二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: とんがりボウシと魔法の365にち〜メロディ魔法学校の日々!〜 ( No.105 )
日時: 2010/07/24 21:58
名前: 楓蘭 ◆sS3IIIdY12 (ID: TfzvQp12)
参照: ここからいつものソプラノ目線です

「仕方ない、商店街に行ってみよう」

そういってあたしは部屋から出た。

すると・・・・

「あれっ、郵便ねこ!あたしになんか電報来てるの?」

「だにゃ〜!内容は・・・『ソプラノ、すぐ恋人岬に来てくれ。
 待ってる オリオン』だにゃ〜」

「??おりおん?そんな奴知り合いにいたっけ?」

不思議に思ったが、どうせ退屈なんだから言ってみる事にした。

★恋人岬★

「えっと・・・・あ、あの人かな?オリオンって人」

あたしは鐘の下で一人の少年を見つけた。

その少年は誰かを待っているような様子だ。

きっとこの少年がオリオンだろう。

すると少年がこっちの存在に気がついたのがくるっと振り返った。

「(・・・!ドキッ///)」

少年のサラッとした輝く銀髪からのぞく瞳は長い睫毛で縁取られていて、

その瞳は少し青色がかかったような澄んだ瞳をしている。

そして形の良い唇に透き通るような白い肌。

まるで物語の世界から出てきたような感じがする美少年だ。

しかし、この雰囲気はいままでに感じたことがあるような気がする。

「(う〜ん、このカンジは・・・・・・・・・っ!
  そうだ、ゼウス!)」

そうあの大神ゼウス、別の名を牡羊座のアリーズ。

彼も相当な美少年であった。

「(あれ?でもあのゼウスと同じ雰囲気ってことは・・・・
 この人も神様!?)」

振り返った少年はこっちに向かってニコッと笑いかけた。

「(ドキッ//)あ、貴方がオリオン?」

「そうだよ・・・・僕の名はオリオン。・・・キミは・・・・ソプラノだったね」

「そ、そうだけど・・・・?」

「・・・・キミに頼みがあるんだ」

「え?た、頼み?」

あたしがそう聞き返すと、オリオンは少し間を空けて再び喋りだした。

「僕に・・・ついてきてほしい所があるんだ・・・」

「え・・・?ついてきてほしいって・・・・・
 そこってどこなの?」

「・・・・・エナルト島・・・・別名デス・スターダスト海」

「で、です・すたーだすとかい?」

「星の墓場だ・・・・・」

「星の・・・・・墓場!?なにそれ!?」

あたしは聞いた事のないような名前に驚いた。

「ていうかそんな所に行ってどうするの?それとなんであたしも一緒じゃないと
 ダメなの?一人で行けばいいじゃん。」

「・・・・・星神界の掟で、星神と契約している魔法使いと一緒じゃないと
 ゲートを通れないんだ・・・・」

「せ、星神?と契約?あたしそんなのしてないけど・・・」

すると少年はあたしのポケット(というか鞄?)を指差した。

「そこに・・・・・ゼウスから受け取った皇帝の杖が入っているだろう」

「あ、うん・・・・」

あたしは、どうしてそのことを知っているんだ?と疑問に思いながらも頷いた。

「そのゼウス・・・・星神を呼ぶこのとできる杖が証拠さ」

「こ、これが・・・?」

「星神とは黄道十二星座をつかさどる神の事さ。
 星神と契約するにはその星神が認めないと契約できないんだ」

「み、認める?」

「そう、その魔法使いが契約を守れるかどうか。
 守れないと、最悪の場合その星神が消される事になるからね・・・・」

・・・・!そ、そんなすごいことをあたしは・・・・

「星神は相手を認めたら自分を呼ぶ杖を渡すんだ。
 それがその「皇帝の杖」だ」

へぇえ〜・・・・

「まあ、契約の説明はこれでいいかな・・・・・
 僕は星神タウロス。で、僕についてきてくれる?」

「え・・・・・?あ、あ、う、うん・・・・」

ニコ「じゃあ早速行こう。僕の手を離さないでね」

「え・・・・」

オリオンはいきなりあたしの手をつかむと・・・・

「エナルト島よ、我の願いに従い、ゲートを開け・・・!」

こんな呪文を唱えたかと思うと・・・・

スッ

「え?・・・・エぇえええエエ!!?」

なんと崖からあたしを道連れにして飛び降りたのだ!

「ソプラノ大丈夫だよ、こうすればちゃんとエナルト島にたどりつくから!」ニコッ

「いやいやいやいやいやー!!ニコッじゃない!」

あたしの悲鳴が響く中、あたしたちは海へと落ちていった・・・・

〜〜〜〜

続く!