二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 天駆ける十二星座ポケモン 第三章終了 ( No.117 )
日時: 2010/12/19 12:16
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: mwHMOji8)
参照: ポケモンのアレンジ曲(を聴くこと)にはまっておりますw

あらすじ
インドの中立区域へやって来た秀夜たち。
そこで出会ったのは、チャンピオンの津和吹 大悟だった。
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「うわあ! 本物のチャンピオンだあ!」
由衣はすっかり大興奮だ。他の皆も突然のチャンピオン登場に驚いている。
「で、でも何で大悟さんが?」
秀夜が訊くと、大悟は
「それよりむしろ、柊君、君たちこそ逆にどうして外国までやってきたんだい?」
不思議そうに聞き返してきた。当たり前か。
秀夜は、十二星座ポケモンについて、今は二つを攻略した事、次は乙女座攻略に向かうことを話した。
「なるほど…十二星座ポケモンか…。そんな神話があったとはね…」
大悟は興味深そうな表情をした。
「それより、大悟さんがどうしてここにいるのか教えて下さいよ?」
秀夜が訊く。
「そうだね、次は僕の番だね。実は、世界を守るために動いているのは君たちだけじゃないんだ。各地のジムリーダー、四天王、チャンピオンも密かに活動しているんだよ」
「えっ? そうなんですか?」
知らなかった。てっきり、皆あきらめていると思っていた。
大悟の話は続く。
「この町のとある店は、僕たちの情報交換所でね。僕はそこに用があって来たって訳さ」
秀夜は改めて実感した。自分たちのほかにも、世界を防ぐために頑張っている人たちがいるのだ。
大悟が思いついたように口を開く。
「ところで、伝説のポケモンが見られるとなると、僕は乙女座だけでもついていきたいんだけど、いいかな?」
秀夜にとって、思いがけないチャンスだった。チャンピオンがいれば、安全に活動できる。
「は、はい! 是非お願いします!」
秀夜は返事し、乙女座攻略戦で仲間に大悟が加わる事を伝えた。
皆の歓声はすごいものだった。
『よろしくお願いします、大悟さん!』
五人が一斉に言った。偶然にも重なった。
大悟はにっこりと笑う。

「さて、この町で色々旅に役立つものを買いたいんだが、集団で歩くと色々不便なので、二人ずつ組んで別行動にしたい」
秀夜のこの提案で、別行動でいくことになった。英語が話せるのは秀夜、斬人、綾、そして大悟だった。
秀夜は平治と(京よりしっかりしているから)、綾は京と(余りで)、大悟は由衣と(由衣がすっかり大悟になついてしまった為)に分かれた。斬人は一人でも大丈夫だと言ったので一人だ。
「集合場所は…この広場の中央でいいな。時間は七時まで。夕飯もどっかで済ませとけ。じゃ、解散!」

七時。
秀夜と平治が一番最初に戻ってきた。傷薬など、役立つものを買った。
続いて、綾と京が戻ってきた。色々な食材を持っていた。
直後に斬人が戻ってきた。日当たりの良い場所でずっと寝ていたそうだ。
最後に、はしゃぐ由衣と、疲れきった様子の大悟が戻ってきた。どうやら由衣の活発さについていけなかったようだ。
「さて…大悟さん、大丈夫ですか?」
秀夜が訊く。
「…ああ。ただこの子の活発さには参ったよ…」
気の毒に。秀夜は思った。由衣になつかれたら終わりだ。
「さて、皆。今日はホテルが近くにあるので、久々に屋内で寝られるぞ!」
秀夜が皆に告げると、もの凄い歓声が起こった。何しろB・S団から逃げ始めてから、ずっと野宿だったのだ。
「じゃあ、明日は乙女座へ向かうぞ!」
「おおーっ!」

続く
あれ?ダイゴってツワブキ社長の孫だよね?