二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray−man 羅針盤の戦士 ( No.17 )
日時: 2010/12/18 22:15
名前: ぐるり (ID: uRjlitq/)

【第1夜】− 鐘の音 −


 

 「エルリエ隊長、急ぎましょう」
 「わかってる」

 アクマの残骸を踏みつけながら、足をすすめる探索班の2人。

 「明日にはエクソシスト達も来るから…それまでにここを…」

 エルリエと呼ばれた女はそう呟いた。

—その時だった。






 バアアアアアアアアアアンン!!!!!!!!









 白い億数もの閃光が早朝のまだ暗い空を照らしていた。
 エルリエは、大きな声で叫んでいた。




「「「大:結界装置(オーバータリズマン)をつないで!!」」」

 「はい!!!」

エルリエの命令で、結界装置をつなげ街全体を包囲した。


 キンッキンキン!!!!!!!!!!!!!



閃光は全て吸収され、街を守り続けていた。
 
静かな街で、幾度もおこる閃光。


それが、この街の奇怪。


(ここには、まだ人がいる…守らないと…)


必死だった。



一介のエクソシストして



教団にいたが




探索班で、アクマの実態を探るために自分から入った




壮絶だった




皆、命がけで




平和のために散った



枯葉のように




咲いていた笑顔が




引きちぎられた




だからこそ




少しでも





咲いていてほしかったから…





屍でできた平和なんて欲しくないから…





  どうか…


生き延びて…生きて…また笑って