二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ 魔法使い物語【筆&剣&オリキャラ募集中!】 ( No.221 )
- 日時: 2011/01/22 22:11
- 名前: カエル ◆tr.t4dJfuU (ID: MMm5P7cR)
筆魔法使い物語
第12話 「【紫翠隊】の本部」
ジュリアちゃんに花札を教えてもらった。
思っていたよりずっと面白くて楽しかった。
【日本国】は面白いがたくさんあるのね。
「あ!そうだ、久しぶりに【紫翠隊】の皆に会いに行かない?」
フッと皆の事が頭を過ったからそう言うと
「いいですね!」
とフィディオが嬉しそうに言った。
本当に嬉しそうだからついつい笑ってしまった。
フィディオは本当に会いたそうだけど私はちょっといろいろな理由があって会いたいの。
「じゃあ行きましょう。」
そう言ってジュリアちゃんが立ち上がる。
それにつられるように皆が立ち上がった。
私は近くにいた城の者に
「少々出かけてくる。」
と言っておいた。
【紫翠隊】
機密任務を遂行する部隊。
その本部は街の喫茶店なのである。
もちろん喫茶店は仮の姿で本当は【紫翠隊】の本部。
街の者もあまり知らない秘密。
喫茶店としてはおいしいと有名だけどね。
その店の名は【白鳥座】
いろいろな国のお茶、お菓子があるお店。
私のお気に入りの店。
ドアを開けると
カランカランと言う音がする。
「いらっしゃいませ!……ってジュリア!?氷歌ちゃんも!」
そう言ったのはサクラちゃん。
この喫茶店の店主であり、【紫翠隊】の副隊長。
「任務終わったの?」
「ええ。」
「だったら連絡ちょうだいよ!迎えに行ったのに!」
「ごめん。いろいろあって……」
「熊の事?あ!氷歌ちゃん大丈夫なの!?熊に襲われたって……」
「大丈夫。ジュリアちゃんたちが助けてくれたから。」
本当に助かったわ。
「そう!よかった!!」
「きゃあ!!」
油断しているとサクラちゃんに抱きつかれてしまった。
相変わらずの抱きつき癖。
「サクラ。姫様困ってる。」
淡々とジュリアちゃんが言った。
「あ!ごめん氷歌ちゃん!」
そう言ってサクラちゃんが私から離れる。
「大丈夫よ。」
よくやられるから馴れてる。
「あ!何か飲んでいく?」
「うん。いつもの頂戴。」
そう言って席に座る。
皆も席につく。
円堂君たちはテーブルに、ジュリアちゃんたちはカウンターに私もカウンターに座った。
少ししてから紅茶が出てきた。
私が好きなリゼ。
異国のお茶で結構珍しいの。
「姫様はいつもそれですね。」
マークは私が紅茶を飲むのを見ながら言った。
「おいしいんだもの。」
ニコッと笑いながらそう言う。
「姫様。本当に皆に会いたいからここに来たんですか?」
風丸君がそう言った。
図星。どうしましょう。
風丸君はそう言うのにすぐ気付く。
だから少し困る。
「ばれてたみたいね。」
そう言って紅茶をカウンターに置く。
「本当は【紫翠隊】の皆に話があったの。【近衛隊】にもね。」
話。大事な話。
「話となんですか?」
豪炎寺君が聞く。
「……ジュリアちゃん。」
「はい。」
淡々とした返事が返ってくる。
「【筆栄国】の事、話してくれない?」
「……分かりました。」
ジュリアちゃんは淡々とそう言った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
意味不ですね。すみません。
【筆栄国】はフエイコクと読みます。