二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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こっち向いて?[イナGO]
日時: 2012/07/03 18:29
名前: ほだ (ID: lNCdJP6d)
参照: http://ameblo.jp/hodadex-cracracrama/



お久しぶりですっ。
JKになって進化(?)したほだすさんが帰って参りました←

というのも、帰ってくるつもりはなかったんですけどね。

自分の小説を過去ログで発見して、
懐かしくなってしまって......出戻ってきてしまいました^p^


今回は、イナGOで書きますよ←
大好きな倉間さんメインですww

倉間さん好きの方は是非ともお友達n((



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Re: こっち向いて?[イナGO] ( No.1 )
日時: 2012/07/03 18:34
名前: ほだ (ID: lNCdJP6d)
参照: http://ameblo.jp/hodadex-cracracrama/



●オリキャラ紹介

*季木薫[スモモギ/クユリ]
・倉間と同じクラス。
・ふわふわのお姫様系。
・髪ロング。
・茶髪。

うーん......。
皆さんのご想像にお任せします←




Re: こっち向いて?[イナGO] ( No.2 )
日時: 2012/07/03 18:42
名前: maomao (ID: npB6/xR8)



こんにちは(●^o^●)

初めまして!同じくJKのmaomaoです!

倉間メインですかー!

私、イナgoの中でも彼は1・2を争って好きなので楽しみです!

更新頑張ってください(^^♪

Re: こっち向いて?[イナGO] ( No.3 )
日時: 2012/07/03 18:46
名前: ほだ (ID: lNCdJP6d)
参照: http://ameblo.jp/hodadex-cracracrama/



>>2
コメありがとうございますっ(^^
JK仲間心強いですw
maomao様の好きな倉間さんをキャラ崩させてしまわないように、
がんばりますっ←
更新亀ですが、良かったら応援よろしくお願いしますっ。。。




Re: こっち向いて?[イナGO] ( No.4 )
日時: 2012/07/04 20:52
名前: ほだ (ID: lNCdJP6d)
参照: http://ameblo.jp/hodadex-cracracrama/

【Episode1.】


 「俺も今日から、中二か……」
 久しぶり——というほどでもないが、春休み中は滅多にくぐることのなかったこの校門。終了式の時は、何だか寂しそうだった桜の並木も、今は立派な花をつけてこの学校の生徒を暖かく迎えている。
 俺はというと、溜まっていた春休みの宿題を徹夜で終わらせたため、猛烈な眠気に襲われていた。
 ——綺麗な桜だな。なんて、落ちてくる花びらをぼうっと眺めながら、しばらくの間まどろんでいると……ドンッ。
 「あッ、すいませ……」
 何か——誰かにぶつかった。
 俺は、反射的に謝ると、ちらっと相手の顔を盗み見る。茶の長くてふわふわとした髪に、透き通るような赤い瞳が特徴的な、色白の華奢な女生徒だった。目鼻立ちの整った顔で、典型的な『美人』といった容貌。そして何より印象深かったのが、彼女の仕草だ。肩に落ちてきた桜の花びらを手で払う——たったそれだけの仕草なのだが、その動きは洗練されており、優雅で、育ちの良さが感じられたのだ。
 ——こんな奴、同学年にいたっけ?
 彼女は、俺と同じ『二年』の学年色のリボンを身につけている。だが、記憶のどこを探っても俺には見覚えがなかった。
 ——ま、いっか。
 小学校と違って、生徒数も多いのだ。いくら同学年とはいえ、知らない顔の一人や二人いたっておかしくはない。
 「悪かったな」
 俺が、それだけ言うと、彼女は無表情で折り目正しい御辞儀をすると、何も言わずに去っていった。
 「ヘンな奴」
 ——後で、浜野と速水に訊いてみよ。速水はともかく、浜野なんかあんな美人がいたら黙っちゃいないだろうからな。
 俺は、玄関前に掲示されているクラス分けの紙を見て、その二人と同じクラスであることを確認すると、新しい教室へと急いだ。




 
 

Re: こっち向いて?[イナGO] ( No.5 )
日時: 2012/07/05 20:36
名前: ほだ (ID: lNCdJP6d)
参照: http://ameblo.jp/hodadex-cracracrama/

【Episode2.】


 「おはよー」
 「お、倉間じゃん。おはよー」
 教室のドアを開けると、速水と浜野は既に席についていた。隣同士の席だったらしく、椅子に横にかけて、向かい合って駄弁っていた。
 俺は、二人の間に割り込むと、早速、先程の女生徒のことについて尋ねてみた。
 「あぁ。その子、季木薫じゃね?」
 「す、すももぎ……?」
 朝あったことと、彼女の大雑把な印象を話したところ、浜野からはすぐに反応が返ってきた。
 「そーそー。どこぞのでかい会社経営してる金持ちの一人娘らしーよ」
 いかにもお嬢様って感じの雰囲気漂ってるよなー——と浜野は言う。どうやら、すでに目はつけてあったようだ。こいつ、美人にはめっぽう弱いからな……。
 「でも。彼女、喋れないんじゃないか……っていう噂も流れてるみたいですけどね」
 「は? 喋れない……?」
 速水が難しい顔でそう言うと、ウットリしていた浜野も我に返って身を乗り出してきた。
 「ちゅーか、あの子さ、誰が何を言おうと返事ひとつもしないんだよねー。黙って頷くか、シカト」
 周りの生徒はおろか、教師でさえ彼女に話しかけることはないのだと言う。俺が、彼女のことを知らなかったのは、クラスが違っていたことに加え、その事情も一因にあるのかもしれない。
 うーん……と俺が唸っていると、浜野は思い出したようにハッと声を上げる。
 「——ちゅーか、何で倉間はあの子のこと気にしちゃってるわけ?」
 「な、何でって……」
 いきなりの質問に、思わずうろたえてしまう。
 「もしかして……惚れちゃったー?」
 「そ、そんなんじゃ……」
 自分でも、顔が赤くなっているのが分かる。
 「あの子、可愛いもんねー」
 「そそそそ、そんなんじゃねぇ……っつってんだろっ……」
 思わず俺は、教室を飛び出す。
 「倉間!!!」
 「く、倉間くんっ?!」
 背中にぶつけられる声なんて、聞こえなかった。ただ——。

 


 ただただ。身体が、熱い。











 


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