二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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巡る世界のレクイエム〜第一章〜
日時: 2012/07/15 16:07
名前: リリオ (ID: 4fHAeWMT)

始めまして リリオです
この物語を知っている人もいると思います
『巡る世界のレクイエム〜第一章〜』です
自己解釈なので、所々あれ?ってとこあります
初投稿ではないですが、
緊張しながら頑張ります!
あ、いちおう↓

・駄作です
・文章かくの苦手です(ならなぜやったし)
・下手糞です
・ゴミです
・カスです
以上が大丈夫な方は下へどうぞー





+登場人物+

リリア:鏡音リン

レオン:鏡音レン

ミエル:初音ミク

メイディア:咲音MEIKO

カイル:始音KAITO

ガルフィ:神威がくぽ

ルーナ:巡音ルカ

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Re: 巡る世界のレクイエム〜第一章〜 ( No.1 )
日時: 2012/07/15 16:09
名前: リリオ (ID: 4fHAeWMT)

魔法を使うことが普通になっていた世界の中
平和な一時を過ごす女が居た
まさかそれがすぐに滅びゆくことなど知りもせす……

「よしよし……泣かないでリリア」

一人の女性が双子の赤子——リリアとレオン——をなだめていた


だけどリリアは泣き止まない

するとレオンはリリアの手を握った

—————まだ生まれたばかりの赤子だというのに……

「自分たちが双子の姉弟だと解っているのかしら……」

母は感心したようにため息をついた

——其の時だった

突然ドアが開く音がした

「……誰!?」

母は急いで階段を駆け下りた

そこには数人の兵士が立っていた

————国王の親衛隊!?何故こんな所に……

一人の兵士が口を開いた

「お前はレイナ・シンシアか?」

兵士の問いに母はおずおずと答えた

「そ……そうですが…」

「では来てもらおう。国王陛下はお前の能力をお望みだ」

「そんな…!わ、私はもう魔法など使いませんわ!」

————どうして私が……

そんな言葉が頭を過ぎったが答えは解っていた

母はリリアとレオンが生まれるまで、第一線で戦ってきた

「魔導戦士」だったのだ

そう思ったとき母は両腕をがっちりと掴まれてしまった

「やめて!やめてください!」

「五月蝿い!国王陛下の命令だぞ!」

母の想いは届かない

「子供が居るの!」

必死に願ったがそれがあだとなった

「……そうか…では貴様が来ないのならその子供を殺す」

「!!…そ、そんな………」

沈黙した重い空気

「それでも…行かぬというのか?」

母は涙をこぼした

「……行きます…だから…だからどうかあの子達を……」

「其れで良いのだ。……連れてゆけ」

満足げに頷いた兵士のそばで母は泣き崩れた



だがその後兵士は双子の片割れ——リリアを連れ去ってしまったのだ

残された片割れは泣いた

連れ去られた片割れも泣いた

双子が織り成す物語は——続く

Re: 巡る世界のレクイエム〜第一章〜 ( No.2 )
日時: 2012/07/15 16:16
名前: リリオ (ID: 4fHAeWMT)

そこは、クリスタルが輝きを放ち巨大な宮殿のようになっていた

そこには一人の女が居た

瞳を奪われ、世界を恨み、闇に落ちた元王宮魔導士、ミエル・セリカだ

「く……っ」

痛々しそうな声を発し膝を付き喘ぐ

ふと、過去の記憶が戻ったのだ

————「痛い…痛いよ……」

ズキズキと心が痛む

————こんなことを思い出してる暇はないのだ

彼女は苦痛を押さえつけ立ち上がった

Re: 巡る世界のレクイエム〜第一章〜 ( No.3 )
日時: 2012/07/15 16:44
名前: リリオ (ID: 4fHAeWMT)

深い深い大地の底

そこには一匹の竜(ドラゴン)と、何人かの人間がいた

だが人間は、たった一人の少女以外、全て竜に殺されていた

まだ生きていた少女の名はテルト・アイビス

妹と引き離され竜討伐のため此処にいた

少女はガクリと膝を付き倒れた

彼女も深い傷を負っていたのだ

「……メ……メイディア……」

愛する妹の名前を呼び、それっきり彼女は動かなくなった

竜の隣には、一人の金髪の少女がいた

「もうやめて、レイナ」

そう彼女がいうと竜は人間の言葉でこういった

「リリア……でも奴らは私たちを殺しに来たんだよ」

リリアは頷き、こう続けた

「そうね、でも人間を殺すのはもう駄目よ。解った?」

その一言にレイナと呼ばれた竜は低く唸り、それっきり黙ってしまった


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