二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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薄桜鬼 —呪われた歌姫—
日時: 2012/04/04 18:03
名前: 水無月◇みなづき (ID: Lbhgd.6B)

○ 注意書き ○

・夢小説
・風間がお相手
・新選組も一部の人しか出てこない


○ 夢主設定 ○

華-はな-
・女鬼
・風間千景の幼馴染
・風間の屋敷に居候


脱字・誤字あったらごめんなさい。
水無月は薄桜鬼(DS)しかプレイしてないです。
他のゲームでの情報、アニメの情報は無知です。
それでもよければお読みください。

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Re: 薄桜鬼 —呪われた歌姫— ( No.1 )
日時: 2012/04/04 18:14
名前: 水無月◇みなづき (ID: Lbhgd.6B)

「千景ー!」

「何だ?」

風間は名前を呼ばれたことに反応し

振り返るとそこにいたのは風間の幼馴染の女鬼の華だった。

風間は滅多にいない女鬼で幼馴染と言うこともあり

華の両親が所在不明になった時に自分の屋敷へと招きいれた。

華は風間の傍まで近づいて、ふわりとその愛らしい笑みを

浮かべて風間を見ると、風間は優しく頭を撫でた。

「そんなに大声で呼ばなくても聞えている」

「そりゃそうかもしれないけどね…、あ、そうだ」

「どうかしたのか?」

とても気品のある家に育てられたとは思えない言葉遣いの華を

風間はいつもの様子だと思いながら見る。

「今度いつ新選組のところに行くの?」

「どうしてお前がそれを知る必要があるんだ」

華の問いかけに風間は眉を顰める。

また何か企んでいるのかと幼馴染の風間はそう思った。

風間に聞かれた華は、苦笑いを浮かべながらも「別に」と横を向く。

「お前が理由を教えないのであれば、俺も教えないぞ」

「えぇー!」

華は不満そうな声をあげた。

風間は耳元でうるさいと頭をペシリとはたいた。

Re: 薄桜鬼 —呪われた歌姫— ( No.2 )
日時: 2012/04/04 18:20
名前: 水無月◇みなづき (ID: Lbhgd.6B)

「教えてくれてもいいじゃない!千景のけちんぼー!」

「誰がケチだ、誰が」

風間は華の言った言葉が、気に食わないようだった。

そんな風間に向かって華は舌をベェーと出して

そのまま後ろをバタバタと走り去っていった。

風間はそんな後姿を見ながらもはぁ、と溜息を吐いた。

「珍しいな、お前が溜息なんて」

「…不知火か」

いつからいたのか不知火が姿を見せる。

不知火の長い綺麗な髪の毛が風にゆれる。

「お前なら…」

「なんだよ?」

「……女に拗ねられた場合どうする」

不知火はその言葉にポカーンとするが、やがて意味を理解したのか笑った。

「風間…、また華の奴に拗ねられたのかよ」

不知火は楽しそうに笑いながらそう言った。

Re: 薄桜鬼 —呪われた歌姫— ( No.3 )
日時: 2012/04/04 18:25
名前: 水無月◇みなづき (ID: Lbhgd.6B)

拗ねられた、と言われて言いだしっぺは自分のはずなのに

風間は眉間に皺を寄せながらも文句を言うかと口を開くが

その前に不知火が口を開いたので、自然と黙った。

「で、なんで拗ねられたんだよ?」

「俺にわかるわけがないだろう」

「原因がなくて華が拗ねるのかよ…」

不知火は空を仰ぎ見た。

仰ぎ見たが、そこに浮かぶのはただの青い空と白い雲。

特に珍しいものが浮いているわけでもない。

そんな空を見ていても楽しいわけがあるはずがなかった。

「…新選組に行く日は聞いてきたがな…」

「はぁ?んなもん華が知ってどうするんだよ?」

「俺がわかるわけがないだろう」

「…まぁ…そうだよな」


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