二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ〜双子の運命〜コメください! ( No.284 )
日時: 2010/11/18 17:00
名前: レモンティー (ID: an.s4YRU)

まぁ五条が好きな人も居るだろうけど、不正投票は駄目だな。
じゃあ更新

40話 少女・ルシェ
〜歩雨〜

最近、みょうに背中がぞっとする。
振り向くが誰も居ない。

今日もまた、そのような事で何度も振り向く。

歩「居ないか・・・。」

後ろを見ながら歩いてると、誰かにぶつかってしまった。

?「きゃ!」

女の子が倒れていた。
私のせいだ・・・。

歩「大丈夫?」
?「大丈夫。お姉ちゃんは?」
歩「・・・!」

少女の目は私を見ていない。
まさか、目が・・・。

?「お姉ちゃん?」
歩「あ、ごめんね。大丈夫。」
ル「私、ルシェ!」
歩「私は歩雨。」
ル「じゃあふーお姉ちゃんだ!」

少女は笑顔で私の手を繋ぐ。
小さい手でぎゅっと握ってくる。

ル「ふーお姉ちゃん!私今度、目の手術をするの!サッカーの上手なお兄ちゃん達がサッカーの試合を見せてくれるんだ!楽しみ〜!」

歩「そっか、よかったね。」

目が見えてないルシェだが、人一倍瞳をキラキラさせていた。
私も小さい頃はこんな顔してたっけ・・・。

歩「お姉ちゃん、サッカー大好きなんだよ。」
ル「じゃあルシェの目が良くなったら一緒にやろうね!」
歩「そうだね・・・。」

はしゃいでるルシェのポッケから、1枚の紙が落ちた。

歩「ルシェちゃん、見てもいい?」
ル「いいよ!」

紙を開くと、誰かが書いた手紙だった。

ル「それね、おじさんからなの!手術も受けられたのも、おじさんのおかげなんだ!」
歩「おじさん、優しいんだね。」
ル「うん!おじさんとサッカーの事いっぱい話したい!」

空は赤色に染まっていた。
そろそろ帰らなくては・・・またあいつに殺される。

歩「じゃあお姉ちゃん帰るね。1人で大丈夫?」
ル「うん!お兄ちゃん達が向かえに来てくれるから。」
歩「そっか、じゃあバイバイ。」
ル「バイバイ!」



お兄ちゃん達か・・・。

もうライオコット島に着いたんだな。



 ヒデ、ルカ。



40話終わり