二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: いけめん!(銀魂) ( No.68 )
日時: 2010/05/28 21:08
名前: ポテト (ID: MvDA3keJ)

第11話

カタリ。

小さな音が鳴った。


時は数刻前。

新選組監察、山崎退はある任務を受けていた。


「・・・・麻薬、ですか」

「あぁ。詳しいことは書類見ろ」

「はい・・・・。


ところで、紗江ちゃん見ませんでした?」

「・・・何でだ?」

一瞬、副長の顔に焦りが見えた。

「どうかしたんですか?」

「・・・・総悟に殺されたんじゃね?」

「・・・はぁ?」

「やっぱ何でもねぇ!俺は知らねーからな!!ほら、さっさと行け!!」

叩っ切るぞ!!、と刀を抜かれた。
やべぇマジだ。

「は、はいよっ!!」

そのままさっさと任務に向かって・・・うん、此処までは何時も通りだったんだ。

・・・何で・・・・

「何で紗江ちゃん居んだよォォオオオ!!」

しかも何か変なオッサン隣に居るし!!
思いっきり巻き込まれてるし!!

屋根裏の埃っぽい板をバシバシ叩きながら心の中でツッコむ。



とりあえず副長に連絡を、と通信機に触れた瞬間、バキィッと嫌な音が響き・・・・

「ギャァァァアアアアアア!!!」


落ちた。



 * * *

「・・・・。」

「・・・・。」

何が悲しくて股間に水滴らせたオッサンと仲良く拉致られて柱に縛りつけられなきゃいけないのだろうか。

「お嬢ちゃん、声に出てる。あと水風船股間にぶつけてきたのもお嬢ちゃん。」

「あらま、つい本音が」

再び沈黙。


「ざっけんじゃねーぞォォオオ!!何で逃げなかったんだよアホたれ!!!オッサンせっかくカッコつけたのに台無しだっつーの!!!」

「こっちのセリフだハゲェェエエエ!!何がカッコつけただァ!!ただ単に説明しただけじゃねーか!!てかマジで殺されんじゃね?ウチ死んじゃうんじゃね?!」

「骨は埋めてやる」

「アンタも道連れじゃァァアアア!!!」

暴れすぎて柱がミシミシ鳴る。

「「誰か、ヘルプミィィィイイイイイ!!!」」


ドゴォッ

派手な音と共に何かが降って来た。

「「「うぎゃァァアアアアアアア!!!」」」

盛大にハモる。




そして、願いが通じたのか否か。

上から降ってきたのは、


新選組監察、「ジミーッ?!!」

「・・・そこでジミーは酷くね?」

だった。