二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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イナGO 君を護る為に俺は夢を見る オリキャラ&コメ募集中!
日時: 2012/05/20 20:41
名前: 異識 (ID: JzqNbpzc)

どうもおはこんばんちは!
初めましての人は初めまして、異識いしきです!

今日からアニメイナGO二期
「イナズマイレブンGOクロノ・ストーン」
がスタートするという事で、記念企画として新スレを立ち上げます。


注意1

・荒らしに来ましたが何か?
・このスレッドは私が支配すrrrrrrrrr
・よし、今すぐ通報しよう
・こんな駄文を究極の俺に見せるなこの三流作者が

というフィフスな皆様にはデスドロップ☆←


注意2

・亀更新。
・とにかく駄文です。目が腐る場合も!
・たまにpink入ります。(ややぬるっと気味)

上のことに耐えられない方はそよかぜステップでお逃げください。


それでも

「上手いと思えば何とかなる……何とかなる……!」

と言ってくださる円堂監督のような方はごゆっくりお楽しみください!





目次


 プロローグ >>01

 
 第一章 棺を引く少女

  第一話 >>02




(以下、順次更新)




お客様








鬼「それでは……デスゾーン(=駄作)、開始」



スレッド生成日:2012年04月20日(土)

Page:1



Re: 【イナGO】君を護るために俺は夢を見る ( No.1 )
日時: 2012/04/21 17:24
名前: 異識 (ID: HjIs5c3i)

  プロローグ


 夜の稲妻を彷徨い歩く、一つの影。

 特徴的な帽子に、モノトーンを基調にした衣装。

 その長く艶やかな銀髪は、見た者を虜にさせ。

 宇宙の神秘が秘められているかのような青の瞳は、一切の揺らぎなく、ただ前を見つめている。


 彼女は一人だった。

 闇ばかりが広がる夜の街を、何処ともなく、何故にか彷徨い歩いている。

 夜な夜な街を歩き回る少女の噂は、すぐに町中に広まった。


「あの瞳に見つめられると魂を抜かれるらしい」
「彼女は死者の眠りを見守っているのだ」
「ひょっとすると、死神かもしれない」
「悪魔ではないのか?」
「墓守、ということもあるぞ?」


 時が経ち——

 彼女が現れたのが、漆黒の空に月がよく映える日だったから——

 そして、彼女が棺を背負って彷徨い歩いているから——

 やがて、彼女はこう呼ばれるようになった。




















「棺担ぎのクロ」と——————————。




Re: 【イナGO】君を護るために俺は夢を見る ( No.2 )
日時: 2012/04/23 21:54
名前: 異識 (ID: JzqNbpzc)
参照: 元・琴葉です!

第一章 棺を引く少女



  第一話





「よし、じゃあ今日の練習はここまで!
 自主トレしたいって奴は、7時には家に帰れるようにしろな!」



 河川敷のグラウンドに響くのは、雷門中サッカー部の監督、円堂 守の声だ。



「お疲れ様でした、先輩!」

「ああ、気を付けて帰れよ」



 お互いが思い思いに会話をし、家路につく中——



「あれ、剣城?
 今日は自主練しないの?」

「……ああ。
 久々に、兄さんの様子を見て帰ろうかと思ってな」

「そっか。
 そういえば、全国大会やってる間忙しかったもんね」



 天馬の言葉に、京介が小さく頷く。




「じゃあ、俺はもう少し練習していくから。
 気を付けて帰りなよ!」

「……ああ」



 京介は一瞬だけ柔らかく微笑み、河川敷を後にした。





                  ★





「なくしーた、ものはー、なーんーでしょう……」



 病院へと向かう途中、誰かの歌声が耳に届いた。



「(こんな時間に……?)」



 刹那——



「……?」



 誰かが自分の横を通り過ぎたのが分かる。
 慌てて振り向くと、そこには——



「—————?」



 小柄な少女が居た。
 モノトーンを基調としたブラウスとスカート。
 左右非対称アシンメトリーな長さのボーダーソックスと茶色のローファー。
 帽子には左右に大きな安全ピンのようなものが付いていて、月の光を反射して鈍く光っている。
 雪のように白い肌に、端正な顔立ちをしている。
 宇宙の神秘を秘めているかのような青の瞳が光っていた。
 腰の辺りまで伸びた銀髪は、まるで穢れのない天使の心を映したかのようだ。


 そして何より目を引くのが、彼女が背負って歩いている物体である。
 自分の身長を優に越した縦長の箱。
 八角形を縦に伸ばした形の、木の箱。
 死者の眠る箱——棺だ。


 京介はしばらく少女に見惚れていた……のだろう。
 仮定形なのは、京介自身も無意識に彼女を見つめていたからだ。



「——————————」



 彼女は一言も発することなく、京介とは反対の方向へ歩いて行った。



「なくしーた、ものはー、なーんーでしょう……」



 無くしたモノは何でしょう
 棺の中に閉じ込めて
 看取られることも無く
 独り眠るでしょうか










—————哀しげな歌声を残して。

Re: 【イナGO】君を護るために俺は夢を見る ( No.3 )
日時: 2012/05/01 21:27
名前: 異識 (ID: JzqNbpzc)
参照: 元・琴葉です!

★緊急告知!★


どうもお久しぶりです、異識です!

作者の気まぐれにより、オリキャラを募集します。

一人につき何人でも投下おkですが、
作者はあまりスレに来れらない状況のため更新は遅くなりますので、悪しからず。


↓↓↓↓↓



◇◆◇◆◇オリキャラ応募用紙◇◆◇◆◇


名前:
読み:
性別:
年齢:
何中?:(雷門以外でもおkです)
容姿:
性格:

武器:(あれば、でいいです)
固有魔法:(特殊能力みたいなものです)

備考:(絶対うpしてほしい過去編などなど)



◇◆◇◆◇ありがとうございました!◇◆◇◆◇

Re: 【イナGO】君を護るために俺は夢を見る ( No.4 )
日時: 2012/05/25 23:36
名前: 異識 (ID: JzqNbpzc)
参照: 中間考査の勉強キツすぎて辛い/藍紅同様に「感動京優」にしか思えない


  第2話





 病院に着くなり、京介は違和感を感じた。
 というのは、兄・優一の部屋の明かりが点いていないからである。


「リハビリ棟か……?」


 いや、違うと首を振る。
 リハビリ棟は午後6時半までしか開いていない。
 今は午後7時23分——リハビリ棟はとっくに閉館している時間だ。
 京介の背中を嫌な汗が伝っていく。


「……中庭……ッ」


 優一の身に何かあっただなんて、考えたくもなかった。
 優一が行きそうな場所はあと一か所——中庭。
 夜になると、自分と一緒によく星を見に行くから。
 
  
「——兄さん……兄さん……ッ」


 中庭に辿り着いたとき、そこには二つの人影があった。
 一つは、見慣れない少年の姿。
 もう一つは——


「——っ」


 車椅子から落ち、倒れ伏した優一。


「兄さんっ!」


 京介が駆け寄ろうとすると、優一の弱々しい声が耳に届いた。


「——京、介……逃げ……」


 刹那、鋭く風を切る音が二人の間を通り抜けた。


「—————え」





                 ★





「—————」


 病院の向かいのビルの屋上から、一人の少女が病院の中庭を見下ろしていた。
 そんな少女の背後から一人の少年が歩み寄り、声をかける。


「こんな所に居たんだ?
 早く行ってやらないと……あの二人が」
『分かってる』


 少女は声を発することなく、手元のメモ帳に走り書きした文を少年に突き付けた。
 少年は苦笑し、一度表情を引き締めてから少女に言う。


「いいかい、これが最後のチャンスだ。
 君にはもう、時間遡行をする権利を失った。
 この時間軸の彼を救えなければ、君は——」


 その言葉に、少女は身を固くした。
 背負った棺のベルトを握りしめて、俯く。
 少年は続ける。


「——それじゃあ、行こうか。
 君の失ったモノを、取り戻しに」


 ——事実を知っているのは、二人を見下ろすように広がる夜空だけだった。



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