二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼 追憶録
- 日時: 2012/04/20 18:52
- 名前: さくら (ID: MOENhrWN)
はじめましての方、そうじゃない方もこんにちは。
さくらです
ここでは薄桜鬼の小説を書いていきます
特別このキャラの話を書く、というわけではありません
薄桜鬼にでてくるキャラクターの色んな視線から色んな話しを書いていったります
興味のある方は駄文ですがどうぞ温かい目で読んでやって下さい^^
薄桜鬼 沖田総司と同時進行なので、ぼちぼちやっていきます
では、はじまりはじまり
- Re: 薄桜鬼 追憶録 ( No.6 )
- 日時: 2012/05/11 19:29
- 名前: さくら (ID: MOENhrWN)
『迷いなき太刀と彼女と』
「副長、斎藤です」
巡察から戻ってきた斎藤は、隊服も脱がずに真っ先に副長室に向かった。
部屋の前で膝を折り、在室か確認を取る。
「おう、入れ」
すぐさま返答があって斉藤は静かに襖を開けた。膝をくって入室する。
部屋の主である土方は背を向けて文机に向かっていた。どうやら仕事中だったらしい。否、土方は常に仕事に追われている。今や珍しいことでもない。
斎藤は構わず静かに口を開いた。
「右京を中心に巡察を行い、一軒商いに横暴を働いた者を粛清しました。目立った捕り物はこの一件だけですが、一つ気になることが」
「話してみろ」
斎藤の報告に耳を傾けていた土方はそこで初めて斎藤に向き直った。
斎藤は一つ頷き、言葉を続ける。
「最近、不逞浪士の数が増えているように思われます。日に捕り物は少なかれど、ここのところ毎日のように粛清を行っています。その不逞浪士を調べてみれば長州の浪士が多いかと・・・今回も事件も長州の者でした」
「治安が悪化しつつある、か・・・。怪しい奴も京に流れてきてるみてぇだしな」
土方が眉根を寄せて頷く。毎日の巡察で取り押える不届き者の数が増えていることには土方も気づいていた。そのうちの何人かに詰問すれば会合を行う予定があるとかないとか。
「とにかく、気引き締めて見回るしかねぇだろ。斎藤、平隊士の稽古と教育にも力入てくれ。まぁお前のことだから言うまでもねぇが」
苦笑する土方に斎藤は大きく頷いた。
土方は斎藤を信頼している。その強靭な剣術、判断力の高さ。江戸に居た頃からの付き合いで、その秀才振りは熟知していた。その秀才を買われて今隊長を務めている。
斎藤も土方の熱い信頼に答えようと常に命令に従ってきた。逆らう理由も無い。土方が示す道は正しいものだと斎藤は思っているのだから。
「巡察ご苦労だったな。さがっていいぞ」
土方が再び筆を取り文机に向かう。用件は済んだとばかり土方は仕事に戻った。だが斎藤は何故かその場を動かなかった。黙ったまま畳を見つめている。
「・・・どうした、斎藤」
いつまで経っても退出しない斎藤に土方は顔を上げて問うた。
先ほど報告していた表情とは違い、迷いと真摯さを孕んだ瞳で土方を見返す。
斎藤を促すように土方は黙っていた。しばらくの沈黙の後斎藤は口を開いた。
「副長、聞き届けてもらいたい件があるのですが・・・」
「何だ」
硬い声音で語りだした斎藤に、再び体を向ける。
「巡察の際、雪村千鶴を同行させてやれないでしょうか」
斉藤の口から語り出された言葉に、土方は目を瞬いた。
「お前があいつ絡みで頼み事ってのは、珍しいな。まぁ、いつかはと思ってはいたが、そうだな。もうそろそろ良いかも知れないな」
土方も考えてはいたのだろう。綱道探しという名目で千鶴をこの屯所に置いているのにも関わらず、実際出会ってから半年、綱道探しは停止したままだった。千鶴をずっと屯所に閉じ込めた状態が続いていた。
「あの者なら巡察の足手まといにならぬ程の力量を持ち合わせています」
「手合わせしたのか」
少し、と斎藤は頷いた。
手合わせしたのはつい昨日のこと。ちょうど庭で素振りをしていた斉藤に声をかけた千鶴は『巡察の際でも構わない、外に出て父を探したい』と申し出た。斎藤もその気持ちはわからないまでもなかった。
だがしかし、巡察はいつも平和であるわけではなく、時には捕り物や揉め事が発生する。その際は容赦なく刀を抜く時もある。そんな時にこの子は足手まといになるのでは、と斎藤はふと思った。
「で、どうだった」
「はい。真剣勝負を行った後、自分なりに思ったのですが。あの者の太刀筋は迷いのない真っ直ぐとした剣でした。少なくとも我々の足を引っ張ることはないかと」
斎藤の言葉に土方はほぅと感嘆した。新選組の中で一、二を争うほどの剣豪である斎藤が認めたということに土方は内心驚いていた。あの腰に下げている小太刀は飾りではなかったということか。
「わかった。お前がそこまで言うなら、同行を認めよう。明日からさっそく行かせるか」
ずるずると進展しない綱道探しに千鶴が参加することで、何か明るい兆しが見えるかもしれない。土方が許可を出すと斎藤は安堵したのか肩の力を抜いた。
「珍しいこともあるもんだな」
「・・・何のことですか」
「お前が他者に気を遣うことだよ。まず、あんまりお前は人と関わろうとしないからな。少し安心した」
土方の微笑みの意味がよくわからない斎藤は何と返答して良いのやら考えあぐねた。
「明日俺から千鶴に巡察の件について伝える。報告ご苦労だったな」
土方がそう言うと斎藤は手をついて頭を下げるとそのまま退室した。
そっと襖を閉めて、斎藤は庭を照らす眩しい日差しを見つめた。
昨日のことを思い出す。
初夏の日差しに煌く一閃、青い空に風圧で舞い上がった草、彼女の澄み切った瞳。
真剣勝負で挑んできた彼女は始めは抵抗があったものの、芯の強さを窺わせる力を感じた。
剣は人を映す。その太刀筋で斎藤は理解した。千鶴は信頼に足る人間だと。
斎藤は青い空を見上げて目を細めた。
剣を愛する自分は彼女の太刀筋に惹かれたのかもしれない。そうだ、きっとこの胸にうずく思いもその類だろう。
斎藤は踵を返して部屋に戻った。
- Re: 薄桜鬼 追憶録 ( No.7 )
- 日時: 2012/05/12 17:44
- 名前: カノン (ID: KjYpxfgY)
こんにちは!
やっぱり、とてもうまいです。
面白いし・・・・
胸を張って大丈夫です!
がんばってください!
またきますね^^
- Re: 薄桜鬼 追憶録 ( No.8 )
- 日時: 2012/05/25 17:50
- 名前: さくら (ID: MOENhrWN)
カノンさん
読んでもらってありがとうございます^^
が、がんばります!
- Re: 薄桜鬼 追憶録 ( No.9 )
- 日時: 2012/05/25 18:44
- 名前: さくら (ID: MOENhrWN)
『小さな背中』
「はぁ・・・」
大きな溜息とともに薪の割れる音が重なる。
藤堂は一人屯所の裏で薪割りをしていた。ぎらぎらと照らす太陽は暑いを通り越して痛みすら感じる。夏が近いのだろう。吹きぬける風も体を冷やすどころか、じっとりと肌にまとわりつくようだ。
炎天下の中藤堂は斧を片手に薪割りの作業を続けていた。
「何も俺に頼まなくてもなぁ・・・新ぱっつぁんだって暇してんのに・・・」
また大仰な溜息がこぼれる。
藤堂がなぜ薪割りをしているのか、ことの起こりは数刻前。
朝餉の片付けを手伝っていた藤堂が部屋に戻ろうとした時だった。
「おや、薪が足りないみたいだね。これじゃぁ昼餉も作れないなぁ」
片付け当番にあたっていた井上がぼやいた。そしてその視線は残りわずかな薪の山から藤堂に移された。
「平助、今日は巡察が夜からだったかい?ちょうどいい、ちょっと———」
という具合に拒否権もなく仕事を押し付けられた。藤堂の隣には永倉もいたが、彼も同じく非番であるくせに気づいたときにはもういなかった。
「ったく・・・逃げ足だけは速いんだからさ」
逃げ遅れた藤堂だけが薪割りという重労働を強いられてしまったのだった。この日差しの中重い斧を振りかざし、大量の薪を生産するがどれほど大変か。眩暈すら覚えてきた藤堂の背後にそっと近づく影があった。
「平助君」
「どわっ!?」
首筋に冷たいものを感じて妙な悲鳴を上げてしまった。すぐさまふりかえると桶を片手にやってきた千鶴がそこに立っていた。
「ち、千鶴?」
「暑いだろうと思って濡れ手拭い持って来たんだけど・・・」
井戸の水で手拭を濡らしてきたのだろう。火照った体を冷ますにはちょうどいい代物だった。
千鶴が来たことで休憩をとる事にした藤堂は縁側に腰掛けた。
「ありがとな、助かった。っつか何で千鶴がここに?」
「あぁ、私はあれ」
そう言って指差した先には大きな桶に山積になって入っている洗濯物があった。それを片付けに裏にある井戸の所にやって来たらしい。
「平助君は・・・薪割り?」
「あぁ、ったく非番だからって雑用押し付けられてさー」
唇を尖らせて言う藤堂に千鶴は微笑を浮かべた。その笑顔を見ただけで藤堂は疲れを忘れるほど癒された。やっぱり屯所に女の子が居ると違うなーなどとぼやきながら。
「お互いがんばろっか。よし」
そう言って千鶴が裾をまくし立てたとき、藤堂は何となく千鶴の手に目をやった。
「ちょ、っと千鶴っ」
「え?」
「何だよ、この手」
とっさに千鶴の腕を掴んだ。白い肌が太陽に照らされて眩しく、若々しさを感じる反面手先が異様に皺が刻まれ赤くなっていた。
「これ、あかぎれ?」
「あぁ、うん。いつものことだよ?江戸に居た頃よりちょっとひどいだけで・・・」
どうしてそこまで驚くんだろうと千鶴が小首を傾げている。だが、藤堂にとってはそれが大怪我のように思われた。
昔あかぎれは家事をしているとよくなってしまうと聞いたことがある。藤堂は一度もなったことがないが、それは治るまで指先や手が痛むらしい。小さくて細い指が所々赤く腫れていて、何ともいたたまれなくなった藤堂は立ち上がった。
「平助君?」
千鶴の声にも耳を傾けずそのまま廊下の角を曲がって姿を消した。
程なくして戻ってきた藤堂の手には薬箱があった。そこからある薬を取り出して千鶴に手を差し出す。
「手、貸してみ」
「うん」
言われるまま手を差し出す。藤堂はその手を労わるように塗り薬をそっと塗ってやる。
「痛くないか?」
「ちょっと。でもありがとう。これ何かのお薬でしょう?いいの?私に使っても」
「いいって。どうせ皆塗り薬なんてのに頼らなくても自力で治す人達だから。むしろ千鶴が使うから薬も喜んでるって」
念のため怪我や打ち身をしたときに効く薬を常備しているが、皆薬よりも酒を使って消毒したりするため薬の出番がないのだ。
あかぎれに薬を塗りこみながら藤堂は思った。こんなあかぎれだらけで洗濯仕事したら痛いんだろうなぁとか皆にこき使われ過ぎなんだからもっと周りが気を遣ってやれよなど。憤りを感じていた。
「ありがとう。平助君」
「あ、あぁ。またあかぎれができたらこの薬使っていいから」
嬉しそうに頷く千鶴を見て、ふと藤堂は寂しく思った。
彼女は父親探しのためにここにいるのに、実際綱道が見つかるどころか手がかりさえない。一向に進まない父親探しにもめげずに、黙々と屯所のために働いている彼女をみて、藤堂はつらくなった。
何か、何か彼女のためにできないのか。
「平助君?」
急に黙り込んだ藤堂に小首を傾げる。何か思いついたのか藤堂は弾かれたように顔を上げた。
「あのさ!まだちゃんとした話じゃないから何とも言えないけど、今度江戸に隊士を募りにいくんだけどさ。そんときもしかしたら親父さん家に戻ってるかもしれねぇし、お前の実家に寄ってくるよ」
まだまとまった話ではないしいつ江戸に向かうかもわからない。軽い口約束にも関わらず、千鶴は目を輝かせて頷いた。
「嬉しい!ありがとう、平助君!」
喜ぶ彼女は仕事に戻り、その小さな手で洗濯を開始する。
その小さな背中に藤堂は誓った。必ず父親を探し出してみせる、と———。
- Re: 薄桜鬼 追憶録 ( No.10 )
- 日時: 2012/06/23 14:53
- 名前: さくら (ID: cPNADBfY)
『いい女』
梅雨の時期はじめじめとした暑さに悩まされる。特に京都の夏は体に堪える。体調管理を怠るとすぐに調子を崩してしまう。
原田自身体のつくりは丈夫だが、このうだるような暑さには溜息がこぼれた。日が沈んでも暑さは変わらない。風ひとつない夜は寝苦しくてたまらない。布団の上でもう何度目かの寝返りを打った原田は舌打ちをした。
「暑い…っ」
両手を突いて勢い良く上体を起こす。服が汗で体に張り付いて心地が悪い。障子を開けて室内の空気を調節しても、風のない夜では意味を成さないのだ。寝付けない苛立ちに加え、この蒸し暑さに嫌気が差す。
上体を起こしたついでに原田は立ち上がった。井戸の水でもかぶれば体の火照りが収まるかもしれないと思ったからだ。
そのまま部屋を出て井戸のある中庭へと足を向ける。板張りの床の冷たさに癒されながら歩いていると、原田の耳に微かな声が入ってきた。
原田は足を止めた。耳を澄ませばその声は井戸のある方向から聞こえてくる。しかもその声は女のもののようだ。
「泣き声…?」
すすり泣くような、切ない声だった。
原田はかいている汗とは別に冷汗が背中を伝った。
井戸には女の亡霊がいる。そんな噂を平隊士の間で流行っていると耳にしたことがある。それを今思い出して何となく足を止めた。
原田はそういった迷信や噂は信じない性質(たち)だ。目にしたものしか信じない原田はしかしそのこと思い出して躊躇した。
「まさか、な…ただの噂だろ」
自分に言い聞かせるように原田は足を一歩前に出す。目の前の角を曲がれば井戸はすぐそこだ。原田は固唾を呑んで角からそっと向こうを覗いた。
今夜は三日月で月明かりで周囲の様子がわかりにくい。目を凝らしてようやく人影が見えた。
井戸のそばにうずくまる様に体を丸めいているその影が、声の主なのだろう。
よく見ればその影は女のようにも見える。原田は恐る恐る声をかけた。
「おい、何泣いてんだ…?」
亡霊かもしれないその影にそのように問うのもおかしいと思われたが、他に声のかけ方が思い浮かばなかった。
すると声を7かけられた人影はゆるゆると顔を上げた。亡霊であれば鬼のような形相の女の顔かと身構えた原田は、しかしその後勢い良く脱力することになる。
「…あ、原田さん」
ゆっくりと顔を上げた人影は原田を見止めて、小さく問うた。
「何だよ、千鶴じゃねぇか…驚かせやがって」
安堵した原田はそのまま外に出る。千鶴に近づこうとした原田を彼女は必死に拒んだ。
「こ、来ないで下さい!」
「…千鶴?」
その慌てように原田は眉根を寄せた。立ち上がって原田から距離をとろうとする千鶴は顔を見られたくないのか、俯いている。
「何でもないいんです!すみません驚かせてしまって…もう部屋に戻りますね」
そう言って走り去ろうとする千鶴の手をすかさず掴んだ。その細い腕では原田の腕力に勝てるはずもなく、千鶴は大人しく捕まった。
「どうしたんだよ?何もなかったら泣いたりしねぇだろ」
顔を隠すように俯いていた千鶴はその言葉に目を見開いた。見上げたその瞳は怯えたように涙にぬれている。それを見て原田は目を細めた。
「…何があった、千鶴」
「大したことじゃ…」
「それは話してから俺が決めることだ。ほれ、ここに座れ」
導かれるまま千鶴は縁や腰掛ける。その隣に原田がどしっと腰掛けた。
静かな沈黙が流れる。あえて原田から追求することはしなかった。千鶴あら話し出すのを待っていた。
「…本当に大したことじゃないんです。夢を見たんですよ…父様の夢を…」
そこで言葉が途切れた。千鶴は寂しさに耐えるように組んだ腕に力をこめる。原田はその小さな肩が小刻みに震えているのを見逃さなかった。
「新選組の皆さんが頑張って探して下さっているから、父様は必ず見つかると思っています…でも、やっぱり不安で…ちゃんとご飯食べてるのかな、とかちゃんと寝てるのかな、とか…色々考えちゃうんです」
見つからない父。いくら捜索しても情報は少なく、時間が流れれば流れるほどその姿が遠ざかっていくような気がしていた。焦燥と不安が絶頂に差し掛かったのだろう。夜は人を寂しくさせる。耐え切れず一人ここで泣いていたに違いない。
原田は隣に腰掛ける千鶴が不憫でならなかった。父の捜索のために屯所にいるというのに、そのさがし人の手がかりすら掴めていない。
原田はそっと手を伸ばして、千鶴の頭を撫でてやる。
「大丈夫だ、千鶴。親父さんにはきっと訳あって姿を隠しているだけで、案外すぐそばにいるかもしれねぇだろ?けど、お前は良くやってるよ、千鶴」
「…?」
「自分だってつらいのに昼間はそんな素振りも見せずにいるお前はいい女だよ。お前の笑顔に支えられてる奴は多いんだ。だから泣くのは俺の前だけにしな。お前の笑顔に俺は救われてる。それは他の奴らだってそうだ。だからつらくなったらいつでも言えよ。俺が力になってやる」
子供をあやすように原田は優しく説いた。あまりそういった言葉に言いなれていないのだろう。千鶴の顔がみるみる赤面する。
「あ、あのっこれで失礼します!」
逃げるようにその場を去った千鶴の目には涙はもうなかった。
翌朝、原田が何気なく通った厨には千鶴が忙しそうに朝げの用意に追われていた。その姿は昨夜の悲しみに暮れているものとは違い、いつもの彼女だった。
「よう、千鶴」
「原田さん!お、おはようございます!」
昨日のことを思い出したのか頬がまた赤らむ。千鶴は原田の傍に駆け寄り、意を決して口を開いた。
「昨晩はありがとうございました。もう大丈夫です」
その眩しい笑顔に原田は目を細めた。
「やっぱりお前はいい女だよ」
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