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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- らくだい魔女と天空の花(6話)
- 日時: 2012/10/22 19:42
- 名前: えんじん (ID: TdsA47Ob)
「・・・ハッ」
突然目が覚めた。
ガバッと起きあがると、チトセとカリンがいた。
「・・・どうだったんだ?」
「そうだよっ!みんなで天空に行かないといけないんだよっ」
「どうやってぇ?」
「えっとねぇ、「天空の花」の花びらを握って念じるんだって!
「天空に行きたい」って」
「・・・本当にいけるのか。そんなんで」
チトセが冷ややかな目線を送ってくる。
でも、そんなの気にしてらんないよっ!
「いいからいいからっ!ほら、チトセも手を合わせなよ」
と、無理やり引っ張って手を合わせた。
「じゃ、念じるよ・・・」
(天空に行って、花びらを元に戻さないと!)
念じるうちに、あたしたちの意識は遠くなっていった——・・・
「・・・フウカ。起きろ」
チトセの声で目が覚めた。
「ここは・・・」
青い空。白い地面。
広がる花畑。
「やったぁ・・・!あたしたち、天空に来たんだ・・・っ」
「いや、カリンがいない」
「え?」
あたりを見回しても、カリンはいない。
「うそ・・・っ!?」
「お〜いっフウカ〜!」
ピランがあたしを呼ぶ。
「ピ、ピラン・・・!どうしよう!?」
「「緑の姫」は、主のもとにいる」
「・・・なんでだ?」
「「青の13王子」か」
「そうだが?」
「・・・グラウディによく似ているな」
「じいちゃんに?」
「いや、何でもない。急ごう」
「そうだよ!」
カリン待っててね!
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