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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.590 )
- 日時: 2010/04/10 21:45
- 名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: HnQQx7lG)
- 参照: ワタシハ、ナニヲモテメテルノカナ。ヌクモリ?? ソレトモ……
*+第百九十二話+*[唖李栖視点]
竜崎先生に、輪廻を呼んでくるように頼まれたのは本当。
まぁ、直ぐに見つかるなんて思わなかったけど。
竜崎先生は、そんなに“急がなくて良い”って言ってた。
だから、僕は特に気にも留めなかったんだ。
“アイツ”が居るのを知ってから、少し足を止めたけど。
ニコッと笑うのは輪廻。
少し戸惑っている“裕太”。
おい、半ば頬が赤いぞ。裕太。
まぁ、ちゃんとその場は立ち去った。
だけど、
ある、部屋の前を通ったときだった。
裕太の声がしたんだ。
輪廻の声も。
僕は、そこに立ち止まっていた。
何故か、恐怖心が沸いてきて。
「俺は、お前のこと—————————————————————————」
思っていたことを言われた。
邪魔するつもりなんてなかったけど。
体が動いてた。
「あ、輪廻。探したよ。竜崎先生が話しあるって。あれ、裕太も居たの??」
僕きょっとんと言う表情をすると、輪廻に笑いかける。
「わかった。今、行くね。じゃぁ、裕太。またね」
輪廻は軽く手を振ると、その部屋から出て行った。
僕は、裕太の方を向くと、ニコッと笑う。
これは、僕のほんの少しの優しさだよ??
それと、大きい“嫉妬”。
どうせ、僕たちはアメリカに行っちゃうんだから。
輪廻が苦しむだけだろ??
僕は、そんな姿、見たくない———————————————————。
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