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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA、リレー小説「総大将は女子高生!」 ( No.113 )
- 日時: 2010/07/03 07:41
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 8keOW9sU)
- 参照: http://yaplog.jp/000331/
るりぃ>燕視点進めるよ☆
第二十二話〜姿〜
ドゴォン………———。
燕「——!!」
武田の道場に入ろうとしていた不破軍と燕は道場の音にざわつく。
何かの罠か…いや、この感じは違うかもな……———。
燕は気配を感じて冷静になり指示を出す。
燕「いつき、お前らはここで待機していろ!…俺は一人で潜入する」
い「燕、一人じゃ駄目だよ!危ねぇだ!」
いつきはオロオロとして言う。
燕は少し間を開けたが、いつきに向けて——笑った。
燕「大丈夫だよ、俺は。彩葉を取り戻すまでは死なない」
い「燕…」
泣きそうな顔のいつきの頭をナデナデする。
少し穏やかな顔をした後、一丁の鉄砲と新しく手に入った武器を装備して忍んで行った。
門番の人数はかなり少なく手ずれ的にはまぁ不破軍がここの門番の人数よりも優に超えるだろう。
燕「…彩葉」
燕を呟いた。
心強いパートナーだからのか傍にいてほしいと思ってしまう。
フルフルと頭を横に振った。
自分は……もう、兵器じゃないんだ…———。
自分の異名を言われたあの日から、自分はただの兵器だった。
心も何もないただの……——人形のように。
だけど、彩葉と会ってから何もかもガラリと変わった。
最初は愛想笑いだったが、今じゃ思いっきり笑える。
一つ深呼吸をして潜入しようとしたその時………———。
?「敵に背を向けるなんて、本意ではないけどね…」
馬に乗った女の姿を見た。
その女を見ると懐かしいような感じだったがその前にその女の後ろに目をやった。
燕「——彩葉!」
どうやら助けられたようらしいのだが、傷が付いている。
燕は何も考えず、ただその馬を追った。
普通の武将なら馬など追えないのだが、燕は馬に乗らず走る。
実は燕、元は——忍の家系に生まれた者なのだ。
燕「彩葉っ…!」
無我夢中に走って走って…走りまくった。
つづく…
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