二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〜鏡音リンレンでオリジナル〜コメ下さい! ( No.79 )
- 日時: 2010/05/26 13:45
- 名前: 燈玖黐(ひくり) (ID: dHuJp/ow)
第2章
「レン!出来たよ!」
勢いよく、レンの部屋に入ってくる。リン。
「は、早いな。」
「えへへ、はりきっちゃった」
リンは、テヘッと言いながら舌を少しだけだした。
「へぇ〜。どんな詩?」
「んじゃあ、レン。ピアノ弾いて」
「分かった」
レンは、この前と同じ曲を弾いてくれた。
リンは、その曲に合わせ。歌い始めた。
ねぇ、この唄は、二人がずっと一緒にいる唄。
ずっと、笑っていられる。唄。
そんな気持ちを込めて。歌ったの。
「良い詩だな。リンに合ってる」
ニコッとレンが、笑う。
「ありがとう、レン!そう言ってくれると作ったかいがあったよ!」
リンも、にっこり笑った。
この二人は、ずっと笑顔でいられますように——。
この日々が壊れない事を願ってた。
だけど、そんな日々永遠には続かなかった。
「あ、もう一回歌ってあげようか——」
バタン。
「リン!?」
リンは、ゆっくり倒れてしまった。
レンが、近付くと。
口から、血を吐いていた。
「リン!?リン!?おい!」
「ん、ここは?」
リンは、周りを見た。リンの部屋だった。
その時、手に暖かさを感じたリンは、手をみるとレンがリンの手を握ってた。
「レン。ごめんねっ!」
リンは、レンの手を握って。涙を流し始めた。
レンは、それに気付いて。起きた。
「リン?どうしたんだよ」
「私、血を吐いたのこれが最初じゃないの。でも、レンに心配させたくなくてっ!」
リンは、涙を拭きながらそう言った。
「なんで!言わなかったんだよ!」
レンは、大きな声で怒鳴った。
「だって!だってレンと笑っていたかった!だから、! 」
「心配させるなよ。無理しないでくれよ。俺たちはいつだって二人で一つだろ?」
レンは、リンを抱きしめながら言った。
リンは、そっと微笑んで。
「うん、そうだね。」
いつだって、一緒だもんね。
「あ、雪が降ってる。」
レンは、窓の外を見ながら言った。
「あ!本当だ!ねっ!行こうよ!」
「駄目に決まってるだろ!さっき血を吐いたんだから!」
レンは、怒りながら言った。
「いいでしょ!私は、少し内臓が足りないだけだもん!雪降ったんだから!遊ばないと損だもん!」
リンは、頬を膨らませて言った。
「……少しだけだからな?」
「やったーー!!ありがとう!レン!」
リンは、レンに思いきって抱きついた。
「いいから!早く行くぞ!」
「はーい!」
君の声。大好きだよ。
君の笑顔、大好きだよ。
全部、全部、愛しい。
だから、笑っててくれ。歌ってくれ。
でも、離れないでくれ。
怖かったんだ。血を吐いた君を見て。
居なくなるんじゃないかって……。
それが、怖いんだ。
だから、どこにもいかないでくれ。
いくなら、俺も付いてく。
迎えにもいく。ずっと二人が良いんだ。