二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ポケスペ第1章】 足跡 【本日5回目】 ( No.11 )
日時: 2010/01/13 13:17
名前: むつき ◆LW1MLyeKg. (ID: eCrj8qey)
参照: ホワイト視点 後半youっぽいです

第10話【 オツキミ山、そして同じころに 】

時は過ぎてお月見山洞くつ内。
私とレッド、そしてカスミの3人で洞くつの中を歩いていた。
が……暗いため、レッドのピカチュウと私のカチュで明るくして歩いていた。

……少々ピカチュウはつーんとしているが。

3人で喋りながら歩いていると、レッドが何かにぶつかった。
レッドは岩にぶつかったと言っているが、岩に見えなくもない物体がなんだか違和感があった。
あ、シャレじゃないよ。

「!! レッド! それは岩じゃなくて……!!」

ポケモンの……サイホーン。
サイホーンは思い切り私たちを睨みつけてくる。
すると今度はそのトレーナーらしき人が現れた。

忍びのような服……だけど見たことがある。
胸の赤いRのマーク、黒ずくめで、集団がその人の周りに集まってくる。

この人……ロケット団員!?
しかも……幹部か何か? ……ロケット団の下っ端が集まると言うことは。

「おまえら、ロケット団だな!」
「ホウ、我らの名前を知っているとは……何者だ?」

その幹部っぽい忍びっぽい忍者っぽい……もう忍者でいいや。忍者は私たちをギロッと睨みつける。

そしてレッドが勝負のたいせいに入る。ピカチュウと共に。

レッド……負けないで!
そして…………頑張って……!!


—グリーン視点—

ライトブルー……かつてオレの弟のような存在だった。
いきなり現れ、そして気がついたらいなくなっていた……。

ライト……。
今、どこで、何をしているんだろうか?
この空の続く場所にいるのか?
……そして、いつものように笑顔でいるのだろうか……。

……それだけを願い続ける。

それにしても……ブラックはどうして奴を……?
……電話番号聞いたし、連絡してみるか……。


「もしもし……」
≪グリーン? どうしたんだ?≫
「お前に聞きたいことがある」

電話ごしなので、相手からはオレの顔が見えないだろうが、もし、この場にいたら相手を……ブラックを、睨みつけていただろう。

「……なぜおまえはライトブルーを……ライトの存在を知っている?」
≪……グリーン。誰にも伝えないと約束するなら教えてやる≫
「……分かった」

オレは少し冷や汗を流した。

……かつてオレは幼い頃、とある場所で修業を受けていた。
そして長い長い修行が終わった後、しばらくして、いきなりオレの前に現れたのは……。

ボロボロの服。あちこちから血を流している少年が家の前で倒れていた。
……ほっとけない状態であった。

それが、オレとライトの出会いだった。