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第二話　「嘘の友情」




カナ「野村カナです。よろしくおねがいします」

私、今日からこの学校で生活するんだー
めっちゃキレイだなぁ

先生「じゃあ、一番後ろに座って」
カナ「は、はい」

ガタン

私は窓際の席だった。
窓から木やデパートなどが見える。






先生「今日は、これで終わりだ」
皆「ありがとうございましたー」

皆廊下を出て外へと遊びに行く。

まい「ねぇ、私は大野まいっていうんだけど…学校案内してあげよっか？」
カナ「あ、はい」
千春「私は、一村千春」
陽子「私の名前は、朝霧陽子よ」
カナ「えと、まいさんと千春さんと陽子さん…ですね！」
まい「さん付けしなくていいよ」
カナ「じゃあ、何て…」
陽子「呼び捨てでいいよ」
カナ「わ…わかりました」

よかった、友達が出来た！







まい「カナー、体育だよー」
カナ「えっ」

最悪だー、一番嫌いな科目なのに

千春「サッカーだって」
先生「よーい、初め！」

がんばらなきゃ！

まい「カナ！」
カナ「えっ？」

ボールがこっちにきたぁ！

バシッ

カナ「痛っ！！」
まい「もうっ！ちゃんとやってよ」

そんな事言われても…。






まい「なんでボール取ってくれなかったの？」
カナ「だって私…体育が———」
千春「言い訳しないでよ、弱虫！」
陽子「行こ」
カナ「あっ待って」
まい「来ないで」

私は、トイレでずっと泣いていた。









次の日

カナ「きゃぁぁぁああ！！」