二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.996 )
日時: 2010/12/27 12:29
名前: 薔薇結晶 (ID: JbVqO821)

第64話 「ロゼ」



ヘンク「申し訳ございません、ガルシルド様。」
ガルシルド「で、どのデータが盗まれたのだ?」
ヘンク「兵器のデータは全てです。そして…『プロジェクトⅩ』のデータも…。」
ガルシルド「何!?本当か!!」
ヘンク「はい…。」
ガルシルド「『プロジェクトⅩ』のデータは…、まずいな…。」

??「大丈夫です。」

そこに現れた、1人の女性。
そして彼女はこう言った。

??「『標的Ⅹ』については、解析不能プログラムをかけ、5重のパスワードを解かなければならないように施しました。」
ガルシルド「そうか!ならば安心だ。」




優峰財閥

牡丹「雛罌粟ーっ!」
鬼百合「雛罌粟なら居ないぞ。」
牡丹「何で?」
鬼百合「旦那様が直々に樹璃亜様の護衛を命じられたらしいから。」
牡丹「そっか、任務なんだな。」
鬼百合「あぁ。あ〜あ!アタシも久々に任務行きたいなーっ!」
牡丹「要するに今お前暇人なんだな。」





ガルシルド「で、ロゼ。」
ロゼ「は、何でしょう。」

女性の名はロゼと言うらしい。
ロゼはガルシルドの呼びかけに答える。

ガルシルド「あの作戦の決行日は、FFIの決勝戦の日にしようと思うのだ。」
ロゼ「…何故です?」
ガルシルド「いいではないか…。あの『     』が世界の舞台で幕を閉じるのだから。」
ロゼ「…大衆の目に晒したいのですか?」
ガルシルド「それもある。だが、ザ・キングダムが優勝を飾る日。それが私にとってはとても良いという事だ。」
ロゼ「しかし、ザ・キングダムが絶対に優勝するわけではありません。」
ガルシルド「フッ、優勝しなければならんのだ。選手達には、家族の事がかかっているのだからな。」
ロゼ「…確かに、それは負けられませんね。前言を撤回致します。」

と、ワインを注ぎながら言うロゼ。

ガルシルド「…カベルネか。」
ロゼ「さすが、お分かりになるんですね。」

カベルネとはワインの種類の事。
ワインは産地やブドウの品種により値段が相当違う。

ロゼ「イタリア産の最高級品です。どうぞ、お召しになってください。」
ガルシルド「うむ。」

ワインを一口、口に含み、ロゼを呼ぶ。

ガルシルド「ロゼ。」
ロゼ「何でしょう。ワインがお口に合いませんでしたか?」
ガルシルド「いいや、『Ⅹ』の話だ。」
ロゼ「…。」
ガルシルド「『標的Ⅹ』の暗殺の役。お前に任せようと思う。」
ロゼ「!!」
ガルシルド「どうだ、この話、乗るか?ロゼ。いや…ローレン。」
ローレン「ふふふ…それは乗らせていただきますよ…、お父様。」

「このローレン・ベイハン。いえ…優峰雛罌粟。『     』を、暗殺いたします。」



第64話 終わり