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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【遊戯王5D‘s】 護〜チームラグナロク〜 ( No.39 )
- 日時: 2010/12/25 20:31
- 名前: 氷結界の小説家 (ID: 8kUUPb.W)
- 参照: http://www.veoh.com/
第八話 「橋の対価」
モーメントの光がどんどん強くなっていく。
「いくぞ!虹の橋 ビフレスト!!」
オーディンが右手を振り上げる。
それと同時に光の道がアーククレイドルまで伸びていく。
しばらくすると、それは緩やかな曲線を描く巨大な架け橋へと姿を変えた。
「よし・・・ここからだ。皆、遊星達を無事に送り届けるまで耐えるんだ!」
「おう!」「ああ。」「分かったわ!」
バチッ・・・
刹那、四人の体に衝撃がはしった。
「!?」
「これは・・・ッ」
架け橋を架け続けるための対価──体への物理的な負担がかかり始めたのだ。
四人それぞれがその衝撃に耐えなければならない。
「皆・・・っ、大丈夫か・・・?」
ブレイブが少し笑って答える。
「へへっ・・・こんくらい・・・っっ」
その笑みとは対照的に、かなりの負担がかかっているようだ。
「・・・カミュはっ・・・?」
「大丈夫です・・・・・・ッッ!!」
皆の体を容赦無く電流が駆け抜ける。
むろん、それは『人間』だけにかかっているものでは無かった。
バリーンッッ
大きな音をたてて、Dホイールのモニターが割れていく。
「くそっ・・・!!」
「こっちもか・・・」
ハラルドの額から一筋の血が流れ落ちる。
「・・・これまでか。」
「カミュ、力の発動を止めるんだ。」
ハラルドが後ろを向いて、言う。・・・が、カミュからの返答は無かった。
「カミュ・・・?」
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