二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 空っぽの思考 . [ inzm/振り ]
- 日時: 2012/05/29 19:14
- 名前: みもり、 ◆Oq2hcdcEh6 (ID: rR82qnqT)
□
初めまして、…というよりお久しぶりです*
元「ゆう」と申します、みもりです。
最近、友人のめーこに教えて貰ったおお振りに大ハマり←
イナクロ含め色々と大好きです、
小説はのそのそと書いていこうと思いますので宜しくお願いします.
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- 空っぽの思考 . オリジナルキャラクター、 ( No.1 )
- 日時: 2012/05/17 19:55
- 名前: みもり、 ◆Oq2hcdcEh6 (ID: i4kjv3jU)
名前:亜美( あみ )
性別:おんなのこ、
性格:明るくて、裏表のはげしい性格
冷たい部分や落ち着きのある部分も多く存在する、
恋には一途で己のことも他人のことも鋭い
容姿:黒髪で背中まで、瞳は赤色
整った顔立ちではないが不細工でもない
身長はやや低く150㎝ほど、
備考:一人称は「わたし」
彩音とは幼馴染で、香奈とは姉妹関係にある
稲妻:13歳の中学2年生、お日様園出身。エイリアネームは「アレン」
涼野に想われているが、涼野はあくまで"家族"
(上記について、涼野の想いも"家族愛")
少々歪んだ面が目立ち、姉の香奈への執着が激しい、
振り:桐青高校1年生、16歳。香奈と二人暮らし
幼馴染の利央の恋心に気付きつつはぐらかしている
また、本人は慎吾に淡い恋心を抱いている様子。両片想いってことに気付いてない。
ARCのシオとは旧知の仲(小中が一緒、)
名前:彩音( あやね )
性別:おんなのこ、
性格:明るくて少しおばか、好かれる性格である
また、面倒見が良いので小さい子に特に好かれる
恋には鈍感で、周りに突っ込まれることも多い
容姿:茶色の髪でやや天然パーマ、桃色の瞳
それなりに整った顔立ちで可愛らしい感じの顔、
身長は156㎝と平均的で、中々の細身
備考:一人称は「あたし」
亜美と香奈とは幼馴染
稲妻:中学2年生の13歳、お日さま園出身
エイリアでは緑川や南雲と一緒にいること多し
お日さま園の記憶を喪失していたことがある
また、不動とは兄妹関係にあるが仲があまりよくない
振り:西浦高校1年生、16歳。三橋家に居候
泉に想いを寄せているが、それを必死に隠している
亜美とは中学時代の友人。亜美にだけ泉のことを告白している
初恋の人は利央だが、利央は亜美が好きだから、と諦めた
名前:香奈( かな )
性別:おんなのこ、
性格:基本的に冷静沈着でクール、腹黒い
亜美同様恋愛に関しては自他共に鋭い、それはそれは鋭い
また、シスコン&幼馴染大好き
容姿:黒髪を腰まで下ろしており、瞳も黒色
スレンダー美人で、どちらかと言えば綺麗系
身長は165㎝。亜美とはそれなりに似ている
備考:一人称は「私」
亜美とは姉妹、彩音とは幼馴染の関係
稲妻:中学校3年生、15歳。お日さま園出身、
事故に遭い死亡したという設定になっているが実は生きており、
エイリア計画を阻止しようとしていた。
エドガーと両想いで、亜美と風丸を応援している
振り:桐青高校3年生、18歳。亜美と二人暮らし
亜美と慎吾の恋を応援しつつ、山ノ井とラブラブやってる
利央のことも応援したいけど何か無理。な感じ、
なぜか呂佳のお気に入り(巨乳で料理上手だから)。
随時更新.../
- ふたりきりの秘密を共有しようか. ( No.2 )
- 日時: 2012/05/17 19:56
- 名前: みもり、 ◆Oq2hcdcEh6 (ID: i4kjv3jU)
本やんと幼馴染、な亜美が慎吾さんとあっち行ったりこっち行ったりするお話。
両片想いってことに気付いてないお馬鹿ふたり。
本やんが頑張ってる気がする、
--
act.01
- 「俺なら幸せにできるのに。」 ( No.3 )
- 日時: 2012/05/22 19:35
- 名前: みもり、 ◆Oq2hcdcEh6 (ID: i4kjv3jU)
わたしを抱きしめる腕が、酷く愛おしく感じた。
雨に濡れるのも構わず、男の子らしい、頼れる腕でわたしをぎゅっと抱き締めている彼に苦笑を零し、不意にあげられた視線と、わたしの視線がかち合った。
ドキン、と胸が高鳴ってどうしようもなくなって。
このままだとわたし、きっと彼に恋してしまう。
ぎゅ、と抱き締め返した腕に力を込めて、わたしは彼を拒むことしかしなかった。彼は、ただ悲しそうに笑った。
「——なあ、亜美」
彼は不意にわたしの肩に顔を埋めて、そっとわたしの名を呼んだ。
かなしそうな、声。
聞こえないふりをして、ただ彼の言葉を待つわたしは、どうしようもない卑怯者としか思えない。——いや、実際にそうなんだろうけど。
「何で、俺じゃねえんだよ」
「準太せんぱ、」
「——俺なら、お前にこんな顔させねえのに、!」
一瞬の静寂、雨の音。
わたしの頬を伝うのは雨だ。雨でしかない。
準太先輩の、言う通りかもしれない。
きっと彼は今の言葉通りに、わたしを守ってくれるんだろう。わたしを泣かせたりなんかしないんだろう。わたしだけの王子様で居てくれるんだろう。……だから、彼はわたしを愛してくれるんだ。
絶対に守れるという自信があるから、わたしをこうして愛してくれているんだ。
そう思うと胸が苦しくなって、わたしは準太先輩になにも言えないままだった。じっとりと濡れた服が、きもちわるい。
「わたし、は、」
「何で慎吾さんなんだよ、……何で、俺じゃねえんだよ、っ」
「準太先輩、」
「——お前のこと、好きなんだよ……っ!」
こうやって準太先輩が悲しい顔をするのも、——……慎吾先輩が困ったような顔をするのも、利央が悲しそうに笑うのも、全部、わたしの所為なんだろうなあ。
止まない雨の中でふたり、立ち尽くして。
不意に合わさった額と、かち合う視線にドキドキして。
「……ありがとう、ございます」
口から零れ落ちたのは、心にもないその言葉だけで。
「貴方を愛している」と言えたなら、
( きっと未来も何もかも変わって 誰一人泣かないのでしょう )
120522
- あまりにも一方通行な、 ( No.4 )
- 日時: 2012/05/23 19:47
- 名前: みもり、 ◆Oq2hcdcEh6 (ID: i4kjv3jU)
彩音、俺さ、!
嬉しそうな利央の顔に、目頭がじんわりと熱くなった。
「——よかっ、たね、」
嗚呼、あたしは知っていた。
利央が亜美のことを好きだってことも、亜美がみんなに愛されてるってことも、——全部、知ってた。
あたしは利央が好きで、だから桐青に行こうとして、でも、利央が亜美を追いかけてるって知った時、あたしは酷く気分が悪くなって、結局適当な高校を選んだ。
小学生の時から、利央はあたしの隣に居た。
それが普通で、あたしは漫画の中のヒロインみたいに、当たり前のように隣に居た利央に恋をしてて、それで。
——だけどあたしは、知ってしまったんだ。
「りお、う?」
亜美を追いかけている利央の視線が、表情が。
キラキラとしていることに。あたしに向ける笑顔より、亜美に向ける笑顔が。とっても素敵で、綺麗で、格好良いことに、あたしは気づいてしまった。
亜美を憎いと思った。
亜美を狡いと思った。
——————だけど、あたしが最低で仕方なかった。
自分の気持ちを言えず、こうやって人ばっかりを憎んだりして、あたしは最低だと、そう思った。亜美が友達じゃなかったら良かった。そしたらきっと、あたしは亜美をずっとずっと憎んでいられただろう。
同じ中学で、同じ立ち位置。
あたしのほうが、利央に近かったのに。あたしの方が、利央の隣に居た時間が長かったのに。あたしのほうが、あたしのほうが。
「——え?」
だけどやっぱり、運命なんて変なものだよね。
亜美が利央を好きになれば、あたしはそれはそれで諦められたのかもしれない。笑顔で応援できたのかもしれない。
なのに亜美は、高校生になって、亜美の視線は、誰に向けられた?
「 島崎先輩 ! 」
嗚呼、どうして上手くいかないんだろうね。
せめてあなたが彼を好きなら。
( きっとあたしはこんなにも苦しまなかったんでしょうか ? )
120523
- 例えばこうやって君とキスをすれば、 ( No.5 )
- 日時: 2012/05/24 19:16
- 名前: みもり、 ◆Oq2hcdcEh6 (ID: rR82qnqT)
「ボクは、好きだよ」
——真っ直ぐな顔でそんなこと言うから、わたしはどうすることも出来なくなるんだ。
「わたし、は」
こうやって答えを出すことは、きっとよくないんだろう。
喉元まで出かかった言葉を、ごくり、と呑み込んだ。
こころが、ざわめく。
「——シ、」
シュウ。
貴方の顔が、今どれほど悲しそうなことか。
貴方の体が、今どれほど震えていることか。
わたしは知っていて、彼に触れてはいけないようで。
思わず伸ばしかけた手をそっと降ろして、わたしはその場に蹲った。どうして、わたしは、貴方を拒めないんだろう。どうして、わたしは、貴方のことが好きなんだろう。
人を愛するってことは、こんなにも難しいことでしたか?
シュウはそっと微笑みながら、ごめんね、とわたしの耳元に囁きを落とした。甘い声が、切なげに掠れ、震えているのがじかに伝わってくる。
わたしはそこで、漸くわたしという存在の哀れさを思い知ったのだった。
「亜美、」
わたしを呼ぶ声が、恐怖を孕み、震えている。
今、わたしの目の前で、愛する人が、こんなにも怯えているというのに。その場に凍り付いたように動かない脚と、震えるばかりの手が、酷くもどかしくて、だけど、わたしは彼に、届かない。
視線だけを上にあげたら、シュウはごめんね、と掠れる声で呟いて、わたしの頬へ手を寄せた。ほんとに生きてるように、あったかい手に、わたしはもう限界だった。視界が、歪む。
「キミを守ってあげられなくて、ごめんね」
すべてを吸い込むようなシュウの瞳のなかに、怯えているわたしが映り込んだ。とても憐れでちいさいわたしが、シュウの瞳の中で、目を見開いている。
わたしを抱きしめて、それから。
——シュウからかわたしからかなんて覚えていない。ただ、触れた場所がお互いの唇なんかじゃなくって、シュウはわたしの額に甘いキスを落として、わたしはシュウの頬にキスを落として、それで。
「 さよなら、亜美 」
君がいつまでもわたしのなかに残る気がして、きっとわたしは耐えられないんだろうね。
( 何も残さないままふわりと消えて行けたならきっとどれだけ楽なんだろうか。どちらともなく呟いたんだ )
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