二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ドラえもん△真実と偽り▲ドラえもん失踪編〜のびたと謎の失踪〜 ( No.190 )
- 日時: 2010/12/30 11:45
- 名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: v/i8ZIg5)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
総集編第6話『罪なき流浪人』パート1
「お風呂入っていいー?」
と訊いているのは、以上なほど風呂が好きな藤原静香である。
「あー気持ちよかった。」
風呂をあがったしずかは自分の部屋へ戻った。
しずかの部屋は壁がピンク色できれいにかたずいている。
いかにも女の子の部屋って感じだ。
「ふう」
「何をしようかしら」
しずかは退屈していた。
このごろのび太達が外にいないからである。
「何かすごいこと起こらないかなぁ」
しずかがそうつぶやいた瞬間、棚の方からカタカタと音が鳴った。
「何?何なの?!…まさか…」
しずかは感じていた。
まさか本当に何かが起ころうとしていることを。
その音の正体はクマの人形だった。
人形がブルブル震えていたのである。
「…中に何かはいっているのかしら」
そう思い、しずかは人形のチャックを開けた。
その瞬間、人形の中から一閃の光が放たれた。
「きゃっ!」
しずかは思わず人形を投げた。
床に転げ落ちた人形はさらに光り輝き、そのあまりのまぶしさに一瞬何も見えなくなった。
しずかが目を開けた時、そこにはある一つの影が見えていた。
「…ドラちゃん?」
しずかがそう言ったのも無理もない。
あまりのまぶしさに一瞬目が見えなくなっていたからである。
体型はドラえもんそのものであった。
しばらくして、その生き物を見てみると色がピンク色のドラえもんだった。
「誰?」
しずかがおそるおそる訊いた。
「……空子」
しばらくして空子が言った。
「空子ちゃん?」
空子がうなずいた。
「…何があったの?」
「………」
空子は何も言わなかった。
「多分あなたドラちゃんといっしょのロボットね」
「!?」
空子が驚いた。
「ドラちゃんって…あなた22世紀のロボットをしっているの?」
「う…うん」
「そっか…」
「名前はなんていうの?」
「えっ私?しずかよ」
「いやあなたの事じゃないわよ!…まあいいわ覚えておく」
しずかがムスっとした。
「そのドラちゃんって人、名前はなんなの」
「…ドラえもんよ!」
しずかは少し怒っていた。
「えっドラえもん!?」
「…! 知っているの?!」
「ええ知っているわ」
「ドジドラちゃんね」
「ドジドラ?!」
しずかは少し笑った。