二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- you don't know story 小説
- 日時: 2012/11/12 19:40
- 名前: ソープ (ID: E4SfFOIY)
初めまて・・・失礼。初めまして、ソープだよー
えっとsupercellさんが歌う「君の知らない物語」っていう歌を小説にできるんじゃね?という気持ちでやってます
見てる人が感動できたらなーって思ってます
曲を聞いてみていただいたほうが早いと思いますが、とりあえずがんばーっていきまーす
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- you don't know story 小説 ( No.1 )
- 日時: 2012/11/12 19:57
- 名前: ソープ (ID: E4SfFOIY)
カンカンカンカン
夕暮れに近づくなか私、星井彩華は彼氏の望月空と手を繋いで電車が過ぎるのを待っていた
「なあ、彩華」
空が待っている時に口を開いた。なんだろ?
「今日さ、星を見に行かねぇか?」
「はい?どしたの急に」
突拍子に星を見に行こうなんて言われた。頭大丈夫かな?
「いや、さ。だって今日七夕だろ?一番星がきれいにみえるじゃん」
「まあ、確かに。けどさ、どこに行くの?」
空はうーんと唸るばかり。考えてなかったんだね
「それは、着いてからのお楽しみ・・・かな」
「わかったよ。じゃあ、家で待ってるからね」
こうして、星空を見に行くことになった
- you don't know story 小説 ( No.2 )
- 日時: 2012/11/13 21:11
- 名前: ソープ (ID: E4SfFOIY)
私は家の前で待っていた。お母さんにはちゃんと伝えたし、父さんは会社の都合で残業らしい。ホント残念!
待ってると、チリンチリンとベルを鳴らして自転車がこちらに来ていた
「ゴメン!遅れた!」
「いいよ、別に今家出たとこだし」
「そっか・・・。じゃ、後ろに乗って」
「うん」
自転車の荷台に腰を降ろして、空の腰に手をまわした
「んじゃ、しっかりまわしておけよ」
空はペダルを踏み込み、夕暮れの町へと漕いでいった
「夜空を見るなんていつ以来かなー」
街灯が灯されていない道で私は呟く
「そんなに?ま、今日みれるからいいじゃん」
「そうだね。たまにはいいこと言うじゃん」
「失礼だな。ハハハ」
「冗談だってばぁ」
こうした談話が暗い道でも明るくしてくれる。やっぱり、空は一緒にいて楽しいや
- you don't know story 小説 ( No.3 )
- 日時: 2012/11/15 22:58
- 名前: ソープ (ID: E4SfFOIY)
「着いたぜ」
真っ暗な空に街灯が少し光っている駐輪場に止まった。ということは近くに公園でもあるのかな
「ここって、どこ?」
「星空公園。ほら、俺たちの名前についてるじゃんか。『星』と『空』がさ」
「もしかして、それだけで選んだ?」
確かに、名前にはついてるよ。星井の星と望月空の空。でも、それだけで選んでないよねー
「ここってさ、星が一番綺麗に見えるんだ。だからこの芝生に寝っころがって空をみてみて」
「うわぁ!綺麗だね!」
真っ暗な闇から見上げた。星は散りばめられていた、なんて言う。だけど、私はこの時、星は降っているようにも見えた
- you don't know story 小説 ( No.4 )
- 日時: 2012/11/17 20:20
- 名前: ソープ (ID: E4SfFOIY)
私は元々地味だった。成績も普通。何か得意なことはと聞かれたら、裁縫ぐらいなもの。
空は成績、部活ともに優秀。所属していた弱小テニス部を全国まで引っ張ってきたキャプテンでもあり、何でもござれな人。とにかく、私と違い人望が厚かった
「あの、星井さん。ちょっといいすか?」
この時、空は私に話しかけてきた。これが今の原点だったのかもしれない、と今でも思う。だけど、この時の私は軽い扱いをされているとしか思えなかった
「星井さんのことが好きです!つき合ってください!」
告白。だけど私は断った。クラスの中でも地味な私がつりあわない。私は憧れていただけなのに。それに、男子な遊びでからかってやったんだと思っていた
「分かりました」
それだけを言うと、グループの中に戻る。女子のほうからは、地味な子とつりあうわけないよねー、ウケるー、とかわざと聞こえる声で言われ、男子からも同様に言われた。けど、空の表情は違って、曇っていたような気もした。私は一つの考えにたどり着いた。
空は本当に私のことが好きなんじゃないか
と思った。それからは意識するようになっていき、私も次第に空を好きになっていた
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