二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- おおかみこどもの雨と雪 —晴の物語— オリキャラ募集!
- 日時: 2012/07/26 20:52
- 名前: 小町 (ID: H6c/o5GF)
初めまして!
小町です。
初めての小説ですが、
がんばりたいです。。。
あ、ちなみに中一の12歳です
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- Re: おおかみこどもの雨と雪 晴の物語 ( No.1 )
- 日時: 2012/07/26 18:34
- 名前: 小町 (ID: H6c/o5GF)
プロローグ
あたしは、人間じゃありません。
あたしは、人間です。
人間であって、人間じゃないのです。
・・・・・・
—おおかみこども—
あたしは
“おおかみこども”なのです。
- Re: おおかみこどもの雨と雪 晴の物語 ( No.2 )
- 日時: 2012/07/26 18:59
- 名前: 小町 (ID: H6c/o5GF)
第1話
「人間よ!」
「狼だ」
あたしはお兄ちゃん—雨の声に身体を震わせた。
すごく・・・・怖くて。
「やる気?」
「やめて、お姉ちゃん!」
あたしの声は届かない。
スッと、二人は姿を変えた。
ガッシャーン、とコップの割れる音。
あたしの目の前にいるのは、人間じゃない。
二匹の狼が戦闘を繰り広げていた。
思わず、耳を押さえた。
やめて・・・・! そんなの、見たくない!
「お母さん!」
お母さんは二人を止めようとしたけど、はじき返されてしまった。
「・・・・二人とも、やめてよ!!」
こんなに大声をあげてるのに、聞いてくれない。
お姉ちゃんの肩には血がにじんでいる。
・・・・おにいちゃんが噛んだんだ。
そのとき、がたっと扉の開く音がして、見ると、お姉ちゃんが風呂場に逃げ込んだ。
そこで、この“戦い”には終止符が討たれた。
何気なく、見たところにあたしは身を凍らせた。
「お、おにい・・・・」
そこにいたのは、人間の姿に戻ったお兄ちゃんだった。
だけど・・・・狼だった。獣の目をしていた。
お兄ちゃんは何も言わず、外へ出て行った。
「・・・・ああ」
あたしはその場にへなへなと座り込んだ。
どうしちゃったっていうの・・・・?
あたしはじっと、奥でお姉ちゃんのすすり泣く声を聞いていた。
- Re: おおかみこどもの雨と雪 晴の物語 ( No.3 )
- 日時: 2012/07/26 20:17
- 名前: 小町 (ID: H6c/o5GF)
ここで主人公、晴の紹介をしますっ
名前 晴(ハル)
年齢 小5の11歳
容姿
肩までの髪をポニーテールにしてます。
花と雪を足して2で割ったような感じの顔立ち。
なかなかの美少女ちゃんです。
性格
真っ直ぐで素直。少し気が強い。
備考
雪と雨の妹。(イコール末っ子です)
狼として生きるか、人間として生きるか悩んでいる。
この子をどうぞよろしくお願いしまーす★
- Re: おおかみこどもの雨と雪 —晴の物語— コメントくださいっ ( No.4 )
- 日時: 2012/07/26 21:07
- 名前: 小町 (ID: H6c/o5GF)
第二話
「お姉ちゃん? 元気?・・・・もちろん! あたしはいっつも元気に決まってんじゃん」
お姉ちゃんは今年の四月から、中学生になった。
でも、一緒には暮らしてない。
よくわからないけど、お母さんが中学は寮に入ることを勧めたの。
「草平くんと仲良くやってる? はいはい、すみませんね! “おませさん”で。で、どうなの? もう、わかったから! 今は聞きません、聞きません。今はね!・・・・ん、元気そうで安心した。じゃあ、またね。たまには会いたいから帰ってきてね? 絶対だよ!」
そう言って、あたしは電話を切った。
それにしても・・・・あっついなぁ。
さんさんと日差しが肌に照りつける。
今思えば、あの、二年前の日が境い目だったんだと思う。
お姉ちゃんは人間として、お兄ちゃんは狼として生きる道を選んだ。
そして、あたしの家族は、一人、姿を消した。
どうして姿を消す必要まであったのか、わからない。
お母さんは言ってた。
『しっかり生きて!』
と。
お兄ちゃんに最後に言った言葉。
どうして、どうして引き止めなかったんだろう。
お兄ちゃんだってお兄ちゃんだ。
狼として生きるにしても、姿くらい見せてくれたって、別に支障はないはず。
そのことを、お母さんに言ったら、
「もうちょっと大人になったらわかるよ」
って言われた。
「みんな、変だよ!」
あたしは声に出してさけんだ。
あたしは、みんなで一緒にいたかった。
なのに・・・・
「・・・・ああっ、遅刻しちゃう!」
お母さんが作ってくれた、明るい赤色のワンピースを風になびかせながら、あたしは山道を駆け下りた。
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