二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 孤独の果てに天才は何を見つけるのか?
- 日時: 2012/09/18 07:04
- 名前: 鈴色 (ID: E4SfFOIY)
ある時、裕福な薯らしをしていた少女がいました。しかし突然両親がいなくなり、家には彼女しかいません。そんな中、家に男達が押し寄せてきて彼女は全てを失いました。そして高校に入学することになった彼女は何を見つけられるのでしょうか
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- Re: 孤独の果てに天才 ( No.1 )
- 日時: 2012/09/19 05:17
- 名前: 鈴色 (ID: E4SfFOIY)
再びこの季節が訪れる。私はこの季節が嫌い。私の住む場所を失い、友達を失い、初めてを失い、未来を想像することができなくなった。生きる意味を考えられなくなった。足元を一歩でも踏み外せば私が私でなくなると言うぐらいまでに
「えーっと、考え中すみませんがアイーシャさんの番ですよ」
「え、あ、はい」
どうやら私は自己紹介の途中に一人考えていたらしい
「アイーシャ・ヘヴン・エルレイズです。確かアメリカから中3の時にこっちに越してきたと思います。ああ、それと私は男子が嫌いなのであまり近づかないでください」
記憶は曖昧になってるのも男子が嫌いなのも確か。全てはあの時から起こった
そして私が男子だらけのクラスに入ってしまったのは振り分け試験の前日に用事ができたから。神様は私にこのルートを歩かせたかったのだろうか。不幸を与えたいのだろうか
「私には、この道を通ること以外、許されないのかな」
騒がしい教室の中で呟いた言葉は誰一人として聞こえていなかった
- Re: 孤独の果てに天才は何を見つけるのか? ( No.2 )
- 日時: 2012/09/19 20:43
- 名前: 鈴色 (ID: E4SfFOIY)
「Fクうス代表の坂本雄ニだ。俺のことは代表なり坂本なり呼んでくれ」
私のあとに自己紹介をしたのは代表の坂本雄ニという人らしい。なんでだろう、男子なのに代表は恐怖を感じない。こんな感じは初めてな気がする
「さて、みんなに聞きたい」
自然と騒がしかったみんなが代表に顔を向ける。みんなが向いたのを見計らったのか窓、畳そして、ちゃぶ台へと視線を移し、ゆっくりとこう告げた
「……この設備に不満はないか?」
『『『大ありじゃぁっ!!』』』
うぅっ、怖いよ…。震えが止まらない。だけど、それを気に男子からは溜まった不満が爆発した
『いくら学費が安いからと言っても、この設備はあんまりだ!改善を要求する!』
『Aクラスだって同じ学費じゃねえか!差がありすぎだ!』
とか言っているけどそれって、頑張って勉強して入れたのだから文句は言えないよ…
「少し落ち着け。これは代表としての提案だがーーー」
私は次に代表が言う台詞は分かりました。というか、これしか浮かび上がりません
「FクラスはAクラスに『試験召喚戦争』を仕かけてみようと思うJ
無謀としか思えない戦争のトリガー(引き金)を引いた
- Re: 孤独の果てに天才は何を見つけるのか? ( No.3 )
- 日時: 2012/09/20 17:48
- 名前: 鈴色 (ID: E4SfFOIY)
『勝てる訳がない』
『これ以上設備が落とされるなんて、まっぴらゴメンだ』
『姫路さん、好きです』
『金髪美女キターーー!!!』
次々と上がる非難の声。それもそうかな。だって無理としか思えないし。その前に、気持ち悪いのが二人いたけど…
「そんなことはない。必ず勝てる。いや、俺が勝たしてみせる」
弱気な眼差しでは無く、強く言った
『何を馬鹿なことを』
『できるわけねえよ』
『何の根拠があるんだ』
「根拠ならあるさ。このクラスには勝てる要素が揃っているからな」
ただでさえザワついていたクラスの声がさらに大きくなる。勝てる要素?確かに姫路さんならいるけど、これだけじゃ勝ちは望めない
「それを今から説明してやる……康太。畳に顔をつけて姫路とアイーシャのスカートの中を覗いてないで前に来い」
「は、はわっ」
「や、やめてっ!近づかないで!」
「……!!(ブンブン)」
また、思い出してしまった…私が男たちに襲われた日のことを。しばらく会話したくないよ……
「おい、だいじょうぶか!?(……康太に気づいてあの反応か。アトピーで調べしてもらうか)」
「……」
ううっ。話しかけないでよ…一人にさせてよ…
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