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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀/魂】夜兎の恋【神威】 ( No.9 )
- 日時: 2010/12/02 21:26
- 名前: 祁兎. ◆mHqJ7otKZM (ID: Dfaev/X/)
- 参照: http://__________________
◆( 03 )
オレンジ色の髪の人が近づいてくる。
何故だか寒気がして背筋がぞっとした。
ゆっくりとわたしに触れようと手を出す—
「 いやっ! 」
わたしはその手を振り払った。
あまりにも突然の出来事だったので吃驚した。
そして阿伏兎さんの腕にしがみついた。
「 …ふふ、面白い。やっぱりこうでなくちゃ強い子は産めないからね 」
期待できるよ、とその男の人は笑ってる。
…この人、先刻からにこにこしているのね
「 …なぁ、先刻から思ってたんだが、お前さんたち何か…似てんな 」
阿伏兎さんが意味深にわたしたちを眺める。
似てると言われれば似てる。髪に瞳まで
「 その髪にその瞳 」
阿伏兎さんに指摘された。
わたしは自分の髪を手で掬って見てみた。
そして同じ髪と瞳の人を見ると瞳が合ってしまった
「 うん、そうだね似てるよ。…でもその子の髪は長くて綺麗だネ 」
綺麗。そう言われると少し照れてしまう。
そしてわたしの髪を男の人が触れる。
「 綺麗、だね 」
掬った髪に優しく唇が触れ微笑んだ。
次第にわたしの顔は真っ赤になった。
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