二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 俺はマフィアの11代目っ? ( No.36 )
- 日時: 2010/05/03 12:02
- 名前: 瑠璃 (ID: 6aNk3HTl)
*+第三章*+
今日は土曜日。部活はあるが、学校は休み。
・・・の、はずだった。
「ファァ・・。」
夜琉は目を覚ますと、その場で大きな背伸びをする。
『ちゃおっす』
「・・・・・・・・。」
夜琉は、しばらくそのまま放心状態のままだった。
『おい、何回言わせる気だ。いい加減起きろ』
ドカッ!
目の前に現れた赤ん坊は、夜琉を右手で殴った。
「・・・ったいな・・・。」
『!?』
赤ん坊は、夜琉が飛んで行かなかったのに、かなりビックリしている。
『おまえ、結構鍛えているみたいだな。』
「・・・ねえ、君はなんなの・・・?
俺に何のようなわけ・・・?」
迷惑そうに聞く夜琉。
『なんだ、見なかったのか。あの手紙を・・。』
赤ん坊が指さす先には、昨日の手紙。
「・・・みたけど。・・でも、君が例の家庭教師じゃないでしょ・・?」
『俺を甘く見るな。俺はマフィア界最強のヒットマン、リボーンだ」
「・・・・・は?」
ポカーンと、口を開いたまま夜琉は言った。
「そんなわけないじゃん。
・・・それより、俺は家庭教師なんていらないよ。」
そう、言うと夜琉はキッチンへと歩いた。
『単刀直入にいうぞ。
おまえは、マフィアの11代目候補だ。』
リボーンは、夜琉に教えるが夜琉は全く気にしていない。
「・・・俺はマフィアなんて知らないよ。」
言い捨てると、夜琉は焼けたパンを口にくわえた。
「じゃ、俺は学校に用があるんだ。
じゃあね。小さい家庭教師さん。」
夜琉は、部屋を出た。
『見込みあり・・だな。』
リボーンはそうつぶやくと、同じように家を出た。
__学校___
「あー・・・・。俺って・・トラブルメーカー・・?」
夜琉が校門に入ろうとすると、
「ちょ、ちょ、ちょっとぉぉ!!!
リデル、待って!!!」
「ほらほら、走らなくちゃ間に合わないよー^^」
向こうから、2人組がこっちに走ってくる。
「・・・・嫌な予感・・・・。」
その予感は的中し・・・
ドッカンッッ!!
2人組が夜琉にぶつかった。
「・・・・・いたた・・。」
頭をさすりながら呟く夜琉。
「す・・、すみませんっ!!!
この子が後ろから押してきたもので・・・」
1人はボーイッシュな女の子。
「人のせいにしないの!!!」
もう1人はなんか綺麗な女の子。
「いいよ・・。別に俺、こういうの慣れてるし。
トラブルメーカーだし。」
夜琉は、自分がトラブルメーカーということを自覚したようだった。