二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 第2弾!!どうぶつの森ホヒンダ村だより —迷える子羊達— ( No.52 )
日時: 2011/01/28 17:27
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: yMcAY8PJ)

19話[ *—ひみつ村パーティ 前編—* ]


そんなわけで(どんなわけだろう)、今は部屋で出かける準備の最中。

しっかし、あれから幽霊騒動どうしたのかなぁ?
まぁ、でも気にしてる時間もないかぁ…。


「シェルー、ジェーンー、準備終わったー?」

「うん、終わったよ」

「あたしも(多分)終わったよ」

「そっか、じゃあシェルを置いて行こうか」

「うん、そうだね」

「えっ、何、何で!!!??」

「多分じゃ危うい。ちゃんと確認してからならいいよ」

「わ、わかったよぉ…」


とゆーわけで(どうゆうわけ)数分後、シェルが戻ってきた。

確認、終わったのかなー。


「確認したの?」

「いえす」

「じゃあ行こう!」

「おー!」


なんやかんやでひみつ村へ出発。
でも、ひみつ村ってここから近いのかな…?

そんな不安を募らせつつも、ワクワクと好奇心が勝り、そんな不安は吹き飛んでしまった。

早く、着かないかな…………


————数十分後、バスはひみつ村に到着したようで、
ジェーンがうとうとしてた(らしい)あたしたちを起こし、バスを降りた。

どんな、村なのかな—————…?


「わっ…!!」


最初に声をあげたのは、あたしだった。

何故なら、この村が素晴らし過ぎるからだ。

ただ、花を何本も埋めればいい、という感じじゃなくて、
ちゃんと花の色ごとに、どんな風に置けばいいか、どのくらいの本数を埋めればいいか…それが、計算したかのように、素晴らしかった。
村の果樹の位置、本数、実の場所…全部、キレイすぎた。

まるで、どこかの芸術的な絵の中に放り込まれた気分。
それくらい、この村がキレイだった…。


「…さよりんっ?」

「っと、アンタは…、」

「ゆうかだよ、ちゃんと覚えときなよっ!

 で、隣にいる男の子は? 朝、いなかったよね?」

「あ、僕はジェーン。ヨロシク!」

「ヨロシクねー。

 …と、3人とも、来てくれてありがとうっ!」

「ううん、あたしこそ…こんな素敵な村に呼んでくれてありがとうっ!」

「そ、そんなことないよっ!」


否定はしていたけど、本当にキレイだと思う。

あたしがそう思っていたら、
この村の他のメンバーがやって来た。


「ゆうちゃーんっ、もう、勝手にどっか行かないでよー!」

「あれ、さよりんとシェル…と他に…?」

「僕はジェーン。多分僕の姉が迷惑をかけると思いますが、ヨロシクお願いします」

「なっ、何だとくぉのやろぉぉぉ!!!!!」


突如、シェルがジェーンに喰らいつく。

ジェーンは美味しくないよ…きっと。


「3人とも、来てくれてありがとう。

 主催者兼ひみつ村のオーナーが役に立たないから…まぁ、その辺に座っててくれる?

 今、椅子用意するねっ!」

「!!!?? 役立たず!!!??(ショック)」

「ははは…。まぁ、そんなこともあるよ。」


適当にシェルが慰める。

ってゆーか、オーナーが役に立たなくて大丈夫なのかなぁ…?
あたしの村は…役立ってるよ、うん(第三者目線スルー?)


「はい、椅子! あんまりキレイじゃないかもだけど、座って?」


そう言って、オーナーの代わりにつばめが差し出した椅子に座る。

何か…言葉にできないけど…
すごく、自然な座り心地だなぁ…


「すっごい座り心地いいね、これ…

 ひみつ村ってすばらすぃ…」

「そう? そう思ってくれるのは嬉しいわね」


そして、だんだん他のお客さんが集まったところで…、

パーティ、開始!


19話☆終