〜緤菜〜大蛇に足止めの言霊を私は唱える。言霊によって大蛇は足を止める。大蛇が動きを止めたと同時に幼い少年の声が響き渡った。「オンアビラウンキャンシャラクタン!」幼い少年のそばに人ではないものの影が三つ。私は警戒を顕にする。大蛇は突如現れた幼い少年と三つの人ではない者によって倒された。…倒れる大蛇を無視して私達は問いかける。「あなたたちは、誰」「私達の邪魔を、しないで」冷たく言い放つ。それに対して少年たちも口にする。「お前たちは何者だ」