二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 箱庭村での生活(ポケモン+ホラー+おい森) ( No.13 )
日時: 2011/01/28 20:37
名前: ピクミン ◆xr/5N93ZIY (ID: YDf5ZSPn)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

第七話 手紙

僕は朝、すぐに起きた。冬の朝は寒くて起きるのが辛かったが、
早朝に起きれば住人達にも会うこともない。夜は寒すぎるし
もし人目のつかないところで襲われてしまえば僕はすぐに
消えてしまうだろう……。日課のメッセージボトルを海へ
流した。もちろん内容は「助けて」や「情報を交換したい」だ。
全てに僕の村のコードを書いておいた。どうだろう……
だけど、実際にはメッセージボトルなんて届いてこない。そもそも
海には特殊な結界が貼ってあるようで、先に行くことが出来ない。
 その時だった。僕は我が目を疑った。

——ザザ……ザ……。海の音と一緒に何かが流れてきた。
あれは……メッセージボトル!! 流れてきたのだ!!
なかなか砂の場所まで届かないじれったさを堪えた。来た!
僕はさっそく手にとって呼んでみた。

「あなたのおてがみありがとう! わたしもこのむらにはあやしい
ところがあるとおもいます。わたしのむらのコードは「0000ー
23-11」です。とどいていますように……」

僕は踊りたかった。ようやく人間とメッセージがとれた。
とにかく、ウィンディの役所へ駆けだした。途中で転んだ。
ウィンディに事情を話した。コードさえ知り合っていれば登録して
いつでも遊びに行けるらしい。

「んじゃ……行くらしい」

——門が開いた。