのネックレス、ペア物なんだよ。……ほら」
「——……ホントだ」
憂花の首にかけられていた、ピンク色の光を放つ小さな石つきのネックレス。
それを見て、憂花がとても可愛らしい笑顔をしているのを見ると、リョーマはだんだんと顔が赤くなるのを感じた。
(ヤバ……。嬉しすぎて死ねるかも)
「……どうかな、リョーマ。もうちょっと良い物が……よかった??」
「——なわけないじゃん。ホント嬉しい、本気で嬉しい、超嬉しい。……どうやったらこの喜びを上手く伝えられる??」
「充分に伝わってきました、良かったです」
ふふふふ、と憂花は微笑んだ。
リョーマもつられて微笑む。……が、とんでもない意地悪を思いついた。
「これは誕生日プレゼントだよね??……クリスマスプレゼントは??」
「え……えぇっ?!」
「ないんだ。ふーん、ないんだ……」
「あ、えええええっと、よ、用意する!!用意するから、まっ——」
——部屋に響いた小さなリップ音。頬に残っている温もりに、憂花は目を見開いた。
すぐ目の前のリョーマの顔を見つめれば、ニヤリと妖艶な笑みを見せた。
「これで充分。……もしかして、もっとくれる??」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!!そんなわけないでしょーっ!!!」
必死になって叫び、ポカポカとリョーマを叩く憂花の姿を見て、リョーマは微笑んだのだった。
(なんか、幸せだなって感じる)
(……リョーマはSだよ)
(そんな事言ってていいの??)
(え)
(……お菓子全部くっちゃうよ??)
(ちょい待ちッッ!!!)
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
**アトガキ**
Happybirthday、リョーマ!!
……って感じでかきましたが、な ん だ こ れ 。
すいませんすいませんすいません!!!(汗)
とにかく憂花とリョーマがかきたかったです。
リョーマがデレすg((((
読んでいただき、ありがとうございました!!!
- Re: 君の隣で [テニスの王子様] ( No.8 )
- 日時: 2011/12/26 18:09
- 名前: 花 ◆tZ.06F0pSY (ID: cUbZls8V)
- 参照: 冬休み自体が短いのになんで宿題はこんな多いの?!
**二章 [幸せ]**〜006.先輩
桜乃とも再会し、忘れ物をも取りに行けた憂花は、コートに戻る。
が、そこではリョーマが先輩と対戦をしており、少々ドキドキハラハラで見つめていた物の大丈夫であった。
でもって今日は部長達はいないようなので、憂花は直接教室に持っていこうと考えたのだった。
(って……考えたのは良いけど……)
マネージャー希望の紙を握りしめたまま、憂花は3年生の教室がある廊下で茫然としていた。
「テニス部部長の……。手塚先輩のクラス、何処〜……??」
今日はピンク色のリボンがつけられた亜麻色の髪がなびく。
憂花はとことこと歩き出した。首には、ネックレス。リョーマとのペアルック物である。
「……わぶっ!!」
「にょわっ?!」
教室の方を見ていた憂花は見事に先輩とぶつかった。
尻もちをついた憂花に、優しく手がさしのべられる。憂花は瞬きをしてその手を見つめた。
「大丈夫か??」
「あ、はい、大丈夫です。私がよそ見をしていたわけですし……。ありがとうございます」
のばされた手をつかみ、ひょいっと立ち上がった憂花は、ぶつかってしまった相手を見た。
頬にはばんそうこう。明る気な印象の先輩だ。憂花に手を差し出してくれた先輩は、前髪が何だか特徴的な先輩である。
「……あれ??紙が……」
「ふーん……マネージャー希望か。葉月憂花、1年。男子テニス部マネージャー希望。へぇ、テニスも結構好きなんだね」
「はい、そうなんです。……じゃなくて勝手に見ないでくださいッッ!!!」
「「「遅」」」
何故かずっと微笑んでいる先輩が勝手に読みあげている紙を取り上げ、憂花は息を詰まらせた。
改めてみると、他にもいたようだ。眼鏡をかけた先輩。
ちなみに先程つっこみをかましてきたのは、ばんそうこうの先輩、前髪が特徴的な先輩、そしてこの眼鏡の先輩だ。
「テニス、好きなのかにゃー??」
「(にゃー……?!)は、はい。幼馴染もテニス部なんです。……でも、ちょっとワケがあって、女テニに入部はダメって言われて……」
少しだけ、したいと思っていた女子テニス部への入部。……あっさりと美咲に反対された。
遠い目で憂花が言うと、アハハとばんそうこうの先輩とずっと笑っている先輩がさらに笑った。
「その幼馴染って誰なんだい??」
「(何でそんなこと聞くのかな……)“越前リョーマ”って言うんです」
その名を出した瞬間、あからさまに先輩方が反応した。
激鈍な憂花は気づいていないが、あきらかに空気が変わっている。
「……へぇ。あの、ね」
「良いデータがとれたな……」
(……??)
頭の上に疑問符を浮かべながら、憂花は本題を思い出す。
「あの、手塚先輩ってどのクラスか知りませんか??」
「あぁ。それなら、俺が渡しておくよ」
「あ……。ありがとうございます」
にこりと憂花が微笑むと、空気は和んだようだ。
では、とお辞儀をして憂花は去る。その姿が消えると、クスリと笑っている先輩——不二周助は深く笑った。
「なかなかおもしろそうな子だったね、大石」
「あぁ、そうだな」
憂花から紙を受け取った先輩——大石秀一郎も笑う。
ばんそうこうをはっている先輩——菊丸英二もにゃはは〜と笑った。
「どう思う〜??あの子、マネージャーに向いてるかにゃ〜??」
「クス、僕は気に入ったな」
「おっれも俺もーっ!!しかもかなり可愛かったしにゃーっ!!」
「こら英二、容姿で決めない」
「容姿で決めたんじゃないにゃ〜。なんつーか、目がアレだった!!」
「そうだな。かなり良い瞳をしていた。……やる気の目だったな」
「ははっ、凄い太鼓判だな。乾もそんな事を言うとは、珍しいな」
まぁね、と眼鏡をかけた先輩——乾貞治は言う。
「大石はどうなのさ〜??」
「そうだな……。まぁ、全ては手塚の判断だ」
「そうだにゃ〜」
「とりあえず、その紙を手塚に私に行ったらどうだ??」
「あぁ、そうするよ」
大石は笑うと、手塚のクラスに向かおうとする——が、その必要はなかった。
良いタイミングで、手塚が教室から出てきた。眼鏡をかけ、しっかりと制服を着ている青年——青春学園男子テニス部部長、手塚国光。
「手塚!!丁度良かった!!」
「……あぁ、大石か。どうかしたのか??」
「あぁ、これこれ」
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
**アトガキ**
今回最初の方にでてきたネックレスは、前回の番外編を見て下されば分かるかと。
ちなみにリョーマもネックレスをしっかりとつけてます。
そして次回はいよいよレギュラーcome!!!……と言ってももうおおかた会ってるんですが。
ま、まぁいいさ!!……でもって、皆さんに感謝しなくてはならないことが。
参照数が100突破しておりました。非常にありがとうございます!!
まだまだ未熟な花ですが、これからもせいしんしていきますので、どうぞよろしくお願いします!!
- Re: 君の隣で [テニスの王子様]*参照数100突破、感謝です!! ( No.9 )
- 日時: 2011/12/28 18:09
- 名前: 花 ◆tZ.06F0pSY (ID: T3UB3n3H)
**二章 [幸せ]**〜007.マネージャー
その日も終了し、残るは部活動のみだ。
リョーマには先に行ってもらい、憂花は教室でぼんやりとしていた。
(返事が来ない……。やっぱり、ダメなのかな……)
そう考えるとテンションが下がってきて、憂花は俯いた。
——そんな時、むにぃ〜っと憂花の両頬が引っ張られる。一瞬フリーズした憂花の頭上から、明るい声がふってきた。
「にゃ〜に1人でぼんやりしてんのさっ」
「ふぇんふぁひっ?!」
「……かなりのびる頬だな。いいデータがとれた」
「っは……。そ、そんな事データにとらないでください!!」
「でも本当によくのびてたよ??クスッ、気持ち良かったよ」
「人の頬を勝手にのばさないでくださいっ!!!」
憂花は叫んだあと、はたりとなった。
朝出会った先輩方、4人ともう1人……眼鏡の先輩がいる。コホン、とその先輩は咳払いをした。
「……男子テニス部部長、手塚国光だ」
「っ!!」
「マネージャー希望の、葉月憂花だな??」
「は、はい……」
急に心臓がバクバク言ってきたので、憂花は少しビビる。
が、あくまで普通。あくまで普通を装い、憂花は目の前の手塚を見つめた。
「1つ、聞いても良いか??」
「は、はい」
「——……どうしてマネージャーをやるんだ??」
「…………」
憂花は目を伏せた後、真っ直ぐに手塚の瞳を見た。
「……詳しく言うと長くなるのでアレなんですけど、」
「……あぁ」
「……私、小さいころからずっと、誰かを助けられる事がしたいって思ってたんです。でも、ちょっと訳ありでそれは叶わないようで……」
あはは、と苦笑しながら憂花は言う。
——小さいころから病で、やりたいこともろくにできず、数回だけ小学校に行ったときはいじめられた。
「それで、幼馴染がテニス部に入るって聞いて、だったらそれを助けたいって思ったんです。……幼馴染には、小さいころからずっとお世話になってるもので」
『憂花。俺、憂花を守るから。憂花の隣に居るから。……一緒に、頑張ろう』
だから、と憂花は言った後、微笑んで言い放った。
「私はマネージャーになって、幼馴染を……部員の人を助けて、全国に行きたい。そして……“優勝”を見届けたいんです」
「……そのためなら、どんな辛いことでも頑張れるか??」
「……もちろんです。酷い事されたって、私は続けます。どんな仕事が与えられても、頑張ります!!」
「——…………」
じっと、手塚は憂花の目を見た。
迷いのない、真剣な瞳。頑張る人間の瞳である。
(大石達の言っていた通りだな……)
手塚は1度瞑目した後、憂花に向かってすっと手を差し出した。
「……一緒に、全国へ行こう」
「——っ!!はいっ!!」
「いっえーいっ!!これからよろしくにゃーっ、憂花ーっ!!」
「クス。頼もしいマネージャーだね。よろしく」
「よろしく、葉月」
「よ、よろしくお願いします!!」
ぺこぺこと憂花はお辞儀をした後、先輩方と共に、コートに向かったのだった。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
コートについて、リョーマとも遭遇し、マネージャーになった事を伝えれば微笑んでくれた。
だがこれからが本当の仕事だ。憂花は乾に連れられ、部室にやってきていた。おおまかな仕事の説明をしてもらえる。
「ドリンクのボトルはそこで、タオルはそこ。洗濯機は、各部活専用のがあるから、それを使ってね」
「はい」
「あとは球拾い。……と言っても、ほとんどは1年生がやると思うから、葉月はドリンクを配ったりする仕事が中心かな」
「他にはないんですか??」
「各選手の常日頃の様子をしっかりと見ておくこと。体調管理をしてやるのもマネージャーの仕事だから。それに、怪我の治療。スポーツには怪我がつきものだから」
「包帯の巻き方とか、覚えておいた方がいいんですか??」
「その通り。あ、それに救急箱の管理も。シップがきれてたりしたら買いに行ってくれると助かる」
「分かりました!!」
「うん、良い返事。じゃあ、あとよろしく」
部室を出て行った乾の背中を見送った憂花は、早速仕事をはじめた。
まずは、各自のドリンクづくり。あらかじめ聞いておいた好みの味に合わせられるようにしながら、憂花はドリンクを作る。
タオルもとっておき、とりあえずそれは置いておいた。
「ちょっと掃除……するかな」
しばらく掃除をした後、憂花はドリンクとタオルを手に、コートへと向かった。
……少しだけ重くて、憂花はよろけてしまう。
(力……つけないと。ドリンクがすっごく重く感じる……)
「……憂花??」
「え??……あれ??リョーマ??」
後を振り返れば、そこにはリョーマがいた。
どうやら走らされたのだろう。……が余裕のリョーマ。さすがだ。
「……もつ」
「え?!いや、いいよ!!」
「遠慮しない」
「ダメ!!これは私の仕事だからっ!!」
「……無茶しないでよ」
「うん」
よろよろと酔っ払い状態で歩き続ける憂花のペースにあわせ、リョーマもあるいてくれた。
そんなリョーマに、憂花は少し感謝をしたのだった。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
**アトガキ**
リョーマのフラグしか立ってないってゆ(((((
ま、まぁ……いいk(((
読んでいただき、ありがとうございました!!
- Re: 君の隣で [テニスの王子様]*参照数100突破、感謝です!! ( No.10 )
- 日時: 2011/12/29 10:08
- 名前: ありさ ◆S2QRgg5fs2 (ID: Q2XZsHfr)
リョマがかわええ…(*´∀`*)←
おっと、一発目アレでサーセン。
はじめますて、ありさと言います!
主様と同じ中学生です!・ω・
え、ちょ、リョマかわいすぎるでしょ?←
という思いでいつも読ませていただいてます!(・∀・´)
憂花ちゃんとかもうかわえええええええ!
とさけびたくなる程にかわええ子ですね、ええ((
最新話の最後にでてきたリョマがいいこすぎる…!
それほどに憂花ちゃんの魅力がすんばらしいんでしょうね!`・ω・´
個人的にはリョマ大好きですので、リョマルート希望です!
あ、でもにおも結構好きなんで、リョマかにおのどっちかで!
これからも頑張ってください! 応援してます!
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