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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 少年陰陽師*双月恋妖絵巻* ( No.7 )
- 日時: 2011/03/12 18:08
- 名前: 翡翠&勾菜 (ID: 3NNM32wR)
- 参照: http://www.kakiko.cc/bbs3/index.cgi?mode
翡翠へ…勝手に書くから続きよろしく!
麗菜・緤菜
「お前たちは何ものだ。」
そう私達に聞いてきたのは紅い髪の長身の男。
「名乗らぬものに名乗る名を私達は持ち合わせてはいない。」
「私達のことが知りたければ、そちらから名乗りなさい。」
そう言い放つと次はまだ年端もいかな少年が口を開く。
「…俺は、安倍昌浩。」
それを聞いたときに私達の脳裏にはある人物が浮かんでいた。
そして、この少年の素性も、周りの人外の者たちの正体にも私達は気がついた。
その人物は——稀代の大陰陽師、安倍晴明。
そして、目の前に立つ少年はまだ力を目覚めさせて間もない晴明の後継——安倍昌浩。もとい、あの晴明の孫である。
周りにいるのはきっと、晴明の式神である十二神将。
「私は、緋月麗菜。…まさか、安部のものだったなんて…」
「私は、緋月緤菜。計算外ね。」
そんなやり取りを繰り返すと、剣呑に目を眇めた黒髪の女性が口を開く。
「貴様たちの目的は何だ。」
「まだ、教えることはできない。」
「そうね、まだ…」
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