二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ひとりぼっちのばけものは。〜カゲプロ〜
日時: 2012/10/11 20:30
名前: 基山 ヒカリ ◆TGiN5W4D8c (ID: uqhwXtKf)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?866064

おはようございますこんにちはこんばんわっ!!
そして初めまして!
また来てくださった方ありがとうございます!
えっと、題名からしてわかると思うんですけど…、はい、カゲプロの小説です。
うん。

ルールーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

@とりあえずは最低限のマナーを守って。

@ネチケ守って

@荒しさんはのーせんきゅー

@駄文です

@そんなのたえられませんご主人!って方は逃げましょう。

@キャラ崩壊有

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まあまあ楽しんで行って下さいな!!
…オリキャラでます。

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Re: ひとりぼっちのばけものは。〜カゲプロ〜 ( No.2 )
日時: 2012/10/11 20:42
名前: 基山 ヒカリ ◆TGiN5W4D8c (ID: uqhwXtKf)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?866064

第一話


「好きで一人になったのではない、と。」

ただただ、風が吹くばかりの古ぼけた洋館の前で、ぽつりとつぶやく少女が居た。
黒く、長い髪。
その髪は、足元まで伸びて、和装が似合いそうな少女。
ひらり、ひらりと、その髪が風になびく。

洋館には人の気配はない。
その洋館の周りにも、少女以外の人の気配は—————…
ない。

その洋館は、人々からこう呼ばれていた。
”忘れられた洋館”
と。

かつて、とても権力を持った、偉い人が住んでいたとされる洋館。
だが今は、もうその一族は死んでしまった。
今や何かがでそうなその洋館に一人だけ、彼女は住んでいる。

櫻 セナ。

ひっそりとたたずむ少女の名前だ。
家族はいない。
今、どこにいるかもわからない。
もう、死んでいるかもしれない。
セナは、おばあさんと、小さな民家に住んでいた、平凡な少女だった。

でも、ある日突然、大きな大きな、災害が立て続けにやってきた。
非難する時に、おばあさんとはぐれた。
おばあさんを、セナは探した。
…生きていることが、わかった。

生きていることはわかったものの、そこに行く手段はもう無かった。
なぜか?
遠く、遠くの病院に搬送された。
まだ小さかったセナは、親戚も居ない。
災害に飲まれなかった家。
そこで、暮らしていた。

その日を境に、『目』に異変が起きた。
外に出る。
人と目が合うと、その人がばたりと倒れるのだ。
倒れなくとも、数日後に大きなけがをしたり。
…最悪、亡くなったり。
セナは、追い出された。
『化け物』
『怪物』
『出ていけ』

そして、何年か月日がたち、今に至る。

Re: ひとりぼっちのばけものは。〜カゲプロ〜 ( No.3 )
日時: 2012/10/11 21:01
名前: 基山 ヒカリ ◆TGiN5W4D8c (ID: uqhwXtKf)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?866064

第二話

今でも、世界は私の事を忘れてくれない。
「あいつ、目が合った開いて呪うらしいぜ」
そんな噂が聞こえてくるたび、ずきん。
心が痛む。
こんな能力なんていらない。
あったって、何の得にもならない。

なのに

…誰か、だれか…この、能力を取ってほしい。
奪ってほしい。
せめて、コントロールができるようにしてほしい…。

日々、そんな事を思う。
そんな事を解決してくれる人など、居ないわけで。
もう何年も何年も、人と話したりしていない。
「誰か助けてよ」
なんとなく、そう呟いてみた。
その時。

ガサガサッ!!

洋館を取り囲むようにして生えている、茂みが揺れる。
ここには、野生動物などは、もちろん来ない。
飼い犬や飼い猫だって、こっちに人が近づかないわけだから、来ない。

…だったら何なのだろう。

うーん、とぐるぐる考えていると…。

「ちょっと団長さん!大丈夫なんですか…?」
「大丈夫だ、別に。この洋館に人…は…」
「あれ?キドどうしたの?」


フードパーカー集団が、不法侵入してきた。
落ち葉をフードにたくさんつけて、奥の方で会話をしている。
一番先頭にいる、紫色のパーカーをかぶった人は、私に気が付いたのだろうか。
目が合う前に、私はサッと目をそらす。

「ぎゃあああああああああああああああ!!!」


叫び声が響く。
セナを幽霊か何かかとでも思ったのだろうか。
失礼だな。
そう思いながら、洋館に戻る。
内側から鍵をかけた。
ただでさえ重い扉。
鍵も壊れかけているのだが。

Re: ひとりぼっちのばけものは。〜カゲプロ〜 ( No.4 )
日時: 2012/10/12 16:44
名前: 基山 ヒカリ ◆TGiN5W4D8c (ID: uqhwXtKf)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?866064

第三話

部屋に戻り、救急箱を取り出す。
普段は使うことが少ないのだが…。
パーカー集団が屋敷にまで入ってきて、もし”呪い”をかけてしまったら…。
そう思い、何かメカクシになるようなものがないか探す。

すると、白い包帯が目に入った。
セナは、包帯を目をぐるぐる巻きにするように巻く。
屋敷は、何年も住んでいるのである程度のものの位置はわかる。
結んで立ち上がると、よろよろとしながら玄関に行き、カギを開けた瞬間————

「ぅわああああああああああああああ!?」

玄関の扉を開けた瞬間、人が流れ込んできた…ような、音がした。
しばらくの沈黙が続く。

「……ぎゃああああああああああああああああ!!!」

次に叫び声。
(…本日三回目。)
やっぱりこの人たちは、ココ周辺の住民ではないのだろうか。
ココ周辺の住民であれば、セナが此処に一人で暮らし、
『バケモノ』
そう呼ばれていることも知っているはずだ。

「………ゆ、幽霊さん…こん、にちは〜」
「どちら様ですか」
「うああああ!!!しゃべったっっ!!」

話しかけてきた声がする。
女の子の声だ。
そして、セナがそれにこたえると、セナが幽霊で、しゃべらないと思っていたのか、心底驚いたようだった。

「…幽霊じゃないんですけど…」

(幽霊扱い…。まあ、バケモノよりはましかもしれないけど…なんかなぁ、どっちも嫌なんだよね、なんなの?この失礼極まりない集団。ここら辺の人ではないことは確かだけど。噂を聞いたのかな…)

Re: ひとりぼっちのばけものは。〜カゲプロ〜 ( No.5 )
日時: 2012/10/12 18:04
名前: 基山 ヒカリ ◆TGiN5W4D8c (ID: uqhwXtKf)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?866064

第四話

「…あれ?なんで包帯なんかしてんスか?」

セナの包帯に気が付いた、緑色のパーカーを着た少年がセナに問う。
う"っ…、と、セナは口ごもる。
(…どうする…の?言うの?でも言ったところで、何も変わりやしないし、それに…)

ぐるぐると考え込む。
また、沈黙は訪れた。
セナは沈黙が嫌になり、立ち話をしている事にも同時に気が付いた。

「…あ、あの…えっと、とりあえず…中へどうぞっ…?」

とりあえず、中に入れることにした。
悪い集団ではなさそうだが、なんとなく怪しい。
セナは、パーカー集団を広い広い、ダイニングルームへと招いた。
すぐ横にキッチンがあるのだが、扉で仕切られている。
そこへ入り、お茶の準備をする。
目隠しを取る。
そして、運ぶときに素早く目隠しを付けて、テーブルの上に並べた。

「…えっと、さっきの…包帯の事ですけど…」

長方形のダイニングテーブルに、それぞれが座る。
適当な所に、セナも座った。
しゅる。
音を立てて、包帯が取れる。

「…おかしいんです。まるで…『目を呪う』みたいに…。」

少し震えた声でそう言うと、ネコ目の少年が、にこぉ、と笑いながらセナに言う。
パッと見、純粋そうな笑顔に見えるが、よくよく見て見ると、とても裏がありそうな、人懐っこいような怖いような、そんな笑顔に思えた。

「ふーん、じゃあキミも、『目』の能力を持ってるんだ?」
「えっ…。キミもって……。じゃ、じゃあ…。」
「そ、僕達も持ってるんだ目の能力。」

Re: ひとりぼっちのばけものは。〜カゲプロ〜 ( No.6 )
日時: 2013/02/25 22:42
名前: 仁 (ID: Y2CSopoV)

おぉ!面白い!
続き気になります!

更新頑張ってください!!


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