二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

黒子のバスケ~キセキの世代と姫君~第2Q更新
日時: 2012/08/09 21:24
名前: 久遠 (ID: lUcqHz23)

初めまして!
久遠(くおん)と申します!!
ここは黒子のバスケのオリジナル夢小説です。

・荒し・中傷

・晒し

・批判

などが目的の方はご勘弁を。

△お客様▲
ルリ朱雀様


◇目次◆
オリキャラ紹介→>>1
第1Q>>2
第2Q>>5

Page:1 2



Re: 黒子のバスケ~キセキの世代と姫君~ ( No.2 )
日時: 2012/08/07 20:56
名前: 久遠 (ID: lUcqHz23)

第1Q「…あなたは、誰?」

東京のとある地域に住む双子の兄妹がいた。
二人は本当に仲が良く、二人で一緒にいることが多かったという。

けれど、兄は親に溺愛され、妹は虐待を受けていたという。

学校にも通わせてもらえず、いつも暗い部屋に閉じ込められ、人間として扱われない日もあったという。

その片割れはいつしか、もう一人の"自分"を生みだした。
そのもう一人の"自分"が自分を守ることとなった。

そして、ある日突然兄の存在が消え、親の罪が問われる日が訪れたのだ。



孤咲side


焼香の匂いが私の鼻をくすぐる。
聞える音は鼻水をすする音。
そして空気は悲しみに包まれていた。

(私が死んでも、たくさんの人が悲しんでくれるだろうか。)

などという、考えに浸っていた時、近くにいた叔母さんが肩を叩いて

「大丈夫かい?」

と、声をかけた。

「お兄さんは死んじまったし、親は二人とも無期懲役…。今はさ、泣いたっていいんじゃない?」


_________そう、今執り行われているのは私の双子の兄、白檻心葉の葬式だった。

そして目の前には彼の遺影。

それを見るたびに、もう彼が帰ってこないということを実感する。

「うっ…うわあぁぁぁぁ」

叔母さんに肩を抱き寄せられ、その時、声をあげて泣いた。



* * *


それから数時間後。

私は庭にいた。
太陽は沈み、月がのぼる。

「…心葉君…。」

満月の月を見上げながら小さく呟いた。

彼の死は、私にとって大きなものだった。
彼の死によって私の心の中には大きな穴が開いた。

(…人前であんな風に泣いたの久々だったなぁ…。)

もう心葉君の死について考えたくなくて先ほど、声をあげて泣いたことを考える。

(最後に泣いたのはいつだっけ。)

と考えようとした時、後ろから足音が聞こえた。

振り返ると、赤い髪の金と赤の私と同じオッドアイの同い年の男の子が立っていた。

(…なんだろう、この感じ。)

一瞬、全身の毛が逆立つのを感じた。

(父様と母様と似た雰因気…。)

「君が、孤咲だね。」

「…あなたは誰?」


これが、過去の人生との決別と新しい人生の始まりだった。

Re: 黒子のバスケ~キセキの世代と姫君~ ( No.3 )
日時: 2012/08/07 21:36
名前: ルリ朱雀& (ID: J/cl5oqb)


初めまして。
 孤咲ちゃんが可愛くて、死にそうなルリ朱雀です…!!

 神文でやばいです!!
 早速、赤司君が出て…。
 てか、赤司君、不法侵入になっているような…?
 庭にいますよね?孤咲ちゃん。
 では、更新頑張って下さい…!!
 

Re: 黒子のバスケ~キセキの世代と姫君~ ( No.4 )
日時: 2012/08/09 20:24
名前: 久遠 (ID: lUcqHz23)

ルリ朱雀様>>

初の書き込みありがとうございます!!

正直、赤司君のキャラが分りません…
キャラ崩れとかがありそうで怖いです…!

でも頑張ります!!

本当にありがとうございます!!

Re: 黒子のバスケ~キセキの世代と姫君~第1Q更新 ( No.5 )
日時: 2012/08/09 21:23
名前: 久遠 (ID: lUcqHz23)

第2Q「それ、あげる。」


「俺さ、妹がいるんだ。」

とある日のこと。
ミーティングルームで白檻心葉と将棋をしていた時だった。

「…なんだい、急に。」

突然、心葉がおかしなことを言い出した。

「いや、さ…。赤司には話しておこうかなって。…頼れる主将だし?」

「なぜ疑問形なんだ?」

「んー…。なんとなく?」

「マネージャーのくせに生意気だね。」

そう言って赤司が一手を打つ。

______そう、彼らの関係は主将とマネージャーなのだ。

「…しかしなぜ、君はマネージャーなんだ?」

「…と、言うと?」

「君は選手向きだと思うのだが。」

「そうかなぁ?僕、今のままで十分だと思うよ。」

「しかしだな、」

「いいんだよ、赤司。」

赤司の言葉を遮るようにしてそう言った心葉。そして少しだけ悲しそうな顔をして、

「…良いんだ。」

と呟いた。


______それが彼との最後の会話だった。





赤司side

「…あなたは誰?」

完全におびえた目をした彼女。
ボクを警戒しているのは明らかだった。

「ボクは赤司。赤司征十朗。君のお兄さん…心葉の同級生さ」

できるだけ優しい声色で、優しい笑みでそう言うが、警戒を解かれることはなかった。

「…そんな人がどうしてここに?」

「葬式に参列したからさ。そしたら君がここにいたから。」

「…そうなんですか。」

ぷつり、と会話が途切れる。
(それもそうか。彼女は…)


「おーい、赤司ー!」

遠くでボクの名前を呼ぶ声がする。
すると、彼女はその場から離れようとした。

「ねぇ、これ。」

離れて行く彼女に声をかける。
そして彼女が振り返ったと同時に一つの箱を投げ渡す。

「…!?」

それを何とかキャッチした彼女は不思議そうな目でボクを見つめる。

「それ、あげる。」

そう言い残してボクはその場を離れた。

* * *

「赤司、おまえどこ行ってたんだよ。」

葬式が終わったと同時に制服を着崩したらしい青峰が不機嫌そうな様子で言った。

「ちょっとね、彼の遺族に挨拶をしに行ってただけさ。」

「あいつに遺族なんていないのだよ。」

すると今度は緑間が眼鏡の縁を押し上げながら冷めた口調で言った。

「緑間の知らない、あいつの遺族さ。」

「…どういうことだ?」

緑間の鋭い目を一瞥して、

「さぁ、学校に帰るぞ。」

1人先に歩き出した。




それが、彼女と僕らの出逢いだった。

Re: 黒子のバスケ~キセキの世代と姫君~第2Q更新 ( No.6 )
日時: 2012/08/19 21:26
名前: 久遠 (ID: lUcqHz23)

突然ですが

こちらのスレッドをロックさせていただくことにしました。

本当にすみません。


Page:1 2