二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 薄桜鬼【タイトルはそのうち決めます】 ( No.60 )
日時: 2010/11/08 18:00
名前: 奈絡 ◆nMFqOF/qCM (ID: 3rAN7p/m)
参照: http://俺の名はロックオン・ストラトス

「で、何してたんだ?てめえら」
俺と沖田は、土方の部屋で二人そろって説教をされていた。
 あれ?何でいきなり土方に説教されてんの?とか思う方はいることでしょう。
 というわけで、時間をさかのぼります!!
——————————————————
「死ねぇ!沖田ぁ!!!」
      ドカッ!
架那は、そう叫びながら沖田に切りかかった。
「あっはは。怪我が治ってないのに元気だねぇ。君は」
沖田は、そう言って架那の攻撃を正面から受け止めた。
「くっ——うわっ!」
架那は沖田に力負けをして、数メートルうしろに飛んでいった。
「でも、僕と戦って、傷口が開いても知らないよ?やめとくなら今のうちだと思うよ。架那ちゃん?」
架那が体勢を立て直そうとしている時に沖田が言った。
「あ〜。その件に関してはご心配なく、俺はお前になんか負けないからさ」
体勢を立て直した架那は沖田に向き合い、軽い口調でそう言った。
「……………ふ〜ん。じゃあ、ここからは君の怪我の事なんて一切考えずに戦うとする………よ!」
沖田は、そう言い終えると同時に架那に猛スピードで向かってきた。
「何!?」
      架那、絶体絶命のピンチ!
と、思いきやそこに
「おい!てめぇら!何してやがる!」
目には見えない恐ろしいオーラを体から滲み出している土方が道場に乗り込んできた。
     で、そこで試合は強制終了!
———————————————————
こんな感じで現在に至ります(笑)←何が!?
「で、総司だろ?こいつを道場に連れ出したのは」
土方は沖田を睨みながら言った。
「そうですけど……僕はこの子が怪我しててずっと寝てるなんて暇で仕方ないんじゃないかって思って連れ出してあげたんですけど……」
それを聞いた土方は沖田を怒鳴りつけた。
「てめぇは何、考えてやがる!!暇だからって道場で怪我人と試合なんてやっていいもんじゃねぇだろ!こいつの傷口が開いたらどうすんだ!!」
「でも、この子はやる気満々で道場に来たんだけどなぁ」
沖田は小声で呟いた。
しかし、土方は沖田のその呟きを聞き逃さなかった。
「架那。お前、もしかして自分から道場に行ったのか?」
俺はいきなり話をふられたのでかなり驚いたが、なるべく、その驚きを出さないようにして、土方に向き合った。
 やばい、やばい……話聞いてなかったなんてことがばれたら間違いなく起こられるもんな……
「えぇっと。そ、それは……ですね…あ、それよりも土方さんは俺を探してたんじゃないんですか?」
「何か聞きたいことでも?」
俺はその件について深く探られると間違いなく俺も怒られるので話を変えた。
俺のその言葉で土方は本題を思い出したのか、小声で「あぁ」と呟き、俺に質問した。
「あの夜、何があったんだ?」
単純だった。何が起こった?ただそれだけの質問だった。
 なのに、それを説明するには時間がかなりかかるんだよなぁ……はぁ〜
 仕方ない。説明するか
      ——————説明中——————
「なるほど。その風間千景という男は何者かは分かるか?」
俺は、そう尋ねられたがわからないので首を横に振った。
風間のことを思い出すと、なぜかむかついてきた。
 あの野郎、今度会ったら絶対ぶん殴ってやる!!
そんなことを思っていると土方が話を切り上げた。
「わかった。任務、ご苦労だったな。まぁ、お前が無事でよかったよ。しばらく傷が癒えるまでは大人しくしとけよ。」
そう言って、土方は部屋から出て行った。
 なんか、今、土方にしてはやけに優しい表情だったな。
何でだろ?…………
 まぁ、いいか!
架那は分からないことを考えても仕方がないと思い、考えるのをやめ、部屋に戻ろうと立ち上がった。
そして、扉のほうに行こうと思って、歩き出したら足元に熟睡している沖田が転がっていた。
 このヤロウッ!
何故かその顔を見ると無性にムカついてきたので俺は沖田を蹴飛ばして、部屋を出た。
部屋を出る直前、「ひどいなぁ」という沖田の声が聞こえたが俺はそれを無視し、部屋を出た。

弐の五・完!