二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスター 黒の雷・白の炎 ( No.14 )
日時: 2010/11/03 14:03
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: ZyN2DGA0)

第二章 〜冒険・序編〜

「いってきます!」
ハルトはカノコタウンに別れを告げ、元気よく町を飛び出した。
桜の舞う、一番道路。旅に出るハルトを歓迎しているかのようだ。
「俺はもう一人じゃないんだ!ポケモンがいるんだ!」
桜吹雪に後押しされながら、ハルトは気の向くままに行きたい所へ向かう。
「そういえば、ポケモンたくさんゲットしたいけど、どこにいるんだろ…ん?」
ドドドドド…地響きがする。横を振り向くと—
尻尾を逆立てた茶色の体、目は赤色のポケモンが群れで走ってくる。
「うわっ!危ねっ!」
間一髪で飛びのいた。もの凄い数だ。勢いに驚き、しばらくハルトはぼーっとしていた。
「…あービックリした。今のは…ミネズミ、見張りポケモンか。ん?」
次に見つけたのは犬のようなベージュ色のポケモン。
だが、不利と察したのか、茂みに隠れ、逃げていってしまった。
「今のは、ヨーテリー、子犬ポケモンかあ…。ポケモンゲット、難しいなあ…。」
気を落とすが、自分を奮い立たせ、気を取り直し、歩き出す。
しばらく歩くと、少し遠くに建物が見えてきた。
その時だ。ハルトの目に入ったのは鳥ポケモン。灰色をベースとした色の鳩のようなポケモンが、前にいる。
「あれは…マメパト、小鳩ポケモンか…よし、三度目の正直だ。出て来い、ミジュマル。」
驚かさないように、静かにミジュマルを出す。
「ミジュマル、あのマメパトに水鉄砲だ。」
ミジュマルはマメパトに向けて水を放った。
マメパトに命中し、マメパトは一瞬訳の分からなさそうな表情を見せたが、すぐに状況を理解し、目の前の敵を見つける。
一直線にミジュマルへ突進する。でんこうせっかだ。
「ミジュマル、迎え撃て!もう一回みずでっぽう!」
水がマメパトを迎撃した。ダメージはあるはずだ。
「よし、行け、モンスターボール!」
ハルトがボールを投げる。マメパトに当たり、ボールに入った。ボールは点滅しながら揺れる。止まったらゲット成功だ。
だが、突然ボールが開き、マメパトは再び出てきた。
そして羽を羽ばたき、衝撃波を放った。エアカッターだ。
「ミジュマル、避けろ!くそ、まだダメージが足りないか…」
避けたミジュマルにマメパトが再び突進してくる。
「チャンス!ミジュマル、必殺のシェルブレード!」
ホタチが、突進してくるマメパトを捕らえた。しかも急所に命中したようだ。ばたりと地面に落ちた。
「今度こそ!モンスターボール!」
再びマメパトがボールに入り、点滅する。そして…

…カチッ。

点滅が止まった。初の、ポケモンゲットだ。
「よっしゃあ!マメパトゲットだ!」

To Be Continued…