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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 風皇子と虹乙女【イナズマイレブン】 ( No.84 )
- 日時: 2010/05/31 18:39
- 名前: 空紅 ◆.cU92yuIQo (ID: nFJQXShR)
第九話「試練の戦い」
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
ピーーーッ・・・。
試合開始のホイッスルが鳴り響く。
「さぁ、始まりましたスカイパレス戦!実況はわたくし
角馬 圭太!豪炎寺から吹雪のパスでキックオフです!」
角馬の実況を聞きながら、吹雪が走る。
その前に翻った・・・赤い髪。
「あのさ、あたしFWだけど万能だからね?」
不満そうに呟いたあと、フレイの瞳が光る。
「悪く思わないでね。バーナー・・・イリュージョン!」
高く掲げたフレイの腕に、炎が絡み付く。
フレイがにやっ、と笑った。
「・・・行けっ!」
「うわあああっ」
吹雪は吹っ飛ばされ、フレイは軽やかに上がって行く。
「おおっと!吹雪が吹き飛ばされた!」
「はいよーっ、キャ・プ・テン!」
余裕でDFをかわしながらフレイはパスを出した。
アイリスが上がって来る。
「行かせない!」
「無駄だ、風丸。」
立ち塞がった風丸をキッと睨みつけ、アイリスは言った。
「今のお前に、私は止められない。やっと復讐できるのだから!」
「っ!絶対、行かせない!」
風丸が行く手を阻む。
アイリスはすっと目を細め、大きくジャンプした。
「ならば・・・風丸ごとシュートする。」
冷酷な光を瞳にたたえ、アイリスは叫んだ。
「食らえ!プリズム・プラネッ『やめて・・・』!?」
いきなりアイリスの声は遮られた。
アイリスは着地し、辺りを見回す。
「誰だ!?」
『やめて・・・やめてよ、お姉ちゃん・・・!』
淡い輝きを放つその人は。
「夢・・・!?」
風丸が、絶句した。
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